ひさびさにやろうと思います、遊び場○番特集。その1では、4つのうち2つ現存(厳密にいえばそのうち1つも不確定)、という成果でした。
今回は、西荻窪・荻窪近辺の遊び場を探す旅です。
西荻窪駅の北口に降り立つと、行く頻度が低いためか、いつも何かが変わってしまっている気がします。
今回はずっと以前によく行っていた、パチンコ・ニューゴールデンが解体されてしまっています。。
ほかにも無くなってしまったお店があれこれあるのですが、変わらない店も。
ひごもんず(ここだって昔からあるわけじゃないけど)のラーメンで、腹ごしらえ。ふつうのラーメンとかなり近い値段でマルトクラーメンが食べられたので、マルトクにしました。桂花に近い味で、安定したおいしさです。
さて、遊び場を探し始めます。
住宅街に入って、ふらふらしていると、「有田焼の店 すずき」というお店がぽつねんとありました。商店街沿いじゃなくって、完全に住宅街の中にありますw 良い味出してるなぁ・・・
ううむ・・・恥ずかしながら知りませんでした。こんな渋いところがあったのか。
ここらへんが、 遊び場4番 があるはずの場所ですが、ありませんでした。
うろうろしていると公園に出たので お! と思ったけれど、残念、西荻中央公園でした。
ちなみに、遊び場4番があったらしきブロックの向かいは、わたしがかなり通っていた、おいしいおいしい焼き菓子屋さんがあった処でした。その名を「がちまい家」と言います・・・。この写真の場所に、ありました。
って、リンクでも貼れないかとがちまい家の情報を探していたら、なんといつのまにやら、レシピ本が出ているではないですか!!いまかなり興奮しています!なぜなら、通っていた当時、これは自分では再現できないほどおいしいなあ~、と思って、店主さんにレシピを教えてくれないかと一度聞いたことがあって(もちろんダメもとです)、断られていたので、その願いが数年越しで叶ったことになるのです!!! これは買わなければ。市川実日子が常連だったって書いてあるけど、一度も会ったことないなあ。。
なんでもおいしかったですが、特にサブレとショートブレッドがおいしかったです。
中央公園の向かいにある、喫茶店「物豆奇」は外装がきれいになっていました。
遊び場4番がなかったので、すこし悲しいスタートとなりました。
つぎの目的地へと向かいます。途中、井荻公園がありました。恥ずかしながら、ここも来たことがありません。
崖を挟んで上下とも公園になっていて、崖を利用してこういう親水ゾーンや滑り台がつくられています。なかなか魅力的。
崖下をのぞく。
とくに水は浸み出していませんでしたw
さて、つぎの目的地は遊び場25番です。遊び場25番は4ブロックにまたがっているような表記だったんですが、、、どこにもありません。
ここらへんにあったはず、な、写真。新しい家がいっぱい建ってました。
うーん、西荻の遊び場は、なくなっちゃているみたいです。仕方がないので、荻窪へ移動します。善福寺川が作った谷を、下って行きましょう。
ちなみに、遊び場4番跡と、遊び場25番跡、どちらも、川のふんいきはありませんでした。成り立ちについてもうちょっと調べたいところです、、、
ところが、遊び場25番跡の近くの、この鉄板の下で、ごうごうと大きな水音がしました。
なんだったんだろう?ここは・・・。荻窪中学校の向かいです。
善福寺川を渡ります。ちょうど、湧水があるという原寺分橋のところだったので、湧水を見ようとしたら、うぬぬ、工事中でした。
というか、”善福寺川の川底を工事”と書いてあって、その川底というのがまさに湧水のあたり。湧水ポイントを更に護ってくれるのでしょうか。。。しかし、湧いてるとこ見られなくって残念。
それから、工事している所の左手に見える護岸に神田川みたいなサイボーグ地点があり、灰色のゴムのれんがダバダバしていました。丁度近くに小学校&中学校があるのでプールの排水かと思いきや、プールは川の反対側のようなので、このサイボーグが何なのか、わからないままです。
とりあえず青梅街道へ出ます。
この写真の右半分のエリアに、かつて池があったそうです。
その背後は、用水路が走っていました。千川用水から取水して、青梅街道を流れていた用水路。それを取水して井草川へと向かっていく流れです。この池の水も注いでいたのでしょう。
その、池のあったブロックには、いまは秀の湯という銭湯があります。
ちなみに、秀の湯の向かいにあったなぞのお店がかなりいい味出してました。古めの洋食屋さんっぽいのですが、定食がすべてワンコイン、でいて、表のメニューには無いのに「つぼやきの店」と書いてある謎具合。(常連さんらしき人が出てこられたので、びびって写真撮れませんでした;;)
秀の湯に戻ると、秀の湯自体はじつにふつうの、町の銭湯といった感じです。ところが、
でーん。
まさかの駐車場持ちww
しかも、11台くらい止まれちゃうんです。この杉並の住宅地で、どんだけの人が、車でこの銭湯にくるのでしょうか。夜も見てみたい気がします。
少し行くと、勤労福祉会館の裏に、ミニダムがありました。
さらにここには、荻窪の荻が植えてあります。説明板によれば、
荻窪の地名の由来にもなったオギは、善福寺川流域に多く生えていました。しかし、都市化による開発などによって、今では区内でも珍しい植物になってしまいました。
とのこと・・・、ちなみに、
オギとススキの見分け方:ススキの小穂(しょうすい)には、ノギというひも状の突起が付いている/ススキは一か所から何本も茎が生えてくるが、オギは一本ずつ
だそうです。
脇にはビオトープ的なものが。かえるの卵でしょうか、うねうねありますね。
一瞬、じゅんさいかと思いました(本気
つぎなる遊び場、43番はここらへんにありました。
手持ちの地図によれば、この駐車場よりむしろ、写真左側の家のあたりがかつて緑地っぽくなっているので、そこが遊び場だったように見えます。
右側に見える車止めは、さきほどの青梅街道から来た用水路の暗渠のものです。遊び場43番は、水路沿いだったのですね。
・・・しかし、いまのところ3連続で遊び場がありません。その1と合わせるなら、遊び場を探し出してからは5連続で、失われた遊び場跡ばかり見せられていることになります。
つぎなる遊び場86番は、広そうだし地図上でも緑色なので、期待がふくらみます。荻窪の住宅地をてくてく歩いていると、まるで井伏鱒二の頃にタイムスリップしたかのような、広くてふるくて立派な、農家のつくりのお宅がありました。
さらに歩き、、目指す土地を見てみると、、、ヤッター、公園がある!
・・・しかし、そこはもはや遊び場86番では、ありませんでした。新町鳥居先公園、と書かれた、新し目の看板が立っていました。
改名したようです。こういう、より立派に生まれ変わるケースもあるのですね。遊んでいる子どももいっぱいいて、今回のさんぽでは初の生き残りです。・・・遊び場の名残があることを、素直によろこべばいいのかもしれませんが、遊び場を探している身としては、なんだか複雑。
ちなみに、遊び場86番あらため新町鳥居先公園は、情報のうえでは川沿いではありません。しかし、さきほどの用水路のうちひとつの流れの延長線上に位置するので、水路沿いである可能性はまだありそうです←のちのち調べます~
最後に、荻窪駅前をパシャリ。
鳥もとがあった場所、去年まで大勢の人が、昼酒をたのしんでいた場所。ごちゃごちゃした昭和のにおいのする場所。。今はこんなふうになっています。
遊び場特集、第2弾のレポートでした。ここまで、訪れた遊び場(跡)はこれで8つ。現存2、消失5、生まれ変わり1、という結果です。川との関係は、あり5、あるかもしれない1、なさそう2(うち1は要検討)、でした。
今後も探していこうと思います。
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