9 その他

その他のこと

ふたつの展示とひとつのトーク、など

またもお知らせの更新ですみません。
11月、以下の3つの暗渠イベントをおこないます。
ひとつひとつ、その企画に導いてくださった方がいらして、本当にありがたいこと。まだ準備中の身なので、とにかくがんばって準備したいと思います。
11/1
高円寺フェス内の「道草のススメ」というトークイベントで、杉並暗渠のお話をしてきます。マンホール、古道、境界のあの方々と、はなさんとともに。
初心者むけ、としたので、いつものネチネチは封印。「杉並の暗渠」を紹介したいと思います。
午前中、境界協会とのコラボフィールドワークもあります。いずれも無料、どうぞよろしくお願いします。

11/3 - 11/23
西荻窪タスカフェさんにて、西荻北暗渠博物館という展示をおこないます。トロールの森というアートイベントの一環です。
下水道写真家白汚さんのお力も借り、また、博物館らしく様々なセクションに分けました。「西荻北」ですから、こんどは松庵川ではない暗渠がターゲットです。期間中、暗渠サインパウンドケーキや谷戸カレーの販売も予定しています。

11/5-8
阿佐ヶ谷南にあるぶらっとりー阿佐ヶ谷という場所をお借りし、阿佐ヶ谷暗渠迷路という展示をおこないます。こちらは阿佐ヶ谷にある桃園川支流本流についての展示です。すぎなみアートさんぽの1企画。


11月はさんぽにもよい季節。杉並に、暗渠目当てに遊びに来てみませんか~。

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暗渠マニアック!刊行のお知らせ

わたしの興味の幅は、たいへんにせまいのです。

縄文海進、とか、江戸の町づくり、など時代が遠いものは、考えようとしてもぼうっとしてしまいます。
常に低い谷筋を歩いていたくって、台地上を歩くと眠くなってくることがあります。上水だって暗渠の仲間ですが、、、

それから、本業ではこれが専門と標榜できる領域があるけれど、暗渠に関連するような学問については、つねに素人です。地形や地質、あるいは歴史のことも。恥ずかしいほど知らないことばかり。

けれど、興味を抱いた事柄については、猛烈な熱量でかかわるときがあります。

そんな偏りの大きなわたしですが、わたしらしく書いていいと、声をかけてくれた方がありました。こんなにありがたいことはありません。しかし、常に一人遊びをしているだけ、みたいな自分。わたしらしく、だけど、ある程度多くの人に伝わるようなかたちにするには、どうしたらよいのだろう?

あれこれ考え、でてきたのが今回の形です。共著者の高山さんは、わたしの視点では物足りないと思われる部分を、ちょうど補うアプローチとファン層をもっていました。同じテーマに対し異なる書き方をするので、並べてみるとなんだかおもしろいのです。高山さんに書いていただけて、本当によかったと思っています。

勿論、たくさんのかたがたに目一杯お世話になってこの本ができたことは、いうまでもありません。
柏書房の山田智子さん。この本を産み出してくれたかたです。やさしく柔らかな雰囲気を持ちながらも、校了まえの過酷な時期に粘り強く、最後まで丁寧にお仕事をしてくださいました。わたしの遅筆なくせに細かいこだわりが有るところ、さぞご迷惑をおかけしたことでしょう。。
地図は、杉浦貴美子さんと深澤晃平さん。スリバチ学会に最初に参加したときに、出会った最強のふたり。その後さまざまな書籍で素敵な(すごく好みの)地図をつくられているのを見つづけ、・・・こんな日が来るとは、と感無量です。幾度も精密な検討をしてくださって、とっても個性的な地図を生み出してくださいました。地図の可能性や多様性は、想像以上でした。
デザイナーの加藤賢策さん、内田あみかさん。表紙の紙質、色、デザイン、地図のアイディアまでも、とにかくかっこよく、そしてかわいく、つくってくださいました。仕上がったものは想像以上にすてきで、作品が送られてくるたび歓声で、お願いして本当によかった、と、毎回思っていました。
信念も芯もある、そしてセンスと力のある、素晴らしいかたたちと一緒に仕事ができて、幸せだったなあと思います。

本文だって独力でできたわけではありません。わたしと西荻を再度つなげてくれた、さくらいようへいさんのイラスト。暗渠好きになった初期のころから、憧れていた下水道写真家の白汚零さんの写真。インタビューに応じてくださった、たくさんのひとたちからの情報。暗渠の先輩がたから、教えていただいたさまざまなこと。やっぱり、感謝は尽きません。

第一章は、わたしと暗渠の関係を書いただけのものですが、第二章以降では、いくつかの暗渠を主人公としたものがたりを、吉村セクションでは連ねています。共通テーマのほか、裏のテーマももうけ、それに沿って小さな情報を繋ぎました。本ブログで書いたことも含まれますが、大幅に書き直しており、ここでは触れたことのない、書下ろしもあります(実は書下ろしのほうが書きやすかったです)。
暗渠の辞書として川の地図事典、暗渠の教科書・ガイドとして東京暗渠散歩。そしてこの暗渠マニアックは、暗渠の 読みもの みたいに、なったらいいなあ。

読み返して、おもしろいと思える時もあれば、こんなの誰もおもしろがらないのではないか、と思う時もあります。どういう反応があるかわかりませんが、もう印刷に入っているから、 覚悟をしなければなりませんね。

長くなりましたが、暗渠の本を書きましたというお知らせでした。
冷やかしでも良いので、ちらりとでも、手にとっていただければ幸いです。6月25日の発売です。

すべての、かかわってくださったみなさまへの、感謝を込めて。

柏書房さんによる紹介ページ(購入もできます)

Facebook特設ページ

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ミズベリング記事のお知らせ

またお知らせです。なかなか記事が書ける状態になりません・・・

ミズベリングさんでの暗渠連載、第8回に寄稿しました(少し前になりますが)。

「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方 第8回  神戸の川跡に魅せられて」http://mizbering.jp/archives/14039

です。
以前ここで、神戸の暗渠のことを何本か書きましたが、それらを1つにまとめたもの。
ですから過去記事と重なるところもありますが、郷土ネタ豊富な書籍からの情報を用い、あらたに追加した箇所もあります。
明治~昭和の神戸のようす、川を通して想像していただければと思います。

おそらくもうじき、三土さんの記事が公開されると思います。
ミズベリング暗渠連載は概論→事例ときて、フリースタイルに突入。三土さんのものは、これまた全然ちがうテーマです。どうぞおたのしみに!

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お知らせ1点

またお知らせのみの投稿ですみません。
(現在ある作業中でして、それが終わり次第こちらに時間を取り始めようと思っています。)

Tokyojin

東京人5月号、「東京35区の境界線を歩く」に、暗渠の記事を3本書かせていただきました。
藍染川、神田川(旧流路)、外濠と龍閑川、です。

他にも暗渠にかかわる記事は複数。また、暗渠と親和性の高そうな「境界」のお話しですから、暗渠好きな方だったらぜんたいに面白く読めるのではないかと思います。

この東京人の原稿と、先日のカルカル地図ナイトでの発表、いずれも区境という切り口から暗渠をみる機会でした。そしてそうやってみてみると、もっと探求したいことが出てきます。もう少しまとめ、ここか、どこかで、書けたら良いなと思っています。

東京人、お手に取っていただけましたら幸いです。

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おしらせ3点

またまたまたまた、更新が滞ってしまいました。
家と職場にこもる日が多く、去年や一昨年の3月に撮った写真を見ては、嗚呼さんぽしたい・・・と歯ぎしりの日々w

こちらに書けていない間、他所でいくつかの暗渠仕事をしておりました。今回は3つ、お知らせいたします。

まず、
杉並を深く探訪する冊子「ふかすぎ」にて、暗渠のことを書かせていただきました。

Hukasugi

杉並区の主要暗渠をプロットした(密かに暗渠沿い銭湯&銭湯跡もきっちり載せてます)地形図も見ものだと思います。同じく杉並に縁のある、深澤さんと協同で作らせていただきました。あの締切直前の台風のような(自業自得なんだけどいつもw)日々、、、思わず遠い目になります、、、

遊び場、井伏、牧場、これまで杉並の暗渠をみてきて特徴的だと思ったことにもいくつか触れています。これまでは独り史料とにらめっこだったような内容も、取材と称して現地のかたに話を聴けたりして、たのしんでしまいました。

Hukasugi2


地形だけではなく、同潤会、古道、食べものに飲み屋さん、フォント。それぞれマニアックに深めてあり、杉並の特色と杉並愛に満ちたすてきな一冊だと思います。
これがなんと、杉並区の助成を受け無料配布なのです。・・・先日久しぶりに西荻(ふかすぎ設置率が高い)に行ったら、案内所では既に在庫切れ(「見本」が置かれていたので、読めます)。でも本当にお勧めなので、どうぞ、探し回って、手に入れていただけたらうれしいです。

この後、ふかすぎ取材時のこぼれ話のようなかんたんな記事も、ここで書けたらいいなと思っています。

つぎに、
「ミズベリング」というサイトに暗渠記事を寄稿しました。

水のない水辺から…「暗渠」の愉しみ方 第6回 「浜町川と龍閑川。ビルの隙間に、水門のむこうに、それはある。」
http://mizbering.jp/archives/13417

都心の路地裏、細い細いまっすぐな道。ここにも川があったのか、という浜町川と龍閑川のあの存在感はひじょうに好きです。
ミズベリングでは暗渠カテゴリに暗渠者が交代で記事を書いており、概論→各論とすすんできており、事例編に入ってからは和泉川→羅漢寺川、藍染川、とやってきました。この段階だからこそ書けた、浜町川龍閑川。

開渠好き、クルーズやSUP好き、のつどいのサイトという印象なので、開渠好きさんに媚び媚びの導入ではじめました。が、やっぱりわたしが書くと根暗満開の記事になりますねww

さいご、
3/29夜、お台場カルチャーカルチャーで、暗渠トークをします。

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_150224204838_1.htm

2015 03/29 [Sun] よる Open 17:00 Start 18:00 End 20:30 (予定)         

『地図と暗渠のムフフな関係。今宵、見えない川を、見にゆこう!』

地図ナイトと暗渠界がついにコラボ!
ディープな暗渠の世界にご案内します。

ついに暗渠界の重鎮、本田創さんが地図ナイトに登場!!
新兵器を携えて登場、三土たつおさん(デイリーポータルZ)
暗渠をエンターテインメントに変える、高山英男さん!
地域密着ネチネチ発掘型、吉村生さん!
四者四様の切り口で、見えない川に迫ります。

日中に境界協会&暗渠界のフィールドワークも開催!
3/29は、地図と暗渠の1日です!

webから抜粋すると↑のようになりますが、暗渠者は基本的にシャイなのでw、MCとして小林せいのう(地図ナイト主宰)さんに仕切っていただき盛り上げていただく予定です。
リンク先にチケットの説明がありますので詳しくはそちらで。地図センター発行「地図中心」一冊付(持っているものと被っていたら別なものに変えられます)、2500円です。暗渠の話をしながらの飲み会のようなものだと思って、お気軽にいらしていただけたら幸いです。

上記にもある、昼間の区境&暗渠フィールドワークは目黒発。こちらの案内は以下です。↓

「境界協会2015年第2弾「【地図】と【暗渠】のムフフな関係。見えない川を、見にゆこう!」

境界協会と暗渠界とのコラボレーション・フィールドワーク!
品川区、港区、渋谷区、目黒区の境界と暗渠の関係を見に行こう!
三田用水白金分水の暗渠と区境をトレース!
廃線、崖、路地、井戸…目黒、白金、広尾、という地名のイメージとは、きっと異なる空間が味わえるでしょう。
短い区間に3区境が2つも出てくる贅沢コース。境界暗渠をたっぷり。
そこに横たわる暗渠については、その夜の地図ナイトでもゆっくりご説明予定っす。
1日どっぷり地図と暗渠でお楽しみください!
●集合:目黒駅:12時(昼食済ませて来てネ!)
●解散:広尾駅

こちらは無料、定刻に目黒駅に来て下さればOKです。暗渠、地図、境界づくしのたのしい一日になるはず。もしご都合があえば、ぜひぜひいらしてくださいませ~。

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水路クッキング 円筒分水ケーキ

煮込む系の汁物をつくるとき、「明日の朝はカレーにしよう」と思いがちです。
「明日の朝はカレーにしよう」と思うときには、「どんな谷戸カレーにしようか」あるいは「どんな暗渠カレーにしようか」という思考回路が既に出来上がっています。

今晩はポトフだから、明日は残りをカレーにするかもしれない。
では、どういう形のカレーにするか・・・

いつものように、考えていました。

 

ふと、  円筒分水もいけるのではないか。  と、思いました。

Entou1



いけるかな・・・カレーの粘度、具やご飯の分量、成形の仕方などについて、想いを巡らせてゆきます。・・・いけるかも。

それと並行して、フルーツが余っていることも、漠然と考えていました。リンゴ、ラフランス、みかん、オレンジなどがそのときいっぱいあって・・・フルーツを使った、なにか・・・

そこでふと、円筒分水はケーキのほうが、より表せるのではないか、と思いました。
流れ出る用水は、やはりチョコレートか。チョコレートでコーティングとなると、ザッハトルテか。チョコレートケーキにオレンジを合わせるのは最高だし。
丸型・・・真ん中に穴のあいたケーキ型もうちにあるけど、これでは多いな。食べきれまい。

お!
バウムクーヘンがあるじゃないか!

市販のバウムクーヘン。これなら、大きさも自在。

という流れで、思いついたらあとはバウムクーヘン、板チョコ、生クリームを買ってくるだけ。さて、クッキング開始!

Entoucake1

やや小さめの、上部がキャラメリゼされたバウムクーヘンにしました。

Entoucake2

穴の中にオレンジを入れて底上げしておきます。また、真ん中にもオレンジを配置。

Entoucake3

前掲の写真は高崎の長野堰でしたが、ここは久地をイメージして水路を配置。

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湯煎にかけた生クリームと板チョコ。生クリーム多めで、ゆるやかにたゆたう水の流れを表現したいところです。

Entoucake5


あとは、水の代わりにチョコレートを塗りたくる。

・・・うーん、やっぱり手先が不器用なので、こういうときキツイですね。あれれ、流水の感じが出ないー。むつかしい。。

Entoucake6

でも、まあ、こういうことが言いたいわけです。
円筒分水さんのおかげで、村々の皆が平和に暮らせましたとさ。

それから、ポトフを翌朝カレーにする計画も依然あったので、

Entouc1

朝飯でリベンジ。
ケーキ用の型でご飯をまるくしてみました。

Entouc2

小さめに切ったポトフの具を穴に投入します。
久地の円筒分水の中には、魚が悠々泳いでいます。その魚たちをこれらの具は表現しています。

この真ん中に更にカレーをなみなみと注ぎ、均等に溢れ出したら円筒分水になるという寸法。チョコレート同様、カレーはゆるめに作って溢れやすいようにしてみました。

すると、

Entouc3

がーん。

シャバシャバ過ぎて堤が・・・
それと、ご飯をもっと強く押しておけばよかった。途中で写真を撮っている間にも、きっと浸食がすすんでいたのに違いありません。リベンジも失敗してしまうとは・・・

この後ツイッターでいくつかアイディアをくださった方がいるので、こんどは別な食材でリベンジしてみたいと思っています。今思いついたんだけど、カマンベールチーズって使えそうだな、なんか。

さてさて、いちおう形になっているのは、円筒分水ケーキ。

市販のバウムクーヘンを使えば、とてもお手軽に出来ちゃう、この円筒分水ケーキ。
和菓子好きには円筒分水最中もあるけど、円筒分水ケーキだったら何処の円筒分水にするか、アレンジ自由自在!

もうすぐバレンタインです。水路好きな彼のハートを、射止められるかもしれません。ご自宅で円筒分水を、手作ってみてはいかがでしょうか?

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暗渠クッキングその1 谷戸カレー

まずは、御礼。
2週連続で暗渠の絡むイベントに出させていただきました。スリバチナイト2にご参加くださったみなさまとUstで見てくださったみなさま、また、てくてく大学にご参加くださったみなさま、そして、スタッフおよび関係者のみなさま、どうもありがとうございました。
自分が何をしてきたのか、今後どうしたいのかということが確認でき、また、いろいろな方から良い刺激を得られる。そんな、収穫の多い2週間だったと思います。深く感謝いたします。

                        ***

さて、本編。
今回は暗渠を歩きません。暗渠クッキングです。
軍事クッキングは2回やりましたね。そのとき、暗渠系レシピも2つほど思いついてはいたのですが如何せん手間で。でも最近、お手軽な暗渠クッキングを思いついたので、実行した次第です。

それは、谷戸カレー。というもの。

世の中には「ダムカレー」なんてものがありますが、だったら「谷戸カレー」があったっていいじゃないか。
ふとそう思ったわけです。そうしたらあとは簡単。カレーをつくればいい。

以下、レシピです。

Yato1

カレーをつくります。

カレーはいつも適当です。このときはキーマカレーっぽいものにしました。ルーの他、ガラムマサラをたっぷり、他にも適当なスパイスをどさどさ入れました。
※これは、朝に前日拵えたカレーを温めなおしているところ。

Yato2

ごはんを盛ります。

この後の行程を考えると、インディカじゃないほうが良いでしょうね。わたしはもっぱらつや姫です。

Yato3

そうしたら、ごはんを台地にしてゆきます。

お店で出すわけじゃないので、手で成形してゆきました。ここで、なだらかな谷戸にするか、それとも高低差のスゴイ切り立ったものにするか、食する人の好みで変えていっていいと思います。
今回は、深大寺の青渭神社の下にある谷戸のような、くっきりしたものをイメージしています。

地層や、地域の特徴をあらわしたいときは混ぜご飯や雑穀米にするなど、台地のアレンジはいろいろできるでしょう。

Yato4

谷戸のかたちが出来たら、植樹していきます。

ブロッコリーとフリルレタスを使いました。この日はてくてく大学のある朝で、あまり時間的余裕がなかったため、とにかくボコボコと木を植えました。しかし、本当は時間をかけて、標高による植生の違いなどを示せたら良かったなあと思っています。
カイワレを一本一本植えたり、青海苔で雑草をあらわすなど、さまざまなパターンを試してみたいものです。湧水の上に神社の鳥居を置いたり、住宅で埋めるパターンもあるかもしれませんね。

Yato5

木を植え終わったら、カレーを谷間に流し込みます。

これで、谷戸カレーは完成。
わたしは、駒場の空川水源、一二郎池のようなイメージで、谷頭から湧きそして溜まる池、と思いながらカレーを配置したのですが、見る人によってはこのカレーも地面の層であるように見えているようです。

これが地面だとすると、流れ出す湧水を粉チーズや細く割いたチーズで表現していけば良かったか。うーん、そうすれば良かったかも。

ともあれ、

Turumi

鶴見川水源地帯に広がるリアル谷戸。

ほうら、目の前のカレーが、これに見えてきたでしょう?

Yato6

ちなみに、今回キーマカレー風にしたのには理由がありました。

「キーマにして、個体が小さい方がBODが低い、って感じがすると思ったのね。それで少しでも山からきれいな水が流れてるようにしたくて。」

と言ってみると、相方の顔にわかに掻き曇り、

「いや、BODはそういうことじゃないと思う。個体の大きさではなくて、分解にかかる酸素の量だから・・・」

キーマにする意味は無かったようです!

気を取り直し、さて実食。

のまえに、

Yato7

2皿ある場合には、谷戸どうしをこうやってくっつけてみましょう。

Yato8

尾根。

などと、少し遊べます。

さてやっと実食。

Yato9

「ここの谷戸はただいま造成中。」

うまいこと言われました。

モグモグ。ふつーにおいしかったです。ごちそうさまでした。

谷戸カレー。形状、地面、植物等々アレンジ自由自在。これはたのしみが広がった気がします。我が家はしばらく、カレーのときは谷戸カレー。と、なりそうです。

ちなみに過去記事で近いものとしては、

軍事クッキング 掩体壕オムライス

軍事クッキング 高射砲跡焼き

こんなのもつくってます(特に、掩体壕オムライスは記事を書くために茂原まで行っているので、未読の方は是非)。お試しあれ~。

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暗渠蓋コレクションvol.2

蓋コレを気まぐれに転載しておきます。

 

                       ***

No.4

道路横断蓋。

4

道路を横断するものは、東京では有名処として和泉川の支流があるが、インパクトはやや劣るものの、用水路の張り巡らされた山形市内でもいくつかみることができる。

これは御殿堰の分流と思しき、ちいさな流れ。
こんなふうに道路を悠々渡り、存在感をみせつける。

道路に沿って流れている場合よりも、横断するもののほうが、数倍はワクワクするのは何故なのだろう。

(山形市緑町3丁目)

                       ***

No.5

水路跡の異空間。

5
御殿堰、あるいは笹堰の分流の断片だ。
厳密にいうと、暗渠、ひからびた開渠、橋、開渠、コンクリ蓋暗渠の順に並んでいる。

もとは建物があったはずだが、いつしか駐車場になり、水路跡が剥き出しとなった。広い駐車場にぽつりと空いた穴のようなここに、車がはまらないようにとガードレールが立てられたのだろう。

・・・経年変化により歪んで波打つアスファルト、内側に向かって傾くガードレール。黒い入口。まるで暗渠というブラックホールに、吸い込まれていくようだ。

(山形市東原町一丁目)

                        ***

No.6

幅広コンクリ蓋。

6


自分は狭小な暗渠ほど好きなのだ、と思っていた。
その気持ちはいまも変わらない。

しかし、この大ぶりのコンクリ蓋暗渠を見たとき、わたしはたしかに興奮した。
しかも、とても。

浜田川支流の上流端。劇的な谷戸がいくつも立ち並ぶのに、見目麗しい暗渠は2箇所ほどしか見つからなかった。
暗渠なのだろうが只の道路、という場所に立ち尽くしていた真夏のあの日、下方に違和感のある空間を見た。我が目を疑いながらも歩き進むと、車道より太いのではないかという、巨大なコンクリ蓋暗渠だった。そしてそれは、数週間前に疲れて探索を止めた、ちょうどその場所につながっていた。

この写真を見るたび、あのときの複雑な興奮が蘇る。或いは単純な興奮なのかもしれない。わたしは幅広の暗渠も、たいへん好きだ。

(習志野市屋敷2丁目)

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おしらせ

イベントのおしらせ2件です。

ひとつめ。

「スリバチナイト2」にて、僭越ながら話題提供をさせていただくことになりました。
以下、カルカルのサイトからコピペ。

2014 07/26 [Sat]   Open 17:00 Start 18:00 End 20:30 (予定)
超満員伝説のスリバチナイトが帰ってくる!!遂に暗渠界も参戦し、地形マニア絶対必見の真夏の競演が今年も実現!!

各界を代表する「地形萌え」の4人が、独自の視点で凹凸地形にまつわる研究発表を行います。
スリバチ学会会長と副会長からの、相変わらずの?絶好調ノリノリ地形ネタ披露に加え、MCの大山顕氏からも驚愕のスリバチレポートが発表される予定!

暗渠界のプリンセス・吉村ナマさんからは、真夏に暴走気味の前者3名のアツさをクールダウンする「ほんのりネタ」を頂戴します!

まち歩きが趣味の方、そして地図好き・地形萌え・暗渠マニアの方々など、全員集合です!!

【 出演 】
皆川典久(東京スリバチ学会会長)、
石川初(東京スリバチ学会副会長・GPS地上絵師)
大山顕(住宅都市整理公団 総裁)、
吉村生(暗渠界の住人)

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_140618204614_1.htm

ふたつめ。

東京てくてくが、「てくてく大学」というイベントを企画しています。
以下、抜粋。

東京の全体像がイメージできるようになると、普段のまち歩きを更に楽しむことができるはず。そんな思いで、普段は都内のあちこちのまちでまち歩きイベントを実施している東京てくてくが、座学講座を企画いたしました。名づけて「てくてく大学」。2014年8月3日(日)9:30〜19:30、参宮橋の国立オリンピック青少年総合センターでの開講です。

今回は「水」をキーワードに据えた。そして、それに絡める形で、暗渠・送水口・荷風・災害の4つのテーマをラインナップすることに成功した。暗渠の高山さん、送水口の佐々木さん、荷風の岩垣さん、災害の遠藤さん、それぞれの演者さんの個性溢れるレクチャーと、それらが緩やかに関連しあって醸しだされる「水で俯瞰する東京」の全容を是非楽しんでいただきたい。


4名の演者さんのレクチャーの後には、東京てくてくの運営アドバイザー・田中さんの司会で全演者さんによるクロストークも開催する。さらに、夕方以降には、2グループに分かれてまち歩きにも繰り出す。

http://www.tokyo-teqteq.com/univ/2014_summer/index.html

わたしは座学部分ではなく、講義終了後の街歩きのほう(暗渠コース)でガイドをする予定です。その街歩き部分についてはもう定員に達しているそうなのですが、、、全体になかなか濃い企画だと思いますので、興味を持たれた方は是非!

という、2つに向けて、準備中でございます(なかなか時間が取れなくて焦りつつ・・・)。
申込んでくださった方、ありがとうございます。会場にてお会いしましょう!

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か・わ・は・く

最初に、連絡事項です。
蓋コレクション館、21枚更新しました。鎌ヶ谷、船橋、習志野・・・千葉の蓋たちが多めですが、やっぱりバーチの蓋は個性的~!ちなみに掲載は撮影時期順となってしまうので、以前の写真より下にあるものもあります。

                        ***

さて、今回は軽めにいきまっす。川関係の施設紹介の記事です。

埼玉にある、川の博物館・通称「かわはく」に行ったときのことを。去年の春のことなので、何か忘れてたり、違っていたりするかもしれませんが・・・

Kwhk1

なんとなく、レンタカーで行きました。
高速をさいたまに向けて走っていると、うま子(※)が目の前に! 

※餃子の満洲のキャラクターが「3割うまい!」と言っているので、どうも「3割うま子」と呼んでしまうわけですが、本名はwikiによれば、
名前:ランちゃん
ラーメンの「ラ」とチャーハンの「ン」から命名。
年齢:11歳
モデルは池野谷社長。
チャイナドレスを着て和帽子(料理人が厨房で被る帽子)のようなものをかぶったお団子頭の少女。1992年から現在の絵になった。
・・・のだそう。

さすが、ぎょうざの満洲生誕の地さいたま・・・!
「うまこ!!待ってうまこー!」うま子連呼し、俄然盛り上がる車内。追いかけたかったですが、美味子のスピードはなかなかのもんでした。

そんなこんなでかわはくの最寄駅である、寄居にいきます。最後に書きますが、寄居駅近辺でもちょっと降りたい理由があったのです。

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寄居の駅近くをうろうろ。ここにも暗渠はありました。
排水路のようなものでしょうか。いまは住宅地の間を縫う。

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上流側には・・・あれあれ、モノがいっぱい。ごちゃごちゃと蓋をされている場所が水路の続きです。

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飲み屋さんもありますが、朝なので入りません(開いてないし)。

しかしこれ、暗渠の上を歩かないとたどり着けないという、すごい暗渠飲み屋ですね。

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優美にクネってゆく、先の姿もじつに美しいですが、、、主目的ではないので、ここらへんで踵を返します。

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駅を離れ、いよいよ、かわはくに乗り込みます。あるのはもちろん川沿い。

まず目を奪われるのはこの観覧車状のもの。観覧車ではないんですが・・・ほんとは動くものらしいんですが、この日はあいにく故障中で動いていませんでした。今はどうだろう??

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ほかにも、屋外にはいろいろ気になるものもあって、子ども向けの水系アトラクションのようなものがいくつも。

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どこかで湧いたらしい、荒川の支流が敷地内を流れ、目の前で荒川に注ぎこんでいきます。
何タイプかの水車とその解説もあります。

それらのものも、中の展示も楽しめると思うんですが、それらは全部割愛し、今回はもっとも気に入ったアレのことだけ書きます。

アレ、とは、

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屋外にある川の模型!

でっかーーー!!!

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その名も、「荒川大模型173」。
荒川が全長173kmだから名付けられたという、荒川の1000分の1模型。なんとも巨大な!!

山だ!川だ!等高線だ!谷だ!扇状地に河岸段丘!地形がいっぺんにー!
川と地形に関するわかりやすい解説もついています。

そもそも、ジオラマとか見ているだけでワクワクが止まらなくて、何時間だって経過しちゃうんですが、コレは川と地形に特化したものなわけです。しかもものすごく精密。・・・もう何処の場所で見ていても激しく興奮してしまいました。ダイナミックな上流部もイイですが、源流地点から、だんだんと下ってきて・・・

何度も歩いたエリアに行くと、これがまた。

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いやいやいやいや、お久しぶり!岩淵水門さん。

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毎度お世話になってます!神田川さん。

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そこにいらっしゃいましたか、藍染川の谷さん!!いや古石神井川のか!いやもうどっちでもいいけども!(鼻息荒い)

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都内エリアについてはくまなく凝視し、暗渠や湧水がありそうな場所を確認したり、

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調整池のデモ(水が溢れては川に戻される←こういう、模型が動くのはなんでこんなに楽しいんだろう)を何回も何回もしつこく見たり。

・・・時が経つのを忘れてしまう空間でした。

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隣には本物の荒川さんがいらっしゃるというのも、ポイント高し。

企画展、イベントも素敵なものがわりとあるし。・・・もともと、ここの博物館の存在は知ってはいましたが、webをちらりと見ては「きっと子ども向けの施設だろう」なんて思ってスルーしてしまってました。もっと早く来ればよかった。
記事を書いていたら、案の定またあの模型を見に、今度はもっともっと長い時間見に行きたくなってしまいました・・・

                          ***

さて、ゴハン。
寄居駅前にに巻き戻します。
昼飯の店は特に定めず、車でうろうろしていました。地元のすてきな食堂は無いかな、と。・・・すると、

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こんなすてきなお店の前を通り過ぎました。
連れと「今、すごいイイのあったね!」「アレで決まりだね!」と即決。

外観も内装も実に良い感じ。昭和な。
中には、地元?の家族連れさんが数組。混んでいて、これはアタリを引いた予感がします。
メニューは、玉子丼550円、親子丼650円、カツライス1200円、かつ丼800円。
のみ。これもアタリの予感。

これはかつ丼でしょう・・・

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かつ丼、到着!
ワクワクするビジュアル。

てっきり玉子でとじたアレがくるかと思っていたら、これはソースかつなのですね。カツが2枚、はみ出している様子とか、上のお新香とか、愛くるしいことこの上ない。

カパッと蓋を取れば、

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むう・・・!!これは美味そうだ・・・・!!!

勢いよく、カツをひとくち、飯をひとくち。
口に入れた瞬間、連れと無言で顔を見合わせ、黙ったまま深く頷き合いました。「これは、ものすごくうまい・・・!」という思わず出たリアクションで、実は私たち、外食時にここまでの反応が出たことって、そんなにありません。

ソースというか、あまじょっぱいタレが非常に美味でした。黙りこくってかっこんで、すごい勢いで完食。

その名は今井屋。ググって知りましたが、どうやら人気店のようですね。そらそうだ。

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ほんとはこの金太郎にモツ煮を食べに行きたかったんですが、寄居滞在中に開店しなかった(夕方を待たずに帰ってしまった)ので、金太郎は積み残しです。
金太郎は、もう何年も前にTV番組でモツ煮が好物だという坂井真紀が挙げていたので、「そんなにうまいんか!」と、ずっと覚えていたといういやしさで。どういやしいかっていうと、わたしはモツが嫌いなんですよw モツ煮のモツ以外の部分は大好きなんですけども。

ほかにもステキそうなモツ煮屋さんがあったし、そもそも、寄居は豚肉加工食品が有名であること、このとき初めて知りました。

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商店街に何軒かあるお肉屋さんもぶらぶらしました。
豚肉のみそ漬が名物らしいですが、コロッケを食べたり、持ち帰りのモツ煮込みを探して買ったり、気の赴くままに。

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寄居の商店街には、ツバメがやたらいたことも、印象的でした。
いろんなお店や家に巣があって、かわいく鳴いているんですが、人が近づくと黙るのね。

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商店街でも、やはり側溝の蓋を観察したり(きれいな緑色でした。蓋コレクションに挙げています。)、暗渠開渠を探したり。
これは家の隙間にあった、僅かな開渠。かわはくにあったような雄大な模型&本物の開渠も良いですが、こういう僅かなものにも、とても心を惹かれます。

やや遠い場所、という気もしてしまいますが、寄居は本当に魅力あふれる地でした。
今度は、電車で行って、今井屋のかつ丼、かわはく、その後駅近辺でモツ煮で一杯飲んで帰ってくるのがイイかな・・・。

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