「ご近所さんぽ」と暗渠
散歩の達人2020年6月号に寄稿しました。
コロナ禍、それはこれまでのようには取材等に行かれないという特殊な状況下。どこかの街の特集を続けてきた「散歩の達人」が生み出したアイディアのひとつは、「ご近所」でした。
そう来ましたか。そしてそれは、「なじみの街が違って見えてくる」と伝え続けてきた、「暗渠」とも親和性抜群なんです。さて、何書こう?これまで集めてきたものを使って、まずはブレストを。
近所のお店にたまに買い物に行くくらい、という日々を過ごしている人も多かろう、と思うと、「お店に行く道のり」か、はたまた「商店街にある」暗渠か、、、と、考えてゆきました。
最終的には、商店街よりも住宅地に寄せ、まずは住宅街にある暗渠サインを図鑑のように提示。ついで、住宅街にひそむ暗渠の事例編として3箇所をとりあげ、暗渠サインの解説(高山)と、妄想の素材として古写真等とそこにあったものがたりを載せました(吉村)。
3箇所とは、新柴又、綾瀬、西荻窪、です。
全体のラインナップも充実、早速いくつか試してみたくなっています。初めて知る無言板やご近所闇の世界には、ずいぶんと引き込まれました。
電線の石山蓮華さんの「上を見る」の直後に我々暗渠の「下を見る」な流れも、やるな!と思ったり笑。
「ご近所」、それはすべての街にあるもの。早速、地方に住む友人が「ポチったよ」と知らせてくれて、とても嬉しく、ありがたく。編集部の書かれた、「いま”散歩”にできること」も、じんわりきます。わたしたちの記事も、ちょっとした気晴らしに、思い出していただけるときがあったら、うれしいなと思っています。
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