水路クッキング 円筒分水ケーキ
煮込む系の汁物をつくるとき、「明日の朝はカレーにしよう」と思いがちです。
「明日の朝はカレーにしよう」と思うときには、「どんな谷戸カレーにしようか」あるいは「どんな暗渠カレーにしようか」という思考回路が既に出来上がっています。
今晩はポトフだから、明日は残りをカレーにするかもしれない。
では、どういう形のカレーにするか・・・
いつものように、考えていました。
ふと、 円筒分水もいけるのではないか。 と、思いました。
いけるかな・・・カレーの粘度、具やご飯の分量、成形の仕方などについて、想いを巡らせてゆきます。・・・いけるかも。
それと並行して、フルーツが余っていることも、漠然と考えていました。リンゴ、ラフランス、みかん、オレンジなどがそのときいっぱいあって・・・フルーツを使った、なにか・・・
そこでふと、円筒分水はケーキのほうが、より表せるのではないか、と思いました。
流れ出る用水は、やはりチョコレートか。チョコレートでコーティングとなると、ザッハトルテか。チョコレートケーキにオレンジを合わせるのは最高だし。
丸型・・・真ん中に穴のあいたケーキ型もうちにあるけど、これでは多いな。食べきれまい。
お!
バウムクーヘンがあるじゃないか!
市販のバウムクーヘン。これなら、大きさも自在。
という流れで、思いついたらあとはバウムクーヘン、板チョコ、生クリームを買ってくるだけ。さて、クッキング開始!
やや小さめの、上部がキャラメリゼされたバウムクーヘンにしました。
穴の中にオレンジを入れて底上げしておきます。また、真ん中にもオレンジを配置。
前掲の写真は高崎の長野堰でしたが、ここは久地をイメージして水路を配置。
湯煎にかけた生クリームと板チョコ。生クリーム多めで、ゆるやかにたゆたう水の流れを表現したいところです。
あとは、水の代わりにチョコレートを塗りたくる。
・・・うーん、やっぱり手先が不器用なので、こういうときキツイですね。あれれ、流水の感じが出ないー。むつかしい。。
でも、まあ、こういうことが言いたいわけです。
円筒分水さんのおかげで、村々の皆が平和に暮らせましたとさ。
それから、ポトフを翌朝カレーにする計画も依然あったので、
朝飯でリベンジ。
ケーキ用の型でご飯をまるくしてみました。
小さめに切ったポトフの具を穴に投入します。
久地の円筒分水の中には、魚が悠々泳いでいます。その魚たちをこれらの具は表現しています。
この真ん中に更にカレーをなみなみと注ぎ、均等に溢れ出したら円筒分水になるという寸法。チョコレート同様、カレーはゆるめに作って溢れやすいようにしてみました。
すると、
がーん。
シャバシャバ過ぎて堤が・・・
それと、ご飯をもっと強く押しておけばよかった。途中で写真を撮っている間にも、きっと浸食がすすんでいたのに違いありません。リベンジも失敗してしまうとは・・・
この後ツイッターでいくつかアイディアをくださった方がいるので、こんどは別な食材でリベンジしてみたいと思っています。今思いついたんだけど、カマンベールチーズって使えそうだな、なんか。
さてさて、いちおう形になっているのは、円筒分水ケーキ。
市販のバウムクーヘンを使えば、とてもお手軽に出来ちゃう、この円筒分水ケーキ。
和菓子好きには円筒分水最中もあるけど、円筒分水ケーキだったら何処の円筒分水にするか、アレンジ自由自在!
もうすぐバレンタインです。水路好きな彼のハートを、射止められるかもしれません。ご自宅で円筒分水を、手作ってみてはいかがでしょうか?
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント