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西荻暗渠探検報告

暗渠企画のお知らせ。

Houkoku

西荻暗渠探検、街あるきの回は計2回募集し、どちらも締め切られました。
その続き、「報告会」という座学編が11月28日夜にあります。
探検に参加された方も、されなかった方も楽しめるように組み立てる予定で、 吉村による松庵川の全貌、西荻暗渠の全貌とその特徴、謎解き。その後、都内の暗渠全般に詳しい高山さんと、西荻の歴史全般にお詳しい野田さんから濃いいコメントをいただく、という構成にしています。わたしとは、異なる視点を持ったおふたり。

西荻の暗渠はとても個性的で、あたかも西荻の街そのもののよう。その魅力をじゅうぶんに伝えられるよう頑張ります。

それにしても、何故わたしはこんなにもこの企画に熱を入れているのか。それには、わけがあります。以下に、ちょっとだけその思いを綴ります。

                     ***

上京して最初に住んだ街は西荻窪だった。
そもそも東京というものと、ひとりで暮らすということに慣れていなかったわたしは、おっかなびっくり住み始めた。

ゴミの出し方に注意をしてくれた近所のおばさんが、その後もいろいろ気にかけてくれたこと。
そのおばさんが同じ山形の出身のひとだよと教えてくれた、近所の豆腐屋さんがお惣菜屋さんに代わって、そこの肉団子がとってもおいしかったこと。
ちょっと遠くの八百屋さんで、常連さんにオマケとしてあげていたレモンケーキを、「あなたにもね」と言って切ってくれた一切れがなんだか大きかったこと。
美味しすぎて思わずレシピを尋ねてしまった焼き菓子屋さん。唯一無二のパチンコ屋さん宝ホール。深夜番組のおっぱい特集に出ていた銭湯。

おもしろかった。やさしかった。個性あふれる、個人商店の街。それらの人情にたっぷりと支えられて、東京に住み続けられたわたしが居ます。だから、その後もずっと杉並区に住み続けていたい、と思ったのだと思います。

そんな西荻窪に、少しでも恩を返すことができたなら。そういう思いも込めての企画です。軽食付きなので、西荻話に暗渠話、ワイワイ、まったりとたのしめる会になると良いな、と思っています。

お申込は西荻案内所さんまで。ご興味おありの方、ぜひ!

http://nishiogi.in/20141128_ankyo/

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