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牛込川は二度死なぬ

「あの暗渠はいつ無くなってしまうのだろう。」

と、しばらくの間気になっていた川があります。

牛込川。
紅葉川の前哨戦として取り上げたことが本ブログでは初出です。牛込のあたりから湧き、神楽坂を横断して、神田川にそそぐもの。上流は痕跡が乏しいけれど(でもきれいなV字谷)、中~下流にとてもすてきな小径がある。

神楽坂に詳しいヤマサキさんに、まさにその”すてきな小径”のあたりにもうすぐ道路ができるはず、ということを教えてもらって以降、いつなくなってしまうのかと心配になり、神楽坂・飯田橋近辺で呑んだ時にはかならず立ち寄って確認していました。何度も何度も。
・・・でも、何度歩いてもさほど変化がなかったので、まだこれは暫く大丈夫かなと思っていました。

しかし、似たような道路計画のある紅葉川支流では、またたくまに工事が進んでいて。これはもう、牛込川も危ないだろうなあ、と。

久しぶりに確かめに行きました。すると、

Usir1

ああ、このフェンス・・・全然ちがう風景になっちゃってる。

Usir2

みごとに建物がなくなり、道路用に空間がぶち抜かれています。

これはもう、牛込川は無いかなあ・・・

Usir3

つくど公園はただの更地になっていました。
恒常的な公園ではなく、杉並で言うところの「遊び場」だったのでしょうね。

Usir4

しかし、牛込川跡はまだ残っていました!
その、新しくできる道路の横に、ちょこん、と。

正直、あきらめていたのですが。

Usir5

青空に映える川跡・・・隣にあった建物がなくなり、草原のように見えることにより、以前より河川敷っぽい雰囲気をまとっているような気さえします。

新設道路のすぐ隣で、かろうじて残っている細い暗渠みち。そういえば、池袋の谷端川境井田支流でも似たような光景を見ました。

暗渠ってああみえて、なかなか、したたか。

Usir6

あの橋のようなところも。

Usir7

あの古いマンホールも。

残ってほしかったものは、なんとか残っていて。

しかし、食事つきの寮(だっけ?ヤマサキさんに教えてもらったもの。古びたクリーム色の、とても風情のある建物だった)はなくなっていました。すなわち、この右手の更地です。

Usir8

ここから下流は同じ風景が連なります。

Usir9

もうひとつの古いマンホール。
この下水管が通っているおかげで、この道はまだ守られているということなのでしょうか。

Usir10

あれ、この石段はこんなに突き出ていたんだっけ?

(そうか、夜にばかり通るので、よく見えていなかったのだ。)

Usir11

”一列だけ駐輪場”も健在。

Usir12

ここでは発掘調査をしているようです。
牛込川流路のすぐ脇でもあります。なにか芳しい結果が、出てくるといいんですが。

Usir13

そうそう、放射道路、というのでした。
ちょうど1枚目の写真のところからはじまり、神田川のところにぶち当たって終わるんですね。

Usir14

ともかく、牛込川とは”交差”はしないようでした。

この、下流部の、橋が架かっていたところも健在でした。

さて今回の確認で、牛込川は辛うじて残っていたわけですが、この後、道路が完全に整備されたとき、下水管が付け替えられなどしたら・・・
あるいは、キレイな道路の脇で見苦しい、などと、お化粧されでもしたら・・・

牛込川は、二度死んでしまうのか。

あたらしい道路に、呑まれてしまうのか、否か。

中世の城、牛込城の濠の機能も有していた、立派な牛込川。谷端川境井田支流とともに、牛込川の今後は見守りたい気がしています。

・・・さて、ゴハン。
神楽坂でのゴハン、よく迷います。きょうは、おなかにやさしいものを食べたいなっと。

Usir15

親子丼にしました。
ふわとろ。
鶏肉も食べやすし。ライチ寒天のデザートつき。

Usir16

親子丼は鳥茶屋「別亭」で食べられる品です。
別亭は、こんなふうに神楽坂から横に逸れ、狭い階段を下って行ったところにあります。その階段の名は・・・そしてそこに絡めて書きたい小ネタが1つだけ。

この記事、もう少しだけ、続きます。

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