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暗渠めし 富士食堂

江戸川のボートレース場に行ってきたんですよ。
ええ。川とボートレースと飲食を楽しむために。

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アッキーナは居ませんでしたが、こんな人が居ました。

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そして、強風のためボートレースは中止でした。
そういえば、モンキーターンを読んでいた弟が、「一番おすすめの競艇場は、江戸川。なぜなら他と違って自然河川の中にあるから。風が吹くとしょっちゅう中止になるところが、風情があっていい。」みたいなことを言ってたのを思い出しました。

それが今日なわけですね。こんなに遠くまで来たのに!
・・・他のレースを少しやりましたが、勝てないし川は見れないし場内の店も無いに等しいので早めに切り上げました。

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外へ出ます。
駐車場のところにこのような広告がありましたが、該当する店は在りませんでした。

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おおおっと、道を挟んで向こうに、すてきな場外食堂があるじゃないですか。
このオレンジの店(その名も大川原商店)もいいし、

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おとなりの富士食堂もいい。
明らかにボートレース客を対象とした店であり、それ以外のお客さんはいなさそうな・・・。先ほどの負け戦の反省をしながら呑むとしましょう。

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さんざん迷いましたが、最終的にはこの矢印に導かれるように富士食堂へと入っていきました。

古びてはいるけれど、掃除がゆきとどき、とても良い雰囲気。屋外の席があったので、迷わず座りました。この日は暑かったけれど、屋外席はおでんや焼鳥が目の前で調理されるので、肌寒い日に丁度良さそう。熱燗でね。

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この冷蔵庫の中に、いろんな小皿が入ってるんです。
たまらないんです。じろじろ見に行ったりして。

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ポテサラ、モツ煮、レモンサワー。

あっ、このポテサラうまい!芋が適度にねっとりとしていて、ベーシックな構成なんだけど、それゆえに他店よりも美味さが際立つ。おやっさん、うまいよこれ!

超アタリだ、この店・・・

この、コースターが布製の手作りっぽい感じで、丁寧に洗濯してあります。よく見ると、テラス席の端には美容室みたいに洗われた布巾たちがピシッと干してあって、気持ちの良いこと。おいおい、このお店、ほんとイイぞ・・・。

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ハムカツ。

もちろんサクサクの揚げたて。
そして、ソース・醤油の他に辛子とマヨネーズという選択肢を与えてくれるのがまた良いじゃないですか。

そして、レタスの千切り×カイワレっていう付け合せがまた、さりげなくこの店の株を上げています。

なんだーここ堪らん!ふつーに呑みに来たい!・・・と、思ったら、ボートレース場に合わせた営業形態なので、18時には閉まっちゃうのだそうです。

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さて。今までお見せした写真で、既に気になっている方もいらっしゃるかもしれません、もしかしたら。

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今居たテラス席、なぜかフェンスに囲まれているのです。
お店を出ると、こういう仕切りがあって、よりいっそう違和感が増します。

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その先、車通りと歩道の脇にフェンス、そしてフェンスと家々の間にこの道、です。

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フェンスはここで終わり、その先は歩道に接続しそうです。
古地図等の記載具合はわかりませんが、これはもう暗渠でしょう。

ということは、富士食堂のテラス席は暗渠上で飲める席ということになり、

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大川原商店のこの中にもおでんで飲める席らしきものがあるんですが、ここなんか妙に密閉されているから、暗渠の中に居るみたいな気持ちになるかもしれませんね!

ふぅ、だいぶ興奮してきました。
では、反対側はどうか・・・というと、新しい住宅、それから駐車場となっていて、あまり形跡がありません。それでも駐車場の端まで来ると、

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バス乗り場のところにドーーーン! 

橋?

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うぉぉー水も流れている模様。

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今辿った一本だけではなく、付近には水路跡らしきものがウネウネウネウネ、たくさんありました。

ともあれ、江戸川の富士食堂はかなり総合力の高い暗渠めし屋であると思います。いざ、再訪!

※勿論、そば、うどんなどお食事もできます。

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3-2 特集:暗渠カフェ」カテゴリの記事

コメント

す、すごい!なんでこういうお店そんなに知っているんですか!?すごい!!ほんと行きたいです!こういうところ!!うわ~!感動!!

投稿: ジプキン | 2012年10月 4日 (木) 01時02分

>ジプキンさん

ここはほんっとに穴場だと思うんですよ~~。ふらふら行って、たまたま見つけただけなんです。しかも今回の場合は、もともと「マズウマ」でもいいやと雰囲気重視で入っただけに、感動度高いです。競艇場行きの送迎バスが何駅かから出てるんで、それに乗って休日の昼間に行くのがおすすめでーす。

投稿: nama | 2012年10月 5日 (金) 14時43分

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