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直江津、海のちかくの水路たち

昨夏、用があって直江津と高田に行ってきました。そのときに書きかけていた記事だったので、写真のサイズが以前のまま(小さめ)なんですが、修正せず続行。それぞれの水路についてよく知らぬままに、ふらふらと歩いた記録です。

直江津は、奈良時代から「水門(みなと)」と呼ばれる歴史ある港のまち。初めてやって来ました。

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ここが直江津駅前。駅のロータリーの奥にあるメインストリート?がこういった感じで、じつに素朴です。

とにかくのどかでしずか。

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その通りを進んでいくと、さっそく水路を見つけました。

蓋といっていいのか・・・人工芝の歩道が水路の上にかけてあります。ちょっと雑な感じで。横の隙間からのぞくと水の流れが見えるので、暗渠とも言い難い感じ。・・・これも半渠?
しかし斬新だなぁ。

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そして、この人工芝水路上歩道は、飲み屋街も兼ねているようでした。左手に見えますのは、”コンパ”。

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”コンパ”の奥は、”冬ソナ”となっております。

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もう少し遡ると、水路脇に製氷工場が現れました。
建物がだいぶ古いですが、現役のようです。水路脇に製氷工場!ひゃっはー。

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敷地内には、”ミネラルアイス”の自販機もありました。もう稼働していないようでしたが。

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もう少し遡ると、開渠になってました。家の前を通っており、小さな自家用橋が架けられています。
この水路には、冬になるとそれぞれの家が、雪かきをした雪を捨てに来るのでしょうか・・・ふと山形の水路を思い出しました。

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そしてこの水路には、横からも支流がどんどん来てました。
ハシゴ式開渠を見ると、なぜか「おっ、都会」などと思ってしまい。

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開渠を見るとかならず目を凝らして、魚がいないか確認します。
おっと・・・ここには、鮠が泳いでました!ぴちぴち。

この水路を海の近くまで追ってみたら、もう少し下流には、ハゼがいっぱい、じっとしていました。こんな、街中の小さな水路に、ハゼ。港町ならではですねぇ。

その先、関川という大きな川に注ぎます。

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メグミルクの販売所。まるで、ついさっきまで牧場だったんじゃないかという風景。この前にも、鉄板蓋暗渠がありました。
この辺、歩いていると細い開渠と暗渠が縦横無尽に入り乱れています。

北に向かって坂道を上ってゆくと、日本海に出ます。日本海沿いでご飯を食べようと思います。

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いるか。この外観・・・くぅぅ。実はここ、狙っていたお食事処でした。
素朴な町の、素朴なお店。おまけに、店の向こう側には遮るものなくズザーッと日本海が広がっています。マズくたって、きっと良い気分になれる気がするんです。

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ところが”いるか”さんは予想を裏切って素晴らしかったです。
このかき揚げ、めちゃくちゃおいしかった!!!
イカが新鮮でぷりぷりさっくり。衣が薄めで、揚げたてサクサク。今のところ、生涯かき揚げランクのかなり上位に居ます。

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食べたら、直江津市立水族博物館へ。水族館の周囲をぐるっとスカイサイクル(100円)でまわれます。海を見ながら。

水族館のことは割愛。売店で、”パインクリームサンド”というとてもレトロなパンを見つけたのですが、そしてパッケージにキュンとしたのですが、すぐに食べたいと思わなかったので買わずに帰りました。
・・・後から妙に気になったのでググったところ、”サンドパン”(コッペパンにバタークリームを塗ったもの)が新潟のご当地パンだということがわかり、さらにパインクリームサンドは直江津のオリジナル懐かしパンだということがわかり、といっても売ってる店が無くて(そもそも店が無いの)、大後悔しました。しばらく、パインクリームサンドのことばかり考えていたと思います。

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お店屋さん探して、ウロウロ。駅から離れたところに、おそらくメインの買い物の場だと思われるイトーヨーカドーがありました(でもヨーカドーにもサンドパンは売っていなかった)。その前を通るバス通りも、よくみれば歩道が暗渠です。包囲タイプのやつ。

ちなみに、新潟県にいくと、除雪設備のために道路がこんなふうに赤茶けていることが多いです。おなじ豪雪のはずの山形県ではそうでもないので、赤い地面を見ると「あー、新潟に来たなー」って思います。赤茶け暗渠。

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駅より東側~関川にかけての地域には、関川に向かってのびる支流暗渠のような細い裏道が何本もあります。

その、暗渠らしき道になぜか仮設トイレ。

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おなじく、暗渠らしき道に謎の仕切り板。

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関川の河口。向う岸には工場地帯が見えます。

日が暮れるまで、この波打ち際で親子が釣りをしていました。

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翌朝。
朝ごはんには地元のパンが食べたい。と思い、早起きをしてパンを買いに行きました。
もちろん、パインクリームサンドから繋がってきてるのですが、調べてみると、直江津にはバラパンというレトロなパン屋さんがあって、人気のあまりお昼には売り切れてしまうというのです。まずはバラパンに、早く行かないと。

車が次々止まり、既に家族連れが買いに来てました。この店構え・・・やはり素朴。

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伝統的お総菜パンをいくつか買いました。バラパンの脇にも水路。

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もう一軒行きます。日清パン。ここが、パインクリームサンドをつくっている店です。

けれど、開店時間らしき時間にまだ開いていなかったので、小雨降る中、店の前に立って待っていました。我ながら、食べ物への情熱を感じる瞬間です。

日清パンもまた素朴な店で、各種パンのほか、コッペパンにその場で好きなクリームを塗るシステムもありました。しかし既にパンを買いすぎていたので、そっちはあきらめました。

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これが、パインクリームサンドです。・・・かわいい!!
やわらかいパンに、クリームと半生のパイナップル片が挟まれ、初めて食べるのに懐かしい味。

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1つだけ買うのもなんなので。カステラパンやソーセージパンも買いました。

新潟といえば、”イタリアン”しか思いつかなかった自分ですが、イタリアンはこの地域では食べられないようです。けれど、すてきな地元グルメに満足いたしました。

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高田に移動します。

側溝の蓋にゾウ。2つおきくらいに、動物の絵がこんなふうに描かれていました。
ほかに星座パターンもありました。

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高田駅前には、観音開きの桜蓋。これ、和風でとっても好みの感じです。
道路の脇に、ぽつぽつありました。

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高田駅近くに流れる、儀明川。
高田城築城の際、3本の川が大きく改変されたそうで、この儀明川は、やや東を流れる青田川に合流していたものを、西に新しく移されました。青田川は、城内と城下の堀の役目をし、堀らしく直角に曲げられたりしています。また、これらは関川の支流なのですが、関川も蛇行していた流路を変えられ、天然の外濠となったのだそうです。・・・昨日見た関川の大きさを思い出し、その工事の壮大さに唸ります。

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朝市に遭遇。雨だったためか、人はまばらでした。

付近には側溝や小さめ開渠がやはり縦横無尽にありました。交差点などでは、このように水路が複雑に合流しています。

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補強されてるのかな?雪の重みに対してなのか、車の重みに対してなのか。両方なのか。
直江津もそうでしたが、やまほど走る細い水路とは、雪国ならではの排水設備なのかもしれませんね。

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高田名物、雁木(がんぎ)の残る通りをぶらぶら。
その後用事を済ませ、直江津に舞い戻って、港で小アジを釣って帰ってきました。

雪が降ったら、これらの景色はいったいどうなるんだろう?・・・想像できるような、できないような、雪と海の街の水路たちでした。

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2 地方の水路」カテゴリの記事

コメント

鮠の読み方を調べたら、「コイ科」だということにまずびっくりして、そのなかで「中型で細長い体型を持つものの総称」ということにさらにびっくりしました。
ウグイやオイカワとかカワムツとかも鮠っていうんじゃありませんか! 知らなかった…。
本題と微妙にずれててすんませんw

投稿: lotus62 | 2012年6月28日 (木) 17時01分

>lotus62さん

わ、それはびっくり。むかしっから「ハヤ」という魚がいるんだと思ってましたよ・・・!へぇ~。。

投稿: nama | 2012年7月 1日 (日) 14時28分

自分が電車の乗り継ぎの合間にコンパのところ行った時(URL参照)も、
雪(+強風)が降ってはいたけどさほど積もってもいなくて。
一度はたくさん積もった時期に行ってみたいと思いつつ
豪雪の時に軽い気持ちで行ったら死にそうだなーとも思ったりしたのを思い出しましたw

港町の水路観察は楽しいですよね。小魚とか蟹とか。
つい、ぼーっと見てしまいます(地元民からすると不審かもですがw)。

投稿: しかすけ | 2012年7月 1日 (日) 17時25分

>しかすけさん

おおおー!コンパのところに雪が降ってる!!
地方の水路といえばしかすけさん、って感じがしてはいましたが、まさか直江津の写真もあったとは。
ちょっとでも、雪が積もってるの見れただけで嬉しいです。コンパ前の歩道の手すりがちょっと弱弱しい気がしていて、豪雪のとき折れないのかな~とか、そんなことも気になってました。

蟹もいいですね!!自分もぼーっと見てしまい、生き物が居さえすれば、かなり長時間飽きない自信がありますw

投稿: nama | 2012年7月 1日 (日) 21時41分

蓋に人工芝敷いちゃうと、少しキッチュでチープな雰囲気でそれまた面白い、不思議な光景ですね。
冬ソナへの入り口もそそられます。
海の写真が日本海を象徴するにび色で、凄く素敵だなと思いました。
パインクリームサンドのビニール包装のデザイン、格好いい!

投稿: 谷戸ラブ  | 2012年7月 2日 (月) 09時10分

>谷戸ラブさん

そうそう、チープな感じですよね。手すりの素材や水色とオレンジがまた、おもちゃみたいな。地方って想像を超える出会いがあるときありますね(地方に限らないかもしれないけど)。
パインクリームサンドのデザインはわたしもとても気に入り・・・、あ、思いついていなかったけど、ビニール袋だけでも持って帰ればよかったかも・・・。

投稿: nama | 2012年7月 2日 (月) 12時22分

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