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桃園川支流を歩く その45 高円寺南二丁目支流(仮)と、品数の多い料理店

高円寺南二丁目に、ちょっと気になる中華屋さんがあります。
その名は、真華

いえね、遠目に見ててもそんなに気になる外観じゃないんです。「あぁ、昭和だなぁ。」って思うくらいで。

でも、近寄っていくと、

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・・・ん?

ラーメンに、ライスに、コロッケ(2コ)?

あんまりこういう売り方って出会いませんよね。
右上に写っている「中華ランチ」700円も、妙に少年ゴコロをくすぐる命名ですよ(中華ランチについては、上記のリンク先にレポートがあります。なんと、「トルコライスの中華版」!?ゴクリ。)。。。五目焼きそばの上にもいろいろ乗ってまっせ。

うーん、なんなんだ、ここは・・・?メニューを凝視すると、

ハンバーグ・ギョーザ定食680円
アジフライ・ラーメン・ライス定食800円

とか。
「ラーメン&ギョーザ」とか「ラーメン&半チャーハン」とかじゃないわけです。

さんざん迷って、「真華定食(ラーメン・ハンバーグ・ライス)680円」にしました。初訪問なので、お店の名前を冠しているものを、というのが決め手の一つです。いやぁ~、ハンバーグとサラダがついてるのに680円て・・・wプククw

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ラーメンは、シンプルなしょうゆ。ナルトがうれしい。手作りだから安いのかな?と思ったハンバーグは手作りではない感じ(お新香も然り)。
連れはイカリングフライ、アジフライ、コロッケなど揚げ物もりもりの定食を食べておりましたが、冷凍もののようでした。つまり、以前書いた田むらとは対照的なわけですが、これはこれですばらしきB級グルメ店!だと思うのですよ。近所の常連さんもちらほらやってきます。

ラーメンは若干ケミカルですが、それがむしろ、ライスにバウンドさせながら食べるにあたり、いい感じ。さて、いざ、ラーメンライスをば!

ラーメンライス、食法その一!基本型、汁麺飯汁、始め!
まず、ラーメンの汁をひとすすり。ついで、麺をひとすすり。麺を口に入れたまま、飯をガバッと大きくひと口!麺と飯をいっしょに咀しゃくする。これがラーメンライスの醍醐味!

ラーメンライス食法その二!汁海苔飯麺汁!
汁をひとすすり。素早くラーメンの上の海苔をすくい取って、飯をまいて口に入れる。同時に麺をすすりこむ。海苔と麺と飯!この三者混合の味の豊かさを味わうー!

ラーメンライス食法その三、メンマ飯麺汁!
メンマをおかずにご飯を食べる!三口、四口歯ざわりを楽しんだところで、麺をすすりこむ。そして汁を大きくひとすすり。ごくーんと全部ひとのみ!

ラーメンライス、食法極意、乱汁乱麺乱飯乱汁ー!
要するにガツガツズルズルサバサバやるべし!とにかくやるべし! (美味しんぼより引用)

・・・に、加えて時々ハンバーグも食べるわけです。うは、たのしーーww

と、いきなり食事で始まりました、本日のさんぽ。
この、真華のやや東に、桃園川の支流なのではないかと思っているものがあるのです。
実は、以前同じ場所についてレポートしています。そのときは、桃園川緑道から南下し、ビルの地下に埋もれるところで追跡をやめています。が、その後、もっと上流に暗渠サインぽいものをみつけたので、補足しようというわけです。

今回は上流から。

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地形的には川跡らしくない道です。北に向かって下る以外は、平らだし道は真っ直ぐだし、谷でもありません。微塵も。
ただ、なんとなぁく、ここに段々の田んぼがあったなら、しっくりくる風景だなあと思うんです。(明治の古地図では、桃園川の周辺に田んぼはあるのですが、この位置まであったかどうかは微妙です。)

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でも、ここに流路が書いてある古地図なんてひとつもないし、正直言っていまでもここに支流があったかどうか、自信がないんです。
でもでも、なぜかこんな道沿い(お店が殆ど無い)に、唐突に染物屋さん(=暗渠サイン)が現れます。

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そしてもうひとつ、支流を思わせるものが。この隙間、他の建物どうしの隙間よりも明らかに広いんです。そして出口に雨水ます。うーん、気になる!

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でも、隙間より下は暗渠サインどころか道さえもしばしなくなります。仕方がないので、横からまわります。傾きが気になる。

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回ってゆくと、出たぁ、クリーニング屋さん。その、クリーニング屋さんの隣の未舗装の小道が支流暗渠と思っているものです。

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小道沿いには、以前はなかった空き地がありました。

前はこの場所に、廃屋がありました。ほんの最近までだと思います。だって、前回の記事=2009年には、あったのだもの。思えばとても、存在感のある廃屋だったのにな。

ちょうど、写真を撮っているときにご近所の方が出てこられたので、ここにドブがなかったかを尋ねてみました(おじさま、ありがとうございました)。すると、その方の知る限りここは道であり、昔から私道だった、ということでした。

わずかな暗渠サインを見つけてはうれしくなり、しかし古地図や地元の方の証言でかき消されてしょんぼりし・・・一喜一憂。

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そしてこの小道の出口がここ。この、桃園川緑道(杉並区内)の白いレンガのマークは支流の合流口と重なることが多いので、支流サインと呼んでいるものです。

今回はこんなふうに、川跡なのかどうか非常に微妙ですが、カウントします。高円寺南二丁目を通るので、また、ほかにこれといった支流名も思いつかない立地なので、高円寺南二丁目支流(仮)と名付けたいと思います。
上記のようにあまり自信がないので、括弧を2つつけたいような心境・・・。

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いちおう、地図にするとこんな感じ。
いつの日か、白か黒かはっきりさせたい!中華ランチを食べながら、ね。

<引用文献>
美味しんぼ29巻 小学館

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