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紅葉川をねちねちと歩く その11 嗚呼感動の砂土原町支流(仮)

ちょっとだけブログの書き方を変える事にしました。
開設当初から、左右に写真と文字を置いていくスタイルにし、なんとなくそれを変えないできていました。ブラウザによってはズレてしまうけれど、設定を直せばなんとかなるのでと、構わずにきましたが、最近設定を変えてもズレちゃうという人がいたので、これからは写真を真ん中に置く書き方にしてみたいと思います。

さて、前回に続いて、紅葉川本流を少し下りますと、以前ご紹介した長延寺谷支流(仮)の河口を過ぎ、もう一本の支流に出会うことができます。

Momijie1

出会う・・・というかこの支流、河口部分は既に痕跡がありません。上流のほうをウロウロしていたときに、たまたま見つけたものなんです。

それは、鰻坂のあたりを歩いていたときのこと。鰻坂の由来は、鰻のようにクネっていたからのようです。

Momijie2
(1つ前の写真の奥を拡大)道の向うに、ちょっとした谷のような場所があります。段々になってます。

Momijie3

残念なことにその谷っぽい部分は道にはなっていなかったので、並行して走る牛込中央通りを歩きつつ、コの字ウォーク(lotus氏命名)を駆使しての探索です。牛込中央通りは、このように外堀通りに向かって下ってゆくのですが、

Momijie4

この道を下って行こうとすると、右手にも崖、

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左手にも崖が見えます。さきほどの谷部分は、ここでは、この写真の崖下すぐあたりです。

Momijie6

鰻坂から見えたほのかな段差がどうやら川跡のようなんですが、どこから始まるかがよくわかりません。この写真より上流(北)には、谷のようなものは見当たりませんでした。

この近辺の路地は旧区画が残っているためか、複雑なものです。コの字ウォークも、ひとつ曲がり角を間違えばだいぶ面倒くさいことになります。そんな、天候の悪いときに行くと実に手ごわいエリアなのですが・・・。下流に行くにつれ、谷がはっきりしてきます。

そして・・・

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なんと。

開渠がありました!

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ほぼ痕跡が見当たらないこのエリアに、開渠が残っているだなんて。
市ヶ谷の駅のすぐ近くに、開渠があるなんて。

ここを見たときのわたしのテンション・・・いやぁ、すごかったです。家の下をすり抜けるように走る、わずかな開渠。まるで宝物!
何度か見に行きましたが、水の流れは確認できませんでした。
大発見!と思っていたところ、ふろっぐねすとさんがさりげなく書いてらっしゃいました。さすがです・・・そしてそのふろっぐねすとさんの旧サイトは最近なくなってしまったようで(猫またぎさんが言及されてます)、とても残念なことです。

この川について、「神楽坂界隈」では、”最高裁判所長官邸から払方町へいく道にある不自然な凹地”があり、”市ヶ谷濠へ落ちてゆく”と記しています。さらに、もっと北側までつながっていたが、ならされてしまった可能性もある、という推測をしています。
前述のように、北側については現在手がかりは無い状態です。それから、「不自然な凹」というほど、不自然なのかどうか、自分にはわかりません・・・

Sado

・・・そんなわけで、上流端をつきとめるのは難しい。今回歩いたさいに川っぽいと思ったものを、地図に水色で示します。市谷砂土原町にあるので、砂土原町支流(仮)としておきましょう。すぐ西に長延寺谷支流(仮)の谷があります。

さっきの感動の開渠から下、河口部分は市谷田町にもかかり、もう谷っぽさは失せてしまいます。「砂土原」という名称の由来ですが、本多佐渡守の屋敷があったので佐渡原と呼ばれたことと、市谷田町を埋め立てる砂土取場であったことの両方からきているもののようです。つまり、やはり市谷砂土原町も市谷田町も、地形が改変されているようです。

Momijie9 

外堀通りを歩きます。つまり本流に合流。
たぶんこの歩道のあたりが、紅葉川暗渠なのだな、などと思いつつ。

Momijif1

少し東に歩くと、日仏学院があります。古さと白さが良い感じの建物。崖の上にあり、下から見るとこんな聳え方。

Hutu

フレンチを気軽に食べられるレストラン(ラ・ブラスリー)が併設されています。
ある日のランチ。千円ほどで、ちゃんとおいしいのです。ランチにはこのワンプレートのほか、2種類ほどコースがありましたが、コースも抜かりなくおいしかったです。
春や秋に、テラス席でワインを飲むのも気持ちいいでしょうね~。

日仏学院の前の坂は逢坂といって、築土神社の飛地社があります。築土神社と書きましたが、これは筑土八幡神社(実は牛込川の流路脇にありました)と以前ならんで建っていた津久戸明神社(第二次世界大戦で全焼し九段北に移転)が残したもの。
そして、お社の前には「堀兼の井」の案内板もあります。掘兼とは「堀りかねる」の意で、苦労して掘った井戸とされ、ほかにもいろいろな地で同名の井戸を見ることがあります。
ここの市谷の堀兼の井には、
「昔、妻に先立たれた男が息子と二人で暮らしていた。男が後妻を迎えると、後妻は息子をひどくいじめた。ところが、しだいにこの男も後妻と一緒に息子をいじめるようになり、いたずらをしないようにと言って庭先に井戸を掘らせた。息子は朝から晩まで井戸を掘ったが水は出ず、とうとう精根つきて死んでしまったという。」
という伝説があるのだそうです。
・・・。

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そしてその案内板のすぐ近くに、こんな現代的な井戸が佇んでいるのでした。あたかも簡単に機械で掘ったような井戸が。。。
いや、まさかこれが掘兼の井だったりするのかな・・・

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また別のある日。
外濠にある、カナルカフェでワインを。紅葉川とも縁のある、お濠を目の前に。
こっちは、イタリアンですが、ここのグリーンカレーも好きです。

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すずめ、カモ、鯉、電車、水面などをながめながら、ゆっくり時間を過ごします。

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あそこらへんに、牛込駅の駅舎があったんだよなぁ・・・なんて、見上げたりしながら。そういえば、牛込駅跡のお店もイタリアンですね。

そろそろ紅葉川の河口が近づいています。前半部分から、すでに積み残しの多い紅葉川探索ですが、いよいよ次回は最下流部の支流をご紹介したいと思います。

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