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東京ラムネ工場 大森・浅草編

東京ラムネ・・・。三ノ輪ラムネは、飲むことができず、東京飲料(中野)のラムネは、サイダーだけ飲みました。ちょっとした負けムードがただよっているような・・・。
ただ、三ノ輪ラムネは音無川沿い、東京飲料は妙正寺川ちかく、ということはわかりました。

それから、先日鬼子母神へ行ったところ、雑司ケ谷の酒屋さんで、なんと東京飲料の”マーブルビー玉入りラムネ”を売っていたのです!「ああっ、これ!!」と、興奮し手に取ったものの、その日はおそろしく暑くって、「いま、ペットボトルより重いものを持ちたくない」と思って(どんだけ弱ってんだ)、買いはしなかったのでした。後悔しているわけですが。
つまり・・・、地ラムネは、その工場の周辺でしか売られていない(通販を除いて)、と思い込んでいましたが、実はそうでもないこともわかりました。

そしてつぎなる地ラムネ工場は・・・、

Ramune1_2

大田区です!
大森南にある、 コダマ飲料をめざします。

訳あって日が暮れちゃっていますが、、、ちょっと迷ってしまい、うろうろしていると、唐突に井戸がありました。地図で確かめると、ここは森ヶ崎水再生センターの前。処理水が防災用に待機しているようです。。

Ramune2

目指すコダマ飲料は、もともと住所からプロットした地点は(新)呑川のちかくではあるけれど、数ブロック離れている印象でした。なので、呑川の支流でも探せるといいな、などと思っていましたが。。現地へ行くと、見事、倉庫は呑川のお隣!うずたかく積まれたケース、それと、向かいあうように呑川のフェンスがありました。

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社屋は、倉庫からやや陸寄りにありました。

コダマ飲料の製品はなんだか可愛らしいのが多くて、飲んでみたかったのですが、もうそこらのお店は閉まっていて(というかお店があるのかどうかもわからず)、コンビニやチェーン店にはまず地ラムネは 置いていないので、コダマ飲料のラムネはあきらめ、この日は蒲田の餃子を食べて帰途につきました。

Ramune4

また別なある日・・・。
別な用で、浅草方面に行きました。吾妻橋のたもとにも、ラムネ工場があります。

その名は興水舎。とってもクラシックでシンプルな、吾妻ラムネをつくっているところ。おー、今度は社屋があっさり見つかりました。隅田川の隣のブロックです。やはりケースが積まれており、そして中では瓶を洗浄しているようすがチラリと見えました。

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吾妻ラムネは浅草で売られているというので・・・、探し始めると、

ほえー!そこにあったのは先日あきらめていたコダマ飲料のラムネではないですか!!

コダマシャトルラムネ。ちょっと現代的なラベルです。いやぁなんだか、やっぱカワイイですね、コダマのは。暑い日にグイグイ飲むラムネ、さいこーです!(嗚呼、この記事が公開される日も暑い日だったらよかったのに。。)

で、そのあと、浅草で吾妻ラムネをもとめてウロウロウロウロしましたが、見つかるのは三重産だったり、広島産だったり。案外、東京産は探してみると無いものです。お好み焼き屋さんにでも入れば、あるのかなあ・・・?
ふむむむ・・・しかし、中野のラムネに雑司ケ谷で出会い、大森のラムネに浅草で出会い・・・。この調子で行くと、ここで会えなかった浅草のラムネは、きっとつぎの目的地で会えるに違いない、という気がしてきます。なのでむしろ前向きな感じで、そこを去ることができました。

Ramune6

そしたらやっぱり!

向島百花園に、ありました!!なんかもう、ラムネは見かけるとラベルを見る癖がついてきています。
この吾妻ラムネは、と~~ってもシンプルで、ラベルがありません。このぺたっと貼ってある紙が飲み口についていて、それをはがして提供されるため、あやうく何ラムネかわからないことになります。通常はそれでいいんだけど、今はラベルが欲しい、ってんで、お店の方に頼んでこの紙をいただきました。
ゴクゴク。あ~~~~、おいしい~~~!!そしてこの瓶、なつかしい!これぞラムネ。なんかひときわおいしい気がします。
ちなみに、この後立ち寄る、吉備子屋でも興水舎のラムネを売っていました。

さてさて、ここまででわかったことは。
・地ラムネ工場は、川の隣、もしくはごく近くにある。しかも、現時点で4軒ちゅう、暗渠1(音無川)、開渠3(妙正寺川、呑川、隅田川)であり、いずれも比較的立派な川(規模は一定ではないが、支流というよりは本流)である。
 ・・・HONDAさんlotus62さんによる水窪川の岸野ラムネの情報もこれに矛盾しません。

そしてその理由としては、
・ラムネ製造のための、豊富な地下水を得ることができる。
・ラムネ瓶を洗浄するための水を得ることができる(コッチはある程度川の水に頼ることができたりして・・・?)
などが考えられます。

あと数軒、都内にはラムネ工場があり、それらもそのうち巡りたいと思っています。・・・しかし、そのむかし、東京には100軒以上ものラムネ工場があったといいます。わたしがより気になるのは、それらの、うしなわれたラムネ工場。これらの情報に、どこまで迫ることができるのか。どれだけ川や暗渠とかかわっているのか。・・・ラムネ工場特集は、きっとしばらく続きます。

それから、今回訪れた地で、もっとさんぽをしてきているので、その記事たちも、近いうちに書きたいと思います。

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コメント

ラムネ工場と川そして流通網の「かくれネットワーク」ですね。すごく興味深いしそれをフィールドワークしてるところに、おおいに敬意を表します。

投稿: lotus62 | 2010年9月24日 (金) 23時02分

>lotus62さん

残業でちびっと疲れてきたところに、あたたかいコメントをいただけてちょっと元気が出ました。ありがとうございます。出ましたね、「かくれネットワーク」ww 現存している工場をめぐったあとの、うしなわれた工場を少しずつ探っていく過程がすでに楽しみになってきています。「かくれ」れば「かくれ」るほどに面白い感じがしますねえ~~。

投稿: nama | 2010年9月24日 (金) 23時14分

そういえば、先日十二社熊野神社の例大祭でラムネを飲みましたが、東京飲料のでした(ケースに書かれてました)。今時珍しい、飲み口の部分もガラスのリターナブル瓶。やっぱりこのタイプの瓶で飲むのが美味しいです。

投稿: HONDA | 2010年9月25日 (土) 22時51分

ラムネと中小河川、思いもしなかった取り合わせで興味深々です。ラムネの語源はレモネード、サイダーの語源はシードル・・・あ、そうだ、日本で最初のキャラメル工場って品川区だか目黒区あたりにあったんですよ。欧米でキャラメル見た創業者が日本でも作ろうって言うんで作ったそうです。で、やっぱりそのころ洋風のもの(レンガとかガラスとか)を作るっていったら、当時の新興工業地である目黒川沿いが多かったんです。ラムネって言うのも「レトロな洋風食品」だから、なんかそういう昔の事情があるようなないような、しかし面白いテーマですね。これからも探求レポート楽しみにしてます。

投稿: 俊六 | 2010年9月26日 (日) 21時10分

>HONDAさん

お、十二社のお祭りで東京飲料のラムネが!!(トーイン、って略すみたいですね。)お祭りにはやっぱりガラス瓶のラムネが似合いますね。そういえば今年、近所の夏祭りでラムネを買おうとしたら、売り切れちゃってました。

>俊六さん

ありがとうございます。わたしがこのテーマに興味を抱いたのは、HONDAさんlotusさんの記事のおかげです。あと、食い意地ですねw それにしてもさすが、お詳しいですね!そういえばラムネ工場といっておきながら、わたしはこれを”工場”枠では考えていなかった気がします。なるほど、工場、しかも、”洋風のなんかすてきなものをつくる工場”なんていう括りはとても面白いですね~~。目黒川のそのお話もとっても気になります。
ちょっと涼しくなってきて、ラムネ欲求が下がってきているので、つぎの工場訪問はいつになるかわかりませんけど、かならずまたやります~。

投稿: nama | 2010年9月26日 (日) 23時12分

namaさん、こんにちは。
ラムネ製造、販売のネットワーク、とても面白いです。牧場・牛乳屋さんのネットワークもそうですが、明治~昭和の東京の地産地消と川の繋がりはとても興味深いです。
淀橋の近くでは浅田ビールも造られてたし(1884~1912)、一緒にラムネも造られたのでは?と少し調べてみましたがわかりませんでした。
ラムネは戦艦大和をはじめ、多くの軍艦の中でも作られていたくらいお手軽なので、小規模な作り手が林立したのでしょうね。

投稿: 鍵ノ手 | 2010年9月28日 (火) 13時19分

>鍵ノ手さん

こんにちは。どうもありがとうございます~。
浅田ビール!のちの記事(小淀川のw)に使おうと思っていたところです。しかし浅田ビールでラムネが作られていた可能性は思いつきもしませんでした。これは、調べてみる価値大アリですね!!わたしも調べてみようと思います。
ぐっ・・・、軍艦でラムネですか!!これもまた、知りませんでした。そして、これもまたものすごく萌えるツボです(軍事×食べもの)。たのしい情報を、どうもありがとうございますー!

投稿: nama | 2010年9月28日 (火) 13時32分

大和のラムネは復刻されて、通販でも買えますよ。
大和でラムネとアイスが造られていたのは、以前から知っていましたが、他の軍艦でもラムネが造られていたのはコメントに際して調べて知りました。軍艦で嗜好品が造られてたのは意外ですよね。
浅田ビールは廃業しているので、あまり情報少ないですね。キリンビールとキリンレモンとか、ニッカの例を思い浮かべて浅田サイダーや浅田ラムネも有るかもと。まだ妄想ですが。

投稿: 鍵ノ手 | 2010年9月28日 (火) 23時42分

>鍵ノ手さん

うわぁ、本当ですね。しかも大和ラムネ、3本入りとか適度なサイズで購入欲をそそりますね(以前、懐かしくなって地元のサイダーを通販で買ったときは1ケースも届きました)。
軍艦で嗜好品というのはたしかにとても意外です。でも、物理的なことでいえば、アイスも大きな器械いらないですし、そういえば家用の炭酸水をつくる器械なんて魔法瓶くらいの大きさだったような(一時期欲しかったのです)。
調べたいことも多々あるし、大和ラムネも購入したくなってきました~~w

投稿: nama | 2010年9月29日 (水) 17時29分

こんにちは。私はnamaさんのこの記事以来、ラムネと暗渠の関係に目覚めてしまいました。そしてこのたび新考察に思い至ったので今度(数ヵ月後ですが)私のブログに書いてみたいと思うのですが、そのときにこの記事にリンク貼らせて頂いてもよいでしょうか。

投稿: 大石俊六 | 2012年6月30日 (土) 06時00分

>大石俊六さん

こんにちは。おお、ラムネと暗渠の関係の新考察ですか!それはめちゃくちゃ興味あります。記事楽しみにしていますね。もちろん、リンクを貼っていただくのはOKですよ~。

わたしも丁度、暑くなってきたのでラムネ工場の記事をまた書きたいなと思っていたところでした。俊六さんにこの書き込みを頂いた前日の晩、トーインの「桃園サイダー」を手に入れて、うはうはと飲んでいたのでした・・・プチ・シンクロニシティですねww

投稿: nama | 2012年7月 1日 (日) 14時34分

リンクの件ありがとうございます。こうムシムシしてくるとシュワ~がほしくなりますね。最近の私は、炭酸飲料とみると、ラムネサイダーコーラジンジャーエール構わず、シークヮーサーの原液をドバドバ混ぜて酸っぱさアップさせて飲んでます。

投稿: 大石俊六 | 2012年7月 2日 (月) 18時59分

>俊六さん

シークヮーサーの原液!!想像しただけで唾が出てきました。あれは酒を割るものとしか思ってなかったし、今まで一瓶買うこともなかったのですが・・・その使い道すばらしいです。今度真似させてもらっちゃいます・・・w いい夏になりそうですw

投稿: nama | 2012年7月 3日 (火) 12時57分

毎日蒸し暑くてシュワシュワ日和ですね。先日のリンクの件、アップしました。タイトルは「水質汚濁防止法」です。おかげで商品名におけるラムネとサイダーの使い分けの謎も解けました!

投稿: 大石俊六 | 2012年9月 1日 (土) 14時03分

>俊六さん

レス、とても遅くなってしまってごめんなさい。色々ほかのことが積み重なって、ブログを見たり書いたりする時間を失っていました。
おお、例のシュワシュワ記事ですね~!読みに行きます!!お知らせありがとうございます~。

投稿: nama | 2012年9月15日 (土) 10時00分

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