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都電荒川線のりほうだいのたび 前編

ブログ1周年記念イベント的に、やってみました。川跡以外の何かに沿って、いくつもの谷底を見るよろこび。荒玉水道道路イッキで味をしめたというのもありますw

荒川線を選んだのにはちょっとした理由もあります。わたしは赤ん坊のときに少しだけ西日暮里にいたので、母子手帳が荒川区なのです。父親が単身で住んでいたことも、両親の新居だったこともある地です。故郷といえば山形、ではありますが、荒川区はちょっとしたルーツでもあるのでした。・・・とはいえ荒川線の駅との縁はありません。それでも、「荒川」っていう名前がついているだけで、親しみを感じるということなのでしょう。荒川線は大好きな路線です。

というわけで、のりほうだいのたび。少し前に、えいはちさんが都営のりほうだいをやってらして、700円でしたね。わたし、同じ値段かとおもっていたら、なんと都電だけに限定すれば、1日のりほうだいで400円なのでした!これはすごい。すごいコスパですよ!?

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事前に川跡、赤線跡、自分的観光名所などをリストアップして一覧表に。 1日かけて、何往復してもいいぞ、ってな心持ちで、雑司ケ谷へ向かいました。鬼子母神前から乗るまえに、まず一箇所・・・

弦巻川跡を歩いて鬼子母神へいき、境内にある、超レトロ駄菓子屋さんに向かいます。ここで駄菓子でも買って、と、思っていたら閉まってました。がぼーん。

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気を取り直して乗車。これから、楽しめる場所はきっとやまほどあるんだから!鬼子母神前~都電雑司ケ谷の間で、弦巻川のつくった谷を越えるんですが、これが結構立派な谷でした。
そのまま、水窪川も越えて、大塚駅前へ。”大塚駅前”ってすごい駅ですね~。もう、ただのJRのガード下じゃないか。

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大塚には、おたのしみがあります。この大塚三業通りは、名前のとおり、花街のあった場所でありながら、しかも谷端川(うーん、わたしは小石川って呼びたいのですがこの位置で小石川とはあまり呼ばれまい)の川跡でもあるという、超豪華なところ!!

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谷端川は、JRのガードをくぐるここらへんの位置を、向こうからこちら側へと流れていたようです。そしてぐにゃりと曲がって、三業通りへと注ぎこむ。

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大塚三業通りは、こんなふうに、ラブホと料亭が同時に存在する場所が、あちこちにある通りなのでした。

アースダイバーに、谷底×エロスの描写があったような。そんなことをぼんやりと思い出しました。ここらへん、夜はいったい、どんな雰囲気になるのでしょう。

Arak6

谷端川の暗渠サインは残念ながら、あまりありません。

クネクネと蛇行する道と谷底地形、道沿いにあるこの銭湯”金春湯”くらいでしょうか。

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裏路地がたいへん面白かったです。こういう、風情ある建物がぽつぽつ見られ、どんどん探検したくなってしまいます。

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さらに、この”大豊”とか、

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”浅元”とか、どーんと在って、名前だけ書いてある建物が。

料亭らしいのですが、自分のイメージする”料亭”とはどこかバランスが違い、古くて、閉鎖的な建物。いったい、どんなひとたちがここにやってくるのでしょう?

また、駅近くのもうちょっとオープンな居酒屋ではメニューに”殿様遊び(コンパニオン、生バンド、レザーカラオケ)”などと書いてあって、ちょっと笑えました。

Arak10さて、つぎはどこで降りようか。何もなさそうな場所でも、駅名が”暗渠的に”気になったら、降りることにしました。

ここは巣鴨新田。”新田”あるところ、用水路があるだろうと。巣鴨新田駅近くには、またも谷端川がありました。そしてそこに向かっていくような、暗渠らしき道も。この写真は「それっぽい」道なんですが、赤い服のおばちゃんがずっと居て通りづらかった。。。

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そろそろ、お腹がすいてきました。ちょっとした腹ごしらえに、と、”庚申塚”で下車します。

駅のホームにある店として有名な、”いっぷく亭”で、焼きそばとおはぎのセットを食べます。都電の写真があるわ、都電は走ってくわ、撮り鉄さんが兵隊のような秩序で写真を撮っているわで、面白い場所です。

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巣鴨地蔵通りも行きたかったですが、ちょっと置いといて、つぎは駅名が気になる”滝野川三丁目”です。後日訂正、”滝野川一丁目”でした。闊歩マンさんご指摘ありがとうございました。

しばらく歩けば、藍染川の水源のひとつに近づけるようでしたが、あまり駅を離れないことにしていたので、ここは尾根部分をはしる、千川上水王子分水の流路を見てお茶を濁します。

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そして、王子駅前の石神井川フェイク部分、荒川車庫の引込線なんかをウハウハ眺めつつ、とりあえず荒川遊園地前まで行ってしまいます。さあ、あらかわ遊園へ!
あらかわ遊園手前に、おいしいたこせんのお店、”ふく扇”があるので、そこでたこせんをパリッ。うーまー!!

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あらかわ遊園にも、入ります。へへへ・・・お目当ては、食事処のビール!

からあげをつまみに、ビールを飲みます。テラス席が2席だけあって、暑いからか不人気だったので、あえて座りました。そしたら、なんと、ここからは隅田川が見えるのですね!!期せずして、川べりビールができちゃったわけです。
ここって川好きさん(川で酒呑みたい人)にとって結構な穴場なのではないでしょうか?
それから、生まれたばかりの山羊を見たり、釣りをしたりしました。

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あらかわ遊園は、以前は大人向け娯楽施設だったのだそうです。大正11年に、王子電気軌道株式会社が絡んでつくられた、滝や築山、展望塔、そして大浴場のあるいわば”御殿”だったそう(「荒川区史跡散歩」より)。

この釣堀は、かつての池跡なのでしょうか、それとも昔からあるのでしょうか。遊園地に釣堀、という組み合わせが斬新に感じますが、そういえばレトロ釣堀のある和田堀公園も、以前はもっと遊園地チックな場所だったというので、昔は定番の組み合わせだったのでしょうか・・・?

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その、娯楽施設の前は、煉瓦工場(明治5年~)だったのだそうです。水運と土(ここの土が煉瓦作りに適していた)と燃料の入手しやすい条件を備えていた場所だったようで。
そして今もぐるっと周囲には煉瓦塀が残っているのでした!とても見事です。あらかわ遊園よりもぐるっと一回り広く、民家の塀になっています。

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!!
不意に、トンネルらしきものがありました!

むひょー、わたしの大好物”埋められたトンネル”ではないですか!!ぬおぉー、ミステリアス!・・・といっても、場所柄そんな怪しい目的ではないのでしょうけど。でもでも、すごいインパクトです。

・・・と、行きたかったところ、予定外の出逢い、いろいろとおりまぜながら、荒川線のたびは後編に続きます。ちなみに、ここまでの下車は5回。計10回以上は、乗り降りしていると思います。のりほうだい、万歳!!

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コメント

都電の旅、2年前にやりました。
http://pub.ne.jp/sktk4a/?entry_id=1272477
当時はまだ暗渠に興味をもっていなかったので
乗り降りして駅の付近を散策したっていう程度でしたが・・。
暗渠を追いながらの都電の旅っていうのも面白いでsyね。

投稿: リバーサイド | 2010年8月18日 (水) 19時43分

昼間からビール片手に散歩とは羨ましいですね。

私も過去に3回ほど『1日乗り放題』の旅をしたことがあります。
http://636.cocolog-nifty.com/camera/2009/05/post-cae6.html
昨年の5月は動画を撮ったので被写体は都電ばかりですが、
3年前の時は街の風景をメインに撮りました。
http://636.cocolog-nifty.com/camera/2007/05/post_cae6.html
その前は12年前の秋でしたが、デジカメを持っていなかったので
写真が1枚も残っていません。(^_^;

“金春湯”はここも銀座と同じ“こんぱるゆ”と読むんでしょうか?

投稿: 六三郎 | 2010年8月19日 (木) 07時00分

何かに沿って谷底を感じる旅というのは確かに楽しいですよね。

えいはちさんのサイトでちらっとお話ししましたが、最近引っ越しまして、現在埼玉在住です。
東武東上線で通勤していますが、車窓から眺める地形の高低差が毎日気になって仕方ありません。
谷底には川があることが多いのですが、ないこともあり、「川がないということは、代わりに暗渠があるに違いない!」と思うとそわそわしてしまいます。
地下鉄通勤していた頃は感じることのできなかった感触です。

早く涼しくならないかなぁ。

投稿: 猫またぎ | 2010年8月19日 (木) 09時24分

殿様遊びってすごすぎるなあw
しかもこの内容で殿様w
大豊さんとか浅元さんとかってのも、どんな業態・客層なんでしょうね。不思議な界隈ですねえ。

投稿: lotus62 | 2010年8月19日 (木) 09時32分

というわけで軽くググってみました。2店の名前は料亭・割烹として食べログなどでたくさん取り上げられていましたが、利用者のコメントはどこにも見当たりませんでしたw

投稿: lotus62 | 2010年8月19日 (木) 09時59分

そう、都電だけなら400円なんです。
これは楽しそう。僕もやってみたいですが、
やっぱり700円のほうを買っちゃうでしょう。
早稲田まで都バスで行くので。
なので日暮里舎人ライナーも一緒に、なんて考えてます。
>赤ん坊のときに少しだけ西日暮里にいたので
ほー、そうなんですか。
ちなみに僕が赤ん坊の頃、まだ西日暮里駅ってなかったみたいです。
http://ei8at12so.seesaa.net/article/29235395.html

投稿: えいはち | 2010年8月19日 (木) 15時56分

こんにちは。なんと都電ですか!
俺は毎日通勤で使っています。大塚で山手線に乗り換えています。
あまりにホームタウン情報でびっくりです。
ただやはり自分以外の方の視線から見る街は自分が普段
何気なく見ている風景と全く異なっていて面白いですね。
たこせん出てくるまで20分くらいかかりませんでしたか?(笑)
1点気付いた点がありました。
滝野川の電停は「滝野川一丁目」です。
都電には「~丁目」と付く電停が他にもたくさんあって
まぎらわしいんですよね。
三丁目が付くのは「東尾久三丁目」です。

投稿: 闊歩マン | 2010年8月20日 (金) 08時23分

>リバーサイドさん

あっ、本当ですね!やられてますね。暗渠の記事でないため、拝読していなかったようです。都電はやっぱり魅力的ですよね。暗渠の視点でもういちど、やられてみるときっとまた違うと思いますよ~~。

>六三郎さん

わ~、3回もですか!流石ですw 12年前ですと、いろいろと変わっていそうですね。
こんぱるゆ、って読むみたいですよ。銀座にもあるのですか!それは知りませんでした(面白いので行ってみたいです)。
http://www3.ocn.ne.jp/~konparu/

>猫またぎさん

引越し、お疲れさまでした。あはは、毎日そわそわしてらっしゃるわけですねw 谷底って、川があっても暗渠があってもテンションあがりますよねえ~~!わたしも地上の電車に乗っているときは、ドアのところに陣取って、貼りついて見ています(←大人として大丈夫なのか、という体勢)。
イメージですけど、東上線の暗渠はなんだか面白そうです。いいのがあったら、教えてくださいね~~

>lotus62さん

殿様遊びのイメージは、やはり女性の着物の帯で「ア~~レ~~~(くるくるくる)」でしょうか?w
そうなんです、わたしもその2軒、気になってしまってぐぐりました。最初は料亭かどうかもわかんなかったので(今営業しているのかどうかも); ・・・しかし、結果はlotusさんと同様です。ますます気になっちゃいますよねえw

>えいはちさん

これ、楽しいですよ~。わたしは今回、リストの半分も実行できなかったので、たぶんまたやると思います。
バスで向かうのなら、そうですね、700円のほうですね~。舎人ライナー、気になっているけれど、恥ずかしながら乗ったことがありません。乗ってみたひ・・・。
西日暮里の記事、びっくりしました!!あの駅は新しく出来た駅だったのですか!その地図面白いですねえ~~。

>闊歩マンさん

なんと、都電で通勤ですか!!めちゃくちゃ羨ましいです~~。嗚呼、良いですねえ。
たこせんは、長かった気がしますが、先客が居たのであまり気になりませんでした。が、そういえばあの店、そんなにすぐ出てくるイメージないですね。。でも美味しいので許しちゃいます。
はわわ~、たしかに滝野川1丁目でした。間違えてますね。あとで訂正しておきます。ご指摘どうもありがとうございます!
後編も、なにか気づかれたら、ぜひ教えてくださいね~

投稿: nama | 2010年8月20日 (金) 12時41分

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