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国立駅の南側を歩く

国立は中央線なのに中央線的混沌を持たず、田園都市線的キレイさを持つ街です。そんな、独特でちょっと気になる、国立で仕事をする機会がありました。2回呼んでいただいたので、帰り道は駅の両サイドを1回ずつ歩こう、ということにしました。

まず国立を地図で見ると、駅近辺は暗渠らしい道がなさそう。けど、南へ南へ行って谷保を越えると水路だらけ(暗渠はなさそうだけど)!以前、家具屋さんをさがして彷徨い、谷保~矢川の農道で迷子になったことがあります。たしかそこには凹凸があったはずだ・・・。

Kuni1というわけで、1日目は南を目指しました。

その前に、お仕事先で、国立生まれ国立育ちの方と話すことができました!わ~。その方曰く、「国立は、むかしから水はけの悪い街。」で、台地状で凹凸がないので、雨が降っても水が流れず、溜まる→乾くまで待つ、しかなかったのだそうです。雨の後も長靴を履いて、苦労して歩いたと。一橋大学前を通る”大学通り(左の写真です)”は整備された後も水はけの悪さがあまり変わらず、いまでもよく水が溜まるのだそうです。
それから、国立駅前の田園調布みたいな放射状の道路。あれは、景観をよくするためにつくられたそうなんですが、実は結構あぶなくて、「あの道ができてから事故が増えた。」とも仰ってました。街の歴史を知る人のおはなし、実に面白いです。それから、その方は谷保の方の川で小さい頃よく魚をつかまえて遊んでいたとか・・・魚!今もいるのかな~。ワクワクします。

Kuni2 そんなわけで、喜び勇んで谷保駅を越え、地図上では谷保天満宮のあたりに載っている水路を目指しました。
すると、水路の前に、湧水と池を見つけました!!
むぎゃー!!(訳:なにこの透明度!!)

・・・いやホントびっくりです。だって松本でさんざんきれいな湧水池を見てきて、「東京にはこんなにキレイなの、無いね!」と思って帰ってきたばかりだったのです。・・・東京にもあったよ!!
この池の水源は、”常盤の清水”で、その説明板の写真を撮ってきたのですが、これが文字の半分がアジサイに隠れてしまって読めないという。残り半分→常に豊かな水量が湧き出し、昔は付近の人びとの井戸だったのだそうです。しかし現在は枯れ気味で、池の水は地下水でまかなわれていると書いているサイトがありました。たしかに、隣に在る湧水点からは、湧いているようすはよくわかりませんでした。

Kuni3 でも、この透明度はすごいですよ。都心からも遠くないし、ここを眺めに来る価値は大アリだと思います。

池からは勢いよく水が流れて行きます。その水路の、ガードレールを持たず、低い石積みの間をさらさらと流れる様子は、今まで見たどの水路とも違い・・・、先日HONDAさんがこの近くの水路に対し用いた表現、”水の流れがとても身近に感じられる”、まさに、そうなんです。

Kuni4

少し歩いたら少し水路が深くなりましたが、やはりガードレールで覆うでもなく。

ちょっとしゃがんで見つめたりできます。

洗い場、健在。

Kuni5

その先で、もっと大きな水路と合流していました。

ここもずいぶん、きれいですねえ。ハケの湧水を集めてきたんでしょうか。

いま、流れを下ってきたところなので、ここも下りたくなりましたが、、、このまま下っていくときっとわたしは帰れなくなる、と思って、今度は遡ることにしました。

Kuni6

また別の水路が出現。田んぼの緑もキレイ。

この水路は田んぼや畑の用水路なのでしょうが、やはり石積みで覆われ、道路のすぐ近くをざぶざぶ流れています。日常ととても近いところに、さりげなくきれいな水路があるのです。

Kuni7

おお~、田んぼでせっせと仕事をする鴨が居ました。

鳥類も大好きなので、近寄って見つめます。近寄ったら逃げられましたけど・・・

Kuni8

また別の用水路が。ここに住んでいる人たちにとっては、当たり前の景色なんでしょうけど、この、人や道路ととても馴染んでいる水路たち、わたしにはまだまだ新鮮です。
これなら子どもたちも水面をのぞいて、魚とりやらに興じることができます。

Kuni9

ほら、ここも・・・。道路を自転車で走るおじさんが見えます。自転車がちょっとフラっといったら、水路に落ちてしまいそうですが、そんなのきっと平気、なんでしょうか。あとは泥酔して水路に落ちるとか・・・、ここで思い出しましたが、うちの祖父も、むかし酔っぱらって水路に落ちちゃってた気がします。皆の笑い話になっていましたが。
ここの水路では、やっと小さな魚たちを見つけることができました!ヤッター、今も居るんだ~~。

Kuni10

さて、追っていた水路はまたも駅と反対方向へ行ってしまったので、つぎは城山(じょうやま)公園へとハケを見に行きます。日が沈んできたので、ちょっと急ぎ足で。
城山公園というのは、お城の跡&崖線(と自然)をダブルで楽しめる地のようで、さっそく水路がお出迎え。そして黒くて素早い小魚が居ました。

Kuni11

水路はほとんど自然のままであるように見えます。草でよく見えませんが、手前から向こうへと、右から来るのと2本あります。

もうほぼ夕暮れでしたが、子どもが遊んでいて、じつにのどかでした。

とはいえ散策路は狭く、草がぼうぼうで歩くのも難儀します。薄暗くなってきたしなんとなく怖くなって、手持ちの防犯ブザーを確認・・・

って、とつぜんこんな看板が!Kuni13

イヤイヤイヤイヤ!
防犯ブザー効かないから!

ひゃー、こんなところにマムシが居たら、気づかないし・・・。ヤラレル。。そんな思いですごい速足で城山の下を歩きましたw(山の上へ登る気は完全に失せました。)

Kuni14

ちなみに右手は崖、左手はこんなにひらけた空間です。この空き地がなんなのか、よくわかりませんが・・・

すぐ足元を流れつづけていた水路がここで左折し、この原っぱの中央へと向かっていました。どうやら、この原っぱの中央に水源があるようす。写真では、右手前から奥にかけて、草がモコっとなっていますが、そこが水路です。

Kuni15

さて、一度道路に出てきました。マムシの恐怖は依然ありますが、この立て札が「ハケ下散策路だって!ねえ、行くよね?」と誘ってきているような気がして・・・

Kuni16

ワハハ、行っちゃいました!

右側の鬱蒼としているのがハケ下散策路です。左側は、なぜかヤクルト中央研究所の社屋です。けっこうなコントラストですね・・・。

でも、このときはもういいかげん暗くなってきてたので、ヤクルトがあって救われました。

Kuni17

そんな怖い怖い言いながら、来るほどのもんか、と言いますと、実に来る意義があります!!

見てください、これ。足元、木がわたしてあって、ちょうどその下にハケから湧いてきた水の流れが。これが延々つづくのです。大興奮モノです!
だけど、ちょうどここでデジカメが充電切れ。写メに切り替えようかと立ち止まっていると、でかいハエとか蝶とか、おそらく蚊とかがガンガン寄ってきます。

Kuni18

マムシの恐怖もあって、折角の道ですが立ち止まれません・・・ダーー!っと走って、振り返ってパシャリ。

う~ん、ハケからの水路をよ~~~く見せてくれる、すばらしい作りです。水路に板が載せてあるという点では、暗渠に通じるものもありますが、これは水路をじゅうぶんに見てもらうための板。蓋ではないのです。おもしろいなあ。

Kuni19

そして、結構長かったハケ下散策路を歩き終え、矢川の駅から帰ることにしました。
帰り道、坂を上り、台地に戻ってきたところで、クリーニング屋さん・材木屋さんなどの暗渠サインが並ぶところに、こんな謎の空間がありました。水に関連していたかどうかさえわかりませんが・・・気になりました。

そしてようやく矢川駅へ。国立駅の南側、谷保近辺のたびは、水と親しめるとても良いものでした。とくに常盤の清水の池と、ハケ下散策路はかなりおすすめです。が、昼間に行くことをおすすめしますw

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コメント

すごいなあ、ここ、すごいです。
水路にガードレールも柵も作ってない、ってすごいですよ。役人さんがなんだかんだ理由つけて公共投資したがるモンでしたでしょうけど、よく手付かずに残したものです。感心感心。
それにしてもいい景色ですね!!!

投稿: lotus62 | 2010年7月 5日 (月) 12時26分

>lotus62さん

水路に子どもが落ちるとかで、親御さんが役所になんか言うかもしれませんしね。・・・そういうことのない、大事にたのしく川と遊んでいる平和な地区、みたいなイメージが浮かんで、それもまた良い感覚でした。

投稿: nama | 2010年7月 5日 (月) 18時08分

ほんと~こんなのどかなところが東京にあったなんて!
国立は10年前にいったきりだけど変わってないのかなぁ。東京に戻ったらいってみる~

投稿: ポコ | 2010年7月 5日 (月) 19時45分

ちょうどひと月前、同じルートを辿りました。ヤクルト脇のあとを更に進むと、矢川おんだしとママ下湧水に出ます。5枚目や9枚目の写真は府中用水の分水ですね。
それにしても城山からYakultの脇の木道、夕暮れ時によく通れましたねえ!昼間でも鬱蒼としていて、道もどんどん細くなってくし、蚊は多そうだしで、なかなか通りにくいかと・・・

投稿: HONDA@東京の水 | 2010年7月 6日 (火) 00時37分

>ポコさん

良いところだよねえ~。
あれ、国立行ったりしてたの?わたしはなぜか南側ばっかり(たしか)3~4年おきに行ってるんだけど、街並みはあんまり変わってない気がするよ。

>HONDAさん

ああ、もうちょっとで矢川おんだしとママ下湧水だったのですか~。帰り道、郷土文化館の看板を見つけましたが、閉館していそうな時間だったので寄りませんでした。けど、寄れていたら府中用水の資料があったのですねえ(府中用水はほんとにコンプ難しそうですね)。振り返るとこの日は色々と惜しいところでストップしちゃったようですね。
そうそう、ヤクルト脇のところ、知ってる方だったらきっとこの怖さが伝わるだろうと思っていたのでうれしいです。最後の好奇心を振り絞って入りましたww後から見た他のサイトではもっと草が少なかったので、けっこう伸び盛りの時期にあたっちゃったのかな~、と。一見、景観を損なうかのようなヤクルトですが、あれが無かったら歩いてなかったような気がします。

投稿: nama | 2010年7月 6日 (火) 09時40分

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