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遊び場○番特集 その3(96、80、79、&以前のもの)

おひさしぶりの、遊び場特集。杉並区内の気になる空間、”遊び場○○番”を追う企画です。

まず、お詫びと訂正です。区のサイトを見ていたら、現存する遊び場一覧が載っていました。うう、こういう基本的な情報をなぜ最初にチェックしなかったのか、わたし。
その中には、なんと遊び場が105番まで載っている・・・つまり現時点では96番が最若ではないという新事実。以前喜ばせてしまったえいはちさん、すみません。105番は宮前にあるようです・・・。後ほど、過去記事を訂正したいと思います。
しかも97、99、100、104番は記載がないので、新しく出来てすぐ消えた”幻の遊び場”ってことになります。・・・ふぅ、しかし、折角状況をたしかめに足を伸ばしているのに、ネットで色々わかっちゃったのはちょっとガッカリでもあり。フィールドワークは続けますけどね。大事なポイントは”暗渠サイン度を調べる”ことですから!

さてさて、以前の回から今回までの間にすこし知恵をつけまして、いくつかの図書館で住宅地図などをあさり始めました。その情報も加えてレポートしたいと思います。

Asobiba96まずは、うわさの遊び場96番。
プロフィールは、1984年4月1日生まれ、2551.00㎡です。広さが判明している96番まででは、第2位の広さを誇ります(ま、若い遊び場の方が広いんですが)。

ここは地図上でもばっちりあるし、HONDAさんえいはちさんlotus62さんがレポートされてるので、現存していることは知っていました。立て札もしっかりとあり、申し分なし。3ブロックにまたがる広さで、遊具もあって、子どもがいっぱい遊んでいて、”公園”を名乗ってもじゅうぶんな程です。
そして川との関係はというと、和泉川のすぐ近く、というかHONDAさんによれば玉川上水新水路の跡であり、和泉川の源流地帯である窪地のすぐそば。ちなみにその窪地は、かつて”鶴ヶ窪”と呼ばれていたようです。

Asobiba801次いで遊び場80番。ちゃんと、ありますあります。
ここ、ちょうど杉並区と渋谷区の区境なのです。3ブロックにまたがって公園があり、うち1ブロックは渋谷区のもの。つまり一見同じ(つながっている)公園でも、杉並区的”遊び場80番”と、渋谷区的”笹塚二丁目遊び場”というふたつの顔を持っている場所です。

1979年11月21日生まれ、1260.00㎡。広く思われるかもしれませんが、これでもトップ5には入らない広さです。木がややモジャってますが、遊具もあるし、子どもも遊んでます。

川との関係は、和泉川そばでもありますが、崖上にあります。ここも玉川上水新水路跡のようです。

Asobiba78_2 その次、遊び場79番。
1979年5月1日生まれ、1000.80㎡です。

これはちょっと混乱する物件です。2010年現在も、見に行ってみるとここは遊び場っぽい感じなのですが、○○番と書かれた立て札は見当たりません。

遊び場に関して最初に入手した資料「すぎなみの公園」(1990年)では、79番は高円寺南1丁目に在ります。ところが「ブルーマップ」(1991年)では、それらしき位置にあるものは”東部公園”です。では、改名したのか・・・?いえいえ、「ブルーマップ」(1997年)では”遊び場79番”なのです!

Asobiba782_2

これに対するわたしの理解:1990年当時、この地域は杉並区の”東部公園事務所管内”でした(現在は南北の2カテゴリのようです)。その東部公園事務所管内遊び場79番、が、なぜか東部公園と略記されたということでは?
とくに新名称がつけられることもなく現在にいたり、現在は右のような立て札があるのみの、おとなしく薄暗い公園になっている、という。すなわちこれは改名ではなく現存カウントでいこうと思います。(区のサイトでも現存扱いですね。)

川との関係は、桃園川支流沿いもしくは流路上です。桃園川緑道からも近い位置です。

以上3件についてまとめると、現存3でした。今までの負け戦からすると、ちょっとした勝利の気分ですw。
さらに、3つとも暗渠絡みといううれしい結果でした。

ということで、これまで、訪れた遊び場(跡)はトータル11こ。現存5、消失5、生まれ変わり1、という結果です。川との関係は、あり8、あるかもしれない1、なさそう2(うち1は要検討)、でした。今回、川との関係アリがぐっとUPしてうれしい!!

Asobi13 それから、以前書いたいくつかの遊び場について、ゼンリン住宅地図(1996年)により正確な位置がわかりました。

たとえば13番。善福寺川のすぐ横に空いたこのスペースではないかと推測していましたが、ハズレ。
正しくはこの写真よりもう少し手前の、ただの道路にしか見えないところでした。考えてみれば24番だって道路にしか見えないわけで・・・いろんな形態があるってことだ。

ほかにもわかったことはあるのですが、こんなふうに正しい位置の写真が手元にないため、撮ってき次第レポートしたいと思います。それから、今回”幻の遊び場”が登場しましたが、かえってやる気が出てきてしまいました・・・w いつか、探し出したいと思います!

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コメント

遊び場について検索してみたら、102番について書かれたこんなブログを見つけました。
http://tamagawajk.exblog.jp/5740796/
それによると102番は2007年3月開園だそうです。
NHKのグランドも遊び場になっていたんですね。もしかしたら最大の遊び場かも。
この前、脇の玉川上水を通ったのに・・・知らなかったので横目で見ながら通り過ぎてしまいました。

それはそうと。最後の遊び場105番っていつ頃できたのでしょうね。

投稿: リバーサイド | 2010年7月14日 (水) 21時48分

おお、96番! 80番は先日記事にした90番同様(いや、はるかに頻繁に)何度も脇を通りながらも「遊び場」と気づいてなかった物件です。この辺りに来られたからには、和泉川の探索はどうされたのでしょうか。
それにしても欠番が多いですね。現存16個なら、ひとつひとつ愛称付けてみるのもよいかも。

投稿: えいはち | 2010年7月15日 (木) 23時55分

>リバーサイドさん

102番は2007年生まれでしたか・・・!若いですねえ。遊び場って、むかしのものってわけでもないんですね。
しかし最近の遊び場はどんどん大きくなってますね。富士見ヶ丘のグラウンドのとこだというのはプロットしてわかったんですが、まさか全体だなんてww桃井のやつもでかいです。 公園より簡易で一時的なもののはずなのに、この立派さ(しかも開園式!)、、いずれ緑地課にでも思い切って聞いてみます。105番についても、そのうち調べたいと思います。

>えいはちさん

おお、そんなに頻繁に。ご近所ですものね。和泉川、もちろん歩いてみましたよ。沖縄のお菓子食べながらw 現時点ではみなさんほど良いネタ拾えていないので、後日まとめて記事にできればと思います。 
遊び場の数は10年前にくらべてえらい減りようですよね。新しいのができたのに、半分になってるとは。しょぼい遊び場を見つけに行きたいけれど、さて、どうなるか・・・。愛称って良いですねえ~~w

投稿: nama | 2010年7月16日 (金) 10時02分

ブルーマップとゼンリン住宅地図はソースが違う、ってことなんですね・・・。
勝手に同じソースなのだと思い込んでました。(なにせ現地調査が大変だろうから・・・。学生時代友人がゼンリン地図のための現地調査のバイトしてたんですが、とてもタイヘンそうでしたw)

投稿: lotus62 | 2010年7月16日 (金) 13時16分

>lotus62さん

いやあの、79番の件で表記が矛盾していたのはブルーマップどうしだったので、ソースにかんしてはちょっとわかりません。住宅地図もどっちもゼンリンですよね・・・?年によって、区から行った情報がちがったのかなーと勝手に思ってるとこです。
ゼンリン地図の現地調査・・・うーん、想像しただけで大変そうです。夏とかきつそうですねぇw

投稿: nama | 2010年7月16日 (金) 13時25分

あ、ほんとだ(恥)。
とんちんかんなコメント失礼いたしました。

投稿: lotus62 | 2010年7月16日 (金) 17時49分

いえいえ~w

投稿: nama | 2010年7月16日 (金) 17時58分

ブルーマップは、住宅地図上に不動産登記の「地番」などを重ねて印刷したものです。ただ住宅地図ほどは需要はない?ので更新はあまりされないし、発売されているエリアも都市部など限定的です。
それにしてもブルーマップまで手を出すとは・・・namaさんすごいw

投稿: リバーサイド | 2010年7月16日 (金) 22時09分

>リバーサイドさん

お詳しいですね~!ブルーマップ、そういうものなんですね。わたしはただ図書館にあったので、見ただけですよ~~w

投稿: nama | 2010年7月19日 (月) 15時03分

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