アメリカで暗渠を探すの巻③
今回は、マンホール特集です。
最初に、ロサンゼルスに降り立って地面を凝視したところ、日本よりずっとマンホールの数が少なくて、それから”側溝”らしきものの蓋がなくて、驚きました。雨水処理の流れが見えにくいのです。
でもまぁ、たまにマンホールはあることはあります。
これは、サンディエゴのホテル近辺にあったもの。緑と赤の二色刷りがうつくしい、雨水排水用のもの。
これは、UCサンディエゴ構内にあった、おなじく雨水用のもののようなんですが、ばっちりMADE IN INDIAって書いてあるのが面白くって撮りました。
これを立ち止まって撮っていたら(仕事中)、連れの人に後れを取ってしまったので、事情を説明しようと"I like underdrain !!"と思い切って告白してみたのですが、相手の反応は"HAHAHA!"のみでした。陽気にスルーされたに近いです、、、そんなわけで、アメリカ人の方の暗渠に対する興味のほどは(すくなくともその方の)、手ごたえ悪し、でしたね~w
先述のように、側溝らしきものがほとんど見られないなか、UCサンディエゴにはこんなV字溝が。雨季の最後のほうだったらしく、乾ききってますけど・・・
珍しかったのでパシャリ。
おなじく大学構内の、ユーカリ林の地面に、唐突にこんなふうにマンホールがあったりします。
たぶん周辺の雨水がダイレクトに注ぎ入るのでしょうけど、周囲の景色と独立しすぎててなんか不思議な感じです。
パカッと開けたら、焼き芋とか出てきそう。
これは、ロサンゼルス市内のもの。
ベルシステム、ってあんまり馴染みがなかったですが、電話線ってことでいいんでしょうか?
なんだか、亀の子せんべいみたいですね~。
これはUCLAの構内にあったもの。LA WATERって書いてあります。
丸がいっぱいあってかわいいです。
これもロサンゼルス、UCLA内。WATER。小さくって、マンは入れないので、ハンドホールですね。
ちょっと黄色が入ってますが、こういう色とりどりのものもありました。
ここからはサンフランシスコです。
しゅ、手裏剣・・・?
電気系でしょうか。
市内を歩いていると、こんな大胆な半渠がけっこうあって、おどろきました。
最初にこれの上を歩いた時、下水の匂いがふっとしたので、エーこんな風に下水流すの?と驚きましたが、
良く見りゃHI VOLTAGEって書いてありますね。電気系統かな。
でも底に水が溜まっているみたいで、水が溜まってて高電圧ってすこぶる恐ろしいですw
かなりでかいマンホール。比較のために足をのっけてみました。
S★F SEWER(下水渠)。
つのだ☆ひろ的な星マークがカワイイなぁ~。
これまた小さすぎるので、ハンドホールでしょうね。
なんも書いてないので、なんのホールなのかわかりません。
なんだか、クラッカーみたいですね・・・
S★F CALIF って書いてあります。CALIFにはカリフォルニア州以外の意味はないみたいで・・・用途がわからないマンホールでした。
デザインはシンプル、ですね。
そしてこれが雨水用とおぼしきもの。周囲に継続した側溝はないので、付近の降った雨が一目散にここに来、吸い込まれるのでしょう。この、側溝を設けず道路の脇を凹ますやり方、他の2都市でもそうでした。
ただ、他2都市では道路の脇にこのような凹みがあって、その真上にマンホール蓋、というまた違う構造で、わたしとしたことが、きっと次のシスコでもその形状だろうとか思ってしまって、写真を撮らなかったのです・・・、激しく後悔してます。
ちなみに、AJAX FOUNDRY CO.(アジャックス鋳物工場)とだけ書かれています。なぜ、用途ではなく製造元だけ・・・。
これは、UCバークレー構内のもの。星がいっぱいで、めちゃめちゃカワイイです!!(これが一番気に入りました~~)
H.C MACAULAY FOUNDRY CO. BERKELEY CAL 、、、マコーレー鋳物工場で制作したようですが、いったいなんのマンホールなのかはわかりません・・・
それから、な~んと、まさかの大径マンホール!
以降、さらなる残り物写真を。突然マンホールじゃなくなりますが・・・、ロサンゼルスのメトロの駅に、空飛ぶ人がいましたので。
・・・一体どういうコンセプトなんでしょう。シュールだなぁ。
それから、車でサンフランシスコからベイブリッジを経てバークレー市内に行く途中、橋を降りてすぐのところに浄水場があったので、興奮してパシャリ。
この付近には工場地帯があります。その、たちならぶ工場のクレーンを見たジョージ・ルーカスがスター・ウォーズを思いついたのだと、地元の人が言っていました。
そしてハンバーガーはやっぱりでかくて、パテが厚くてジューシーでおいしかったです。
奇しくも、いまマックでカリフォルニアバーガーをやっていますよね。もう、早く食べたくて仕方がありません。
うわーん、おいしそー!!・・・ってことで、アメリカで暗渠を探すの巻、これにて終了です。探せば、何かはあるもんだ!
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コメント
バラエティに富んだマン(&ハンド)ホールですね!
多色のやつとハンキョめがね型のやつがとくに気に入りましたー。
ルーカスも工場萌えだったということですねw仲間w
投稿: lotus62 | 2010年3月19日 (金) 13時06分
アメリカのマンホールってデザイン性に富んでてお洒落だねぇ。
ところで、マンホールのマンって、マンの意味だったなんて…。知らなかった~(笑)
投稿: ポコ | 2010年3月19日 (金) 14時00分
>lotus62さん
多色のやつ、なんだか青銅の盾みたいな、格好良い重量感がありますよねえ。半渠めがねは怖かったです。
工場萌えな人なのかもしれない、と思うと、やっぱ親近感わきますか?ww
>ポコさん
ね、なんか英語なだけでも可愛く見えちゃうよ。日本のマンホールも、なかなかやりよるので、ぼちぼち載せましょーか・・・。
マン→パーソンにあちこちで言葉が変わってきてるけど、これも変わったり・・・するのだろうか、いつか??
投稿: nama | 2010年3月19日 (金) 16時18分