笹塚駅から中野新橋駅まで歩く
みんなだいすき和泉川。 って言いたくなっちゃうくらい、人気の高そうな印象がなんとなくあります、和泉川。
(ちなみに、神田川水系なので、マイテキストには初期にメモはしてありました。ただし、笹塚川として。あとからよく見りゃ、そのとき参照した本では”笹塚川、と命名する”とか書いてあって・・・いいのかなあ、既に各種呼称があるのに命名したりしてw というわけでみなさんと統一すべく記憶を和泉川へと塗り替えました。)
わたしも一度は行ってみたく。
けれど近いようで、あまり行かない場所です。
できれば全区間行くのが望みでしたが、時間の都合等で、笹塚~山手通りまで、と限定で行くことにしました。なぜか、笹塚・幡ヶ谷・初台はよく混同してしまいます。。
10号坂商店街。このエリアの○号、って名称がなんだかわたしには格好良く響きます。笹塚の駅からつづく商店街は、なかなかすてきでした。角の魚屋さんも格好いいし、主力商品が月毎に変わるお菓子屋さんはかわいかった。心躍らせながら歩いて行くと・・・
どえぇぇぇえええ、何コレ!!!
(全体の写真を撮っておけばよかったな・・・)
この福寿というお店はかなりのすばらしさですね!!存在を全然知らなかったので、遭遇してかなり興奮しました。時が止まりまくり!
どのくらい興奮したか、といいますと、その30分前に”明太子のパスタランチ”を食べたというのに、思わずここでラーメンを食べてしまったくらい、です。
店内もレトロというか、あちこち傾いてて古くて、でも下北っぽいフリーペーパーが置いてあったり。ラーメンはシンプルしょうゆだと思いこんでいたら、意外と縮れ麺で濃いめの具&しょうゆで、なんか不思議な店でした・・・。
おなかいっぱい!になってしまいましたが、さんぽをスタート。
和泉川暗渠はここらへんは2本あるようです。さきほどの福寿の脇のちょっと大きな道と、こんなスペースをも通っている小さめのグネグネ道と。
やっぱり小さめの道を歩きたくなっちゃいます。
やがて中学校の脇を通る、おもいおもいに植樹された道になります。
向こうにリヤカープランターが!! (呼称はえいはちさんへのコメントでHONDAさんが言ってたもの)
なんだか観光地気分w
雰囲気の良い路地があったので、ちょっと外れて路地の奥まで足を延ばしてみると、アパートで行き止まりになっていました。
しかしその足元には、これ。敷石か、はたまたコンクリ蓋なのか。
どっちがより好みの道かなあ~、なんて、2本の流路を交互に眺めてみたりします。
途中、2本の交わる水路でもあったのか?、このような無駄スペースがありました。
緑道が始まります。
全体にちょっと曇ったような色合いの、古びた緑道で、ところどころに土嚢かなにかのボックスがあったり、街灯の付け根がベンチも兼ねているようなつくりだったりするところが印象的でした。
銭湯は2軒ほどありました。天龍泉はずいぶんとポップな外観で、そして露天風呂がありました!設備からすると銭湯料金で入れるのはかなりお得に見えます。ただ、男女で日替わりのようで、露天に入れないときに来ちゃったら、きっとショック受けますね・・・
謎地点その1。
流路があって、その左側に公園がどーんとあって、右側にちいさく三角のベンチスペースがあって、さらにその右側にまた三角の囲われた砂利道があります。
この砂利道が暗渠に見えちゃうのですが・・・にしてもなんだろうこのかたち。中州でもあったのかな?
謎地点2。酒呑地蔵のわき。
和泉川のここいらには石でできた欄干がい~っぱい残されていました。
いちばんカワイイと思ったのがこれ。
そういえばわたし、新宿区気分で歩いていましたが、ここらへんって渋谷区なんですねぇ。な~んか、ふしぎな感じ。
山手通りに出ました。
これまででいちばん立派そうな欄干がぶった切られて、無造作に置かれています。
このあつかい、自分からすると信じられないくらいぞんざいですが、いやでも、そんなことってあるのかも。・・・この後どうなってしまうのかが気になります。
この地点から緑道を外れて、川島通りへむかい、猫額洞さんに寄って帰宅。銀座の川と橋にかんする本を手に入れました~。
家に帰って、笹塚で買ったシフォンケーキに、ゆるめに泡立てた生クリームと、3種のベリーのジャムを添えて、いただきました。
それと、麺の大石さんで買った焼きそばを。この焼きそば、調理過程でお水を足したりしなくてよくって、しかもおいしくってビックリしました。すばらしい製造法!!
パスタ→ラーメン→焼きそば、と、麺づくしないちにちでした。
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コメント
>なぜか、笹塚・幡ヶ谷・初台はよく混同してしまいます。。
ワカル!!!です。
失礼ながら私も、最近まで阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪をよく混同しておりましたので;;;;
投稿: lotus62 | 2010年2月 3日 (水) 16時39分
私も、わかる~!笑
あ~散歩に行きたくなってきた~!!
散歩にもテーマがあるとぐっと興奮度が増すもんだねぇ。
投稿: ポコ | 2010年2月 3日 (水) 19時44分
お、やっと来てくれましたね、和泉川。
福寿、知りませんでした?読み飛ばされちゃったかな。
ei8at12so.seesaa.net/article/134414071.html
天龍泉、露天風呂のあるほうは確か奇数日が男、偶数日が女だったと思います。
もう一方は打たせ湯があります。
投稿: えいはち | 2010年2月 3日 (水) 20時53分
福寿、店内の大釜が凄いですよね。酒呑地蔵の北側のあれは、北側水路が南側水路に合流する暗渠です。
投稿: HONDA@東京の水 | 2010年2月 3日 (水) 22時08分
>lotus62さん
阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪を混同!!それはヒドイ・・・(自分のこと棚上げww) 杉並の暗渠とともに、ぜひ覚えてくださいねえ~。
>ポコさん
さんぽ、行ってきなよ~~。テーマ、やっぱ食べ物・・・?w
この前話してた、紅のナントカとかいう所、ぜひブラブラしてきて、教えてね。
>えいはちさん
うわあ、それ、読んでいます。けれど、脳の記憶容量が足りなかったようで・・・すみません;; あらためて読むと、またおもしろいです!
しかしワンタンの中身無しってスゴイ暴挙ですねww だけど、多くの人がワンタンメン頼んでた気がします。おいしいんだろなあ。
天龍泉、建物の風情はいまひとつなんですけど、コンテンツが多いから気になります。なるほど、奇数偶数ならおぼえやすい!ありがとうございます~
>HONDAさん
HONDAさんとえいはちさんが福寿に行ってないわけが無い、と思ってましたw(店内ですれ違ってたりして・・・w)
はい、むしろ店内、なにもかもすごかったです。ある程度レトロ店には行っていると思ってたんですが、福寿は独特でしたねぇ・・・
酒呑地蔵のところ、そうなんですか!なるほど!あの細くて低い車止めが、逆に存在感がありました。あーもういちど行って再確認したくなりました・・・。まずは上流攻めてきます。
※和泉川の呼び方について、思い出したことがあるので冒頭に追記しました。
投稿: nama | 2010年2月 4日 (木) 13時33分
おっとまたしてもニアミス。わたしも先週末に歩いてきました。
例の師匠と弥次喜多二人旅です。(えんえんあちこち歩きまわるのでニアミス率も高くなるというわけかも)
清水橋の欄干は、まだ放置された状態ですねえ。
いつかモニュメントとしてちゃんと設置されるんだと思うのですが‥‥。
投稿: 庵魚堂 | 2010年2月 4日 (木) 15時21分
和泉川、来ましたねぇ。
私も以前歩きましたが、今ほど暗渠自体に興味を持っていなかった(単に神田川の支流跡として見ていた)頃だったので、機会があれば再訪したいと思っています。
この下流も、遊具などがあって面白いので、是非行ってみてください。
それから、拙ブログのコメント規制、解除されました。
長らくご迷惑をおかけしてスミマセンでした。
投稿: リバーサイド | 2010年2月 4日 (木) 21時26分
>庵魚堂さん
おお、そうでしたか。これはほんとに、どこかですれ違っているかもしれませんね~w
欄干、ちゃんと設置されるとよいですよね。なんだか行く末が不安になっちゃうような放置の仕方だったもので・・・
>リバーサイドさん
リバーサイドさんも歩かれてましたよね。そんなに昔じゃないように記憶してたのですけど、その後暗渠欲に変化がありましたかw 下流もぜひ行きたいです!
コメントの件、たびたび気にかけてくださってありがとうございます。職場から見ることも多いので、大丈夫でしたよ~。
投稿: nama | 2010年2月 5日 (金) 13時13分
銀座の川と橋にかんする本、よさげですね~♪
商店街の○号というのは、玉川上水新水路の橋の名称なんですよね。
そういえば野菜の六号(幡ヶ谷の商店街)、
魚の十号(笹塚の商店街)といわれているとか。
笹塚の魚屋さんの店頭で焼きあがったイカをよくいただきます。
っていうか、namaさんとすれ違っていたかもしれません!
投稿: orangepeel | 2010年2月 5日 (金) 14時58分
>orangepeelさん
よさげですよ~。以前行った時にはその本、なかったような気がするので(見えてなかった可能性もあり)、やはり時々見に行かなければ。
・・・野菜の六号、魚の十号!!!←なんだかツボですwうわあー、素敵っっ
笹塚の魚屋さん、ラインナップがすてきで、「あ~これは良い魚屋さんだなー」と思いながら通り過ぎました。焼いたイカは気づきませんでしたけど・・・そしてそれを買っている人にも・・・ふふふふふ、すれ違ってたかもですねえw
投稿: nama | 2010年2月 5日 (金) 16時39分
福寿のら〜めん、美味しいですね!
もともと東京系が好きなので、
ここを通ると、ついつい寄ってしまいます。
ところで既にご存知かもしれませんが、
暗渠ムック『東京ぶらり暗渠探検』が、
出版される事になりました。
和泉川と余水吐を担当させて頂いたんですが、
和泉川の呼び方はいろいろありますよね。
結局出版社の判断で、
『神田川笹塚支流』という名称に決定したようです。
出版に併せて東京カルチャーカルチャーで、
3/6にイベントも開催されますので、
もしお時間がございましたら、お越しください。
詳細は拙ブログにアップ中です。
※みなさんの和泉川の盛り上がりをみると、
私等が和泉川を書いてしまって、怒られそうです(>_<;)
投稿: KLO @ 廃墟徒然草 | 2010年2月13日 (土) 05時30分
>KLO@廃墟徒然草さん
こんばんは。福寿、行かれていましたか。
はい、本とイベントの件、ひそかにチェックさせていただいておりましたよ~!イベント、ぜひ行きたいです。
和泉川を書かれていたのですね。ほんと、和泉川ってファンが多いですよねw KLO@廃墟徒然草さんの書かれたもの、かなり楽しみにしていま~す。
しかし、川の名称って出版社が決定したのですか。用語の定義みたいな重要なものかと思うので、なんだかそれってちょっと不思議な気もしました・・・とか、な~んの責任も無いので勝手なことを言っちゃいますが。
うーん、それにしても、楽しみです!お知らせありがとうございました!!
投稿: nama | 2010年2月13日 (土) 20時55分