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水路の冬

祖母が体調を崩したため、一寸の帰省を。

2goten 山形は、これでもかというくらいの雪国でした。(ちょうど大雪が降ったようです)

・・・いつものように、用水路を見に行きました。今回は、おいしいたい焼きを買いに行きながら。

前回は大雪でもさらさら流れていたほうの用水路(八ケ郷堰)までも、凍結し、雪で埋まっていました。

日曜の昼。おとなも、こどもも、雪かきをしては、この水路に雪を捨てていきます。
まるでなにかの行事のように。おとなは、大きなスノーダンプに、こどもは、こども用のカラフルなソリに、雪を積んでは、捨て。積んでは、捨て。

わたしも、それ、したことがあったっけ?・・・もう忘れてしまいました。

2goten3

雪はずいぶんとしっかり降ったようで、水路の石積みの、ひとつひとつの石に雪が積もっていました。

土曜日。
とてもとてもお慕いしていた先生が亡くなり、そのお別れ会がありました。
配られた一枚の紙は、先生が「木津川のほとり」で生まれ育ったという書き出しで。

日曜日。
祖母の妹が、先日亡くなってしまったということを、祖母に告げました。私たち家族は家族会議のすえ、告げることを決めました。
さめざめと泣く、祖母のかたわらで、私はただただうつむいて座っていることしかできなかった。
祖母の病室の窓からは、側を流れる川の流れがはっきりと見えました。

川 と、 いくつかのいのち、 がつながった週末。

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コメント

降り積もった雪が、なおのこと重くお感じになられたことでしょう・・・。
お亡くなりになったお二人の大切な方々のご冥福を、心からお祈りいたします。おばあさまの具合も一日も早くよくなりますように。そして、namaさんご自身も無理なさらずご自愛ください。

投稿: lotus62 | 2010年2月 8日 (月) 12時25分

どうもありがとうございます。
まだ受け入れ難く思っているところもありますが、こういうことはなかなか、仕方がないですね・・・
自分は案外ご自愛するほうかと思いますので、大丈夫です。ありがとうございました~!

投稿: nama | 2010年2月 8日 (月) 12時45分

おつかれさまでした。
水といのちって、つながってますよねえ。
語りだすと長くなるので割愛しますけど、今回のnamaさんの記事は妙に共感することの多い内容でした。

投稿: 庵魚堂 | 2010年2月 9日 (火) 16時44分

>庵魚堂さん

ありがとうございます。
水といのち、川といのち、なんだか、そうですねぇ。
そういえば、いまさらながらの自己開示ですが、じつは以前の庵魚堂さんの「エロスとタナトスの夜アルキ」に、ひどく共感していたのでした。わたしは合掌ではなく、会釈ですが。そして、母の躾によるものですが・・・。

投稿: nama | 2010年2月 9日 (火) 17時10分

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