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2010年2月

東京ぶらり暗渠探検(本)

Book_2

東京ぶらり暗渠探検、という、本ブログからもリンクさせていただいている先輩方の書かれた本が出版されました。というか、暗渠関係のみなさまは既に入手されていることと思います・・・わたくしも遅ればせながら入手いたしました。

東京駅のオアゾの丸善では、新刊本が置かれるような中央の机の上にどっさり平積み、そして手作りのPOPが!ブラタモリで話題の暗渠、とかそういう文章だった気がします、そしてタモリの横顔つき。なんだか嬉しかったですねぇ。

わたしが暗渠にハマり始め、情報収集を開始した去年の初夏、このようなダイレクトな暗渠本はありませんでした(初心者のわたしは”暗渠”以外の検索語がまだわからなかったのです)。・・・今なら、書店で検索すれば、きっとこの本が出てくるのでしょう、なんだか感慨深いことです。
読んでみたら、おどろくべき精密さと充実ぶりで、、、なんだか勿体ないので、少しずつ読み進めています。愛する桃園川には支流が無かったのがアレ?でしたけど、それは今後自分で探求していくのでよいのです!

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太子堂2丁目支流(仮)を歩く

わが弟が、"蟲師"全10巻をゆずってくれるというので、喜び勇んで三茶に行ってまいりました。

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うーん、うれしいなっと。と、246沿いを歩いておりますと、

視界の左端に何かが。

・・・ん?

・・・なんか細い道が、見えた、ような。

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自然に足が、その細い道へと招き入れられてしまいます。

これは・・・。何の資料もないですが、暗渠ですよ・・ね?

ごめんよ、弟。姉は蟲師(というか弟)よりも暗渠らしき道を選んでしまったよ・・・。姉は行くよ。事と次第によっては、ちょっと遅れますよ~・・・

Taisi3

下ります。

246から突如始まるようなこの暗渠(ってことにしちゃいますが)、水源はわからないけれど、きっと向かう先は烏山川でしょう。

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おふとんが干してありますねえ。

ずいぶん、良~い感じに狭いですねえ。

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おふとん脇を通る前に、振り返ります。

見上げれば高速道路まで視界におさまり、なんともいびつなコラボレーション。

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さらに下れば、独特な石垣。

いえ、コンクリートのかけらと、ところどころにレンガと。コンクリ垣・・・?
きれいに斜めに重ねられているところもあれば、無造作に重なりすきまをコンクリートで埋められていたり。

足元のマンホールからは、支流のせせらぎ音がきこえていました。

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ひとつめの、四つ角に出ます。

右からも、左からも下り坂が伸びてきていて、ここはゆるい谷底です。やはり、川跡ってことなのでしょうか。

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その先、蛇行します。右サイドは崖のようです。

すまん、弟よ、姉はどんどん道を外れて、迷って行ってしまうかもしれない・・・だって面白いんだもの。

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道なりに、いきなりこんなスペースがありました。

テル子女神像、だそうで・・・な、何?お花がいっぱい捧げられていました。画面左側にも、いくつか置いてありました。

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右側の崖上にたつ、アパートの敷地内にいきなり井戸がありました。

(うう、写真が暗い)

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その先まもなく商店街(太子堂中央商店街)に出ます。ここで、まぐろ解体ショーが云々と言ってるところと同じところです。

このまままっすぐ進むと、烏山川です。

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もう少しだけうろうろします。

おお~、”かえるひろば”!

近辺にいくつか、こういった小さめの遊び場が見られました。

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こんな風貌の井戸もありました。なんだか、違う機械みたいですね・・・硬い物とか裁断してそう。

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それから、さきほどの中央商店街と交叉する、下の谷商店会の、角にある八百屋さんが営業していたので、うれしくなってパシャリ。(いままで通る時は大体閉まっていました。)

そういえば、”下の谷”、なんですね~。

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中央商店街沿いにある、富士見湯。

しかしここも、谷にあるのです。富士を見ることは、きっとできなかったと思うのですが・・・

その後やっと弟と合流。さっきの暗渠をゆびさして、

わたし「あそこ、川っぽいでしょう!?」
弟「ハハ、川っぽいねぇ(遠い目)」
・・・ほとんどスルー!!あいつめ、田舎の開渠の用水路は好きなくせに・・・

Taisi16

ともあれ、おなかがすいたので、ヨーロッパ食堂でランチ。ちなみに閉店してしまったツリボリのすぐ近くです。

ワタリガニのトマトクリームパスタを食べました。あと、さつまいものクリームスープと、サラダも。うーん、おいしい!!

かなり偶然にみつけた烏山川支流でした。地名をとって太子堂2丁目支流(仮)とします。太子堂2丁目はけっこう凹凸があって面白く、もっとこういうのが一杯あるのかもしれません。 (・・・あれ、でもムック本にもしかしたら載っているのかも?)

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暗渠バー

Ankyobar

いただきものの、デジタルフォトフレームがあって、長らく自分は使わないような気がしていました。

けれど、そうか。暗渠の写真ばっかり入れて、ボーっと見ていればいいんじゃないか。

酒を注ぎ、肴を用意し、川の雰囲気のある音楽(※)を流す。
電気を消して、蝋燭を灯す。

つまりそれは、暗渠Barです。

時折「これは、小沢川の河口部分に入るみち。でも下にある下水道は付け替えられているから厳密には暗渠じゃないのかも。」・・・などと、呟きながら。

昼には、コーヒーと菓子で、暗渠cafeもできます。

※以前「川らしい音楽」の情報提供をしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。それらもまとめたうえで、いつか再び音楽特集をしようと思っているのですが、きっと先になっちゃうでしょう。なにしろ私はなにかを達成するまでに時間がかかるのです・・・。

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四面道口からの田用水を歩く

千川上水から取水され、青梅街道沿いを流れる用水路、第2弾です。区の歴史サイトによれば、青梅街道沿いに6つほどの分水口があったそうです。そのうちのひとつ、四面道口から南下していくものを、今回は歩きます。

Hutaba 今回の腹ごしらえは、らーめん二葉
歩いていたら、意外な場所に”上荻店”なる新し目の店舗があり、こんなところに二葉ができていたんだ~、と、発見したので食べた次第。

”しそ塩ラーメン”です。なかなかおいしいです。塩ラーメンがそれほどあっさりしていないので、しそは無くてもよかったかな。
二葉って、しょうゆラーメンしか無いと思ってました。むかし、荻窪に住んでた友達が、「2日に1回は二葉食べてる」と言っていて、なんか凄いなと思ったのを思い出しました。その後地方の局アナになった可愛い子なんで、なおさら。。

Simen2

四面道につきました。
さきほどの区のサイトには取水口について「四面道交差点南、観音御出(という道)の北側2軒目云々・・・」と記述されていますが、下調べ不足で観音御出の位置がよくわかりません。環八のどちら側かがそもそもわからないので、適当に東側だけ探してました・・・(率直に言うと西側に渡るのが面倒くさかった・・・)。

なんか怪しげな場所があったのでパシャリ。すぐ後ろが環八、向こうに見えるのが青梅街道です。ここが取水口だったら嬉しいんですが、後からもうちっと調べたら、どうも西側のほうだったかもです。・・・再訪しよう、そうしよう。

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四面道(しめんどう)、以前から通過するたびになんだか格好良い名だな~と思っていました。由来は諸説あるようなんですが、個人的には”4ケ村(天沼、下井草、上・下荻窪)の接点で、そこにあった常夜燈が4ケ村を照らしていたので四面燈”、が好きです。そして昔の呼び方にならって”しめんと”って呼びたくなります。

・・・用水路に戻りましょう。上流はまるで暗渠くささがなく、よくわかりません。環八沿いに、マンホールがいっぱいあってつぎはぎの、あやしげな駐車スペースがありました。

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少しずつ南下します。がんばって遺構を探しますが、やはり難しい。駐車場奥の、こういう無駄スペースなども気になっちゃいます。
はたして暗渠と関係あるのでしょうか・・・謎のまま。
上流部は環八に呑み込まれている、との記述もあったので、違うのかもしれません。

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やっと暗渠らしい道が出現。

気持ち良くまっすぐに伸びる、用水路然としたものです。環八からちょっとだけ入ったところにあります。

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途中、分流したかのような跡があります。

突き当たりに見えるのは、白山神社。ああそうか、もしかすると、逆に向こうから流れてきていた可能性もあるのか・・・よく確認しないで居てしまいました。少なくとも現在手持ちの資料では、白山神社に水源があったような記述はありませんが。

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線路に突き当たりました。

大好きな中央線(全身オレンジなら尚よいのに・・・ぶつぶつ)と、車止めのコラボです!!
いいぞー!

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用水路は線路を突っ切って向こう側に行くようです。
わたしはおとなしく、いったん環八まで出てガード下をくぐります。
このガード下、くら~くって、人がいなくてちょっと怖いんですけどね、地下モノの風情もあるので、ちょっと良くもあるんです。

さて実は、さきほどの線路越しに、ちょっと気になる文字が見えていました。なんというか語感がワクワクしちゃうんですよね・・・・・それは、

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これです、屋上庭園。

屋上庭園、空中庭園、ラピュタ・・・、はわわわー、行かなきゃ、これは!w

というかそもそも、わたしは地下地下言ってることが多いですが、ひそかに”屋上”も大好きなんです!もっと暖かくなったら、きっと屋上の記述も出てくることでしょう・・・それにしても、"No!"っつってるなみすけ可愛いなあ~~w
ワクワクしながら、屋上に到着!

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あれれw

・・・まぁ、ラピュタまで想像をふくらましてしまったわたくしがいけないのですが。

冬なので閑散としすぎていますが、春以降はきっとお花も咲くでしょう。なにより、荻窪の隠れスポットみたいな感じがするので、休憩にとても良い気がします。・・・高井戸の煙突が、見えますねえ。

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それから、階段があったので降りてみました。
階段は2階までずっと、このように芝生で、お花も植えられているようであり、ベンチもあり、そして眺めもよいのです。

6階(=屋上)まで階段で行こうなんて当初は思いもしませんでしたが、これは階段からのアプローチのほうが、癒し度数が高そうですね。うう~ん、春にまた来たい!

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侮りがたし、あんさんぶる荻窪・・・。

1階の駐車場脇には、井戸までありました。

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さて、地上歩きに戻ります。

水路跡は、線路を越すと、残念ながらまた暗渠のにおいを消してしまいます。

この道も、そのはずなんですが・・・

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桃井二小前。”桃二小あたりを通って”善福寺川に注ぐようなんですが、ここらへんでもそれらしき跡が見つかりませんでした。

桃井二小”あたり”っていうのが、なんともむつかしかったです。

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善福寺川、忍川(おしかわ)橋下に、出口がありました。

とはいえ、ここらへんは水路がけっこうあったようで、本当にこれかどうか。。うーん、またしても、入口も出口も怪しい旅になってしまいました。

忍川橋には名の由来を示す案内板がありました。ここらへんには、服部半蔵の領地があって、伊賀忍者が住んでいたそうです・・・ギャー、これまた格好良いぃ~~!!
後から調べなおしたら、リバーサイドさんがしっかり書かれていましたw

Manshu

帰りは、すずらん通りを通って駅へ。

すずらん通りに、以前誰かから強く勧められた、”納豆チャーハンが絶品”という店があって、そこを探してみましたが、ありませんでした。その”以前”がほんとに前過ぎて、誰だったかはおろか、本当に納豆チャーハンを勧められたのかすら朧です。
・・・かわりに見つけたのが、ぎょうざの満州!じつは先日ここで話題になって以来、どうも気になっていたのでした。荻窪にあったとは。
ものは試し、餃子ライスを食べてみました。うん、お店の感じ、値段設定、メニュー展開、味、どれもかなり王将に近いです!ってか殆ど王将(=旨いしコスパ良し、なかなか満足。)。
それと、それぞれの器の底に出てくる”3割うまい!!”というキャッチフレーズがめちゃめちゃ気になりました。・・・wikiによれば、他店より3割増しって意味だそうです。

それにしても、今回の旅、暗渠然とした道はずいぶんちょっとしか無かったですね。今回の田用水の流路(と思しき道筋)を示します。

Simenmap

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桃園川支流を歩く その13馬橋稲荷支流(仮)と、いくつかの発見

阿佐ヶ谷をふらふらしていました。

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今日のおともは、スタバのさくらスチーマー。わたしは甘い飲み物がやや苦手で、いつもブラックコーヒーだから、これはけっこう珍しいことです。(スタバ=カフェアメリカーノをショートで。という決まり。)

立ち止まってはさくらスチーマーを飲み、何処へ行こうかとふらふらしていたら、けやき公園へ出ました。

ははぁ、けやき公園って奥のほうに親水ゾーンがあったんですね~・・・(しらなかった)。・・・と、奥のほうを見ていたら、あるではないですか、アレが!

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アレですよ~。

ははぁ~、知らなかったです。ここにも水路があったのですね。けやき公園の東側に、ひっそりと注ぐ水路が。

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遡りつつ横に目をやると、あやしげな細道の向こうに公園が見えました。

そして、ここらへんで、なんと猫が寄ってきてくれました!!これはすごい、すごいこと!私は猫が大好きなのですが、(飼ったことがないから?)興味津々なのがいけないのか、ノラくんたちには殆ど逃げられてしまいます。

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ですが、このさんぽのときには、なんと計2匹も寄ってきて、ちょっと先を歩いてはみゃーみゃー、立ち止まるとすり寄ってきて・・・と、驚愕の展開でした・・・モテ期到来!?もう、ついて来られすぎて、終いには「は、早くヤツを撒かなければ・・・!」という心境に。
はい、確実にさくらスチーマーの威力かと思われます。よほどホットミルクの匂いがしたんでしょうね。これはちょっと嬉しい発見でした。
で、けやき公園へ行く水路は、こんな形で途切れます。以降は住宅に埋もれます。

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さて、もう少しふらふらします。目的なく、ってのも良いもんですね。

桃園川緑道を少し外れたところに、明らかにいびつな五叉路がありました。はじめは道とも認識できなかったのですが、この、人んちに入っていくかのようなクネクネ路地。非常に好みなので、入っていくことにします。

すると。

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なんとコンクリ蓋暗渠が待っていました!

きゅうに視界が開けてびっくりし、さいしょは足元に気付きませんでしたが、こんなの嬉しすぎます。しかも、けっこう立派なコンクリ蓋です。

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暗渠は、馬橋稲荷神社のすぐ脇を通っていました。

新しめのスロープが伸びます。以前のたたずまいも見たかったなあ・・・

そういえば、神社のすぐ脇に水路、って組み合わせもなかなか多いような気がします。

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水路は、馬橋稲荷神社の境内からくるらしき、ちょっとした流れも集めて、流れていくようです。

雪が降った直後だったためか、ほどよく水が滴っていました。

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その先もまだ暗渠は続きます。
くりっとカーブし、

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またくりっと曲がる、2回め。

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その先は、最近舗装されたかのようなアスファルトになっていました。

これの先もコンクリ蓋なので、きっと以前は、コンクリ蓋が続いていたのではないでしょうかねぇ。うーん、惜しい。

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そして舗装によって階段がこんなにも埋もれていました。

これだけしっかり固定されれば、ぜったいグラグラしませんねw

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ほどなくアスファルト暗渠も終わります。

民家の合間につづく暗渠は、このように塞がれてしまうのでした。

でも、負けないぞぅ~~、っと、壁の上にデジカメを伸ばしてパシャリ(これやってるときって、結構恥ずかしいです・・・うら若き女性3人組をやり過ごしてから撮りました)。

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すると、つつましくも支流はまだまだ続いているではありませんか。

さきほどよりもずっと細くなり、表面は土で覆われているようですが、その下にはコンクリ蓋があるのかもしれません。

嬉しいような、なんだかキュンとするような思いがし・・・、ようし、とにかく続きを探すぞ!
隣の道を、この暗渠を気にしながら歩きます。

何軒かやり過ごし・・・

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ありましたー!!

続きに出会うことができました。

けど、出会えたと思ったら、蓋の終点でした。

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ヒキでみるとこんな感じ。

その先の水路がどうなっているのかは、謎でした。あとは上流方向には明確に暗渠らしきものは見当たらず、さらに進むと公園がありました。
<後日追記>その公園、阿佐ヶ谷東公園にかつて水源があったそうです。つまり最上流部について、もっと辿る必要がありますね。

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コンクリ蓋の終点の隣には廃屋がありました。

すでに朽ち始めている玄関の、足元にはこんなすてきな石が敷かれていました。
なんだか、こんなゴーフレットがあったような気がします。

あれー写真がぼやけちゃっている・・・

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ちょっと戻って、今回の支流の、ハイライト部分を。馬橋稲荷と一緒に、はいチーズ!

なんだか厳かで、雪で湿ったコンクリ蓋が、かえって似合います。

また勝手に名付けてみると、やはりここは、馬橋稲荷支流(仮)となるのではないでしょうか。

偶然の、嬉しい発見!と思っていましたが、あとから調べてみるとこの暗渠はすでに同じ名前をつけている方がいらしたり・・・

今回歩いたルートを示します。

Mabasiinarimap

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梅をみる

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見てきました。

梅。

ほんとは食べるほうが好きですが。

梅・・・

焼酎持参、妙法寺前でおでんを買って、”花よりおでん”です。ちょっと語呂が悪いネ。

Ume2

梅里公園で梅に力を入れ始めてるとの情報を得、見に行ってみたのです。

そしたら梅的には閑散としていました・・・なので、第二の目的、「小沢川水源(新鏡ヶ池)をのぞき見る」を決行です。

真盛寺と梅里公園との境にある、一段高くなってる所によじ登る必要がある(以前の記事では自重したところ)のですが、すでに登って遊ぶ子どもがいっぱいいて、よーっしゃそんなら大人も、と紛れてみました・・・。

見えます、水面が。こうやってのぞき見しかできないこと、うれしいようなかなしいような。うん、うれしい の勝ち!  内部の写真(貴重)は、HONDAさんのところにて

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梅里公園は以前も書きましたが、暗渠的にもやや興奮地帯です。神田川・環状7号線地下調節池ということで。

その案内板を見、「地下河川換気塔」という文字を見ただけで、な~んか、ワクワクしちゃうんですよねぇ。。
だから、行くたびにこの案内板を見ます。

その後、善福寺川でもう少し梅を見ようと思い、移動しましたが、善福寺川に行ったら行ったで、

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以前リバーサイドさんが書かれていた、テニス壁打ち場の調節池機能の証を発見して興奮したり。

・・・だって護岸にこんなに大きな穴があって、向こうに壁打ちしてる人たちが見えるのですよ!あすこに、私も居たことがあるわけですよ!

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和田堀公園の池から、ものすごい勢いで排水されているのに感動したり。

対岸の穴ばかり探していたり。。

と、梅を忘れて、川尽くしになってしまいました。そのままぐる~~~~~~りと、南阿佐ヶ谷まで。

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大谷口すり鉢エリア② 風呂釜支流(仮)編

   

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前回の続き、大谷口から石神井川に注いでいた支流を、河口から遡ります。

河口近く、最初の道路はちょっと広めの立派なものでした。
道沿いにあった、ちょっと惹かれる一角。食堂と、むかし本屋さんだったらしき店。

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てくてく。あまり川らしさが無い道だったので、ほんとにここで良いのかなあ、とちょっと疑わしく思っていたところに、公園がありました。見てみると、「さくらづつみ公園」!

堤!? 立派めの桜がいっぱいありました。桜堤、なんて場所があったのだとしたら、なんだかすてきですね。

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そしてその先の流路はあてずっぽうです。なんとな~~く歩いていくと、いきなり出現しました!

車止め×コンクリ蓋の完全体が!!

わーーー!やったぁ、なぜだかすっごくウレシイ! 初めて歩く、板橋の蓋暗渠です。

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よく見ると、コンクリ蓋のサイドに、穴が開いてます。それから、ひとつひとつの奥行が、杉並のソレよりもずっと長いです。

まあ、杉並の中でも規格が違うことはあるのかもしれないですが、それにしても、「おお、なんだか蓋が違うぞ」というのが第一印象でした。

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さて、支流を遡ります!

すっごいワクワクします~。

いままで辿ってきた暗渠とのもうひとつの違いは、圧倒的な私有地感、でしょうかw
こういう物置がどっかり置いてあったり、所狭しと植木?があったり、いろいろ、いろいろ・・・

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なかでもスゴかったのは、これ。

お風呂の浴槽・・・ですよねぇ。
でもって、タイヤですよねぇ。半分はプランター・・・?

でも浴槽があったのはここだけじゃなくて、この先にも、いくつもあったんです。ベビーバスも、何個も・・・w ベビーバスには雨水が溜められていたりして、用途はさまざまなのかもしれませんけど、ともかく風呂釜の多いこと!・・・てなわけで、ここは「風呂釜支流(仮)」と名づけることにいたしましたw

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もすこし先には、こんなガタガタ・エリアが。

ぱっと見はちょっと怖いですが、歩いてみるとべつにガタガタ動くわけではなかったです。
スキマから底を見ようとしましたが、微妙に見えませんでした。(・・・おそらく、水は流れていないようでした)

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かなりワンダーランドな風呂釜支流(仮)蓋暗渠部分でしたが、全長は短いものです。

そろそろ終焉・・・の前に、なんだか意味不明な場所でクライマックスですwなんだか色々なもんが釣り下がってます・・・

・・・罠?
罠なのか・・・??ww

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罠の先には、もっとも狭い物置?的なものの脇を通る道になり、そこを抜けると、

蓋暗渠はここで一時中断になります。

仕方が無い、いったん迂回しましょう。っと、一本脇の道に出ます。

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あれ、その脇の道までも、行き止まりでしたw

さらに迂回しなきゃ・・・。しかしこの行き止まりの壁は、どうも手作りのようです。なんか、いろいろあったんでしょうか・・・

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ぐるっとまわって、そうして支流の先を眺めます。

うわー!
なんと、鉄板暗渠に変わっていました・・・!!

うぅん、絶景哉。

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そして、ぐぐっと手前に目をやれば、鉄板暗渠の先は、このようなステンレス的な壁で阻まれていました。

なんだか、全体を通して、今まで見てきたエリアと、なんか違います。おもしろい~!

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ステンレス壁で止まってしまった暗渠は、その先、殆ど流路がわからなくなります。

もういちど、劇的スリバチのほうに近づくように歩きながら、あちこち見ていきます。結局、風呂釜支流(仮)の全貌はわかりませんでしたが、歩いているだけで地形のめまぐるしい変化を味わうことが出来、本当に面白いエリアでした。

こんな、上り坂と、側溝。さらなる支流でしょうか。

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上から、見下ろす。

荒木町のときもそうでしたが、スリバチ的な地形のところって、どうもおもしろくって、飽きるまで昇降運動を繰り返してしまいます。

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また昇る。

・・・気づけば、最初に歩いた、劇的スリバチの上に立っていました。

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そして大山の駅まで戻り、よさそうな中華料理屋さん「喜龍園」でひといき、つきました。

この春巻き、かなり美味しかったです!私はかなりの猫舌なので、冷めるまで待たなければなりませんでしたが、それでも、皮がぱりぱり、具はしっとり。味付けも絶妙。

ずいぶんと寒い日でしたが、ずいぶんと楽しくって、寒さもふっとぶほどでした。
今回および、前回歩いたルートです。

Oyamap

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大谷口すり鉢エリア① マチュピチュ編

Oya やっと、大谷口に行けました。
ここは、去年ある方から教えていただいた場所です。すり鉢的には有名な場所なのかもしれませんが、私にとってはかなり魅力的でありながら、自力で辿りつくのは難しい情報だったと思います。

ある方、というのは、偶然にお会いした、河川・暗渠好きの方で、私が荒木町のすり鉢が良かったという話をしたら、大谷口を教えてくださいました。私より年若ながら、東京の地形のことをよく知っている人で、「若いのに、すごいなぁ」なんて感心した覚えがあります。

あちこちとさんぽしてきましたが、板橋はなかなか遠い印象がありました。が、ようやっと。大山の駅を降ります。以前、日大病院にお見舞いに行く機会が何度かあり、通るのはそれ以来です。大山の商店街を見るのは、サンドウィッチマンがM1取ったとき以来なので、これまたやや久しぶり。

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そういえば以前大山のアーケードを歩いた時は、厚底ブーツを履いていました・・・ずいぶん前のことですね。あの頃は厚底なんて「全然」疲れませんでしたが、今じゃ数メートルで疲れるでしょうね、きっと。バランスだって、取れないかも。

アーケードを抜けると、「ハンサムらーめん」。うわぁw。・・・いや、でも、「ハンサム」という単語がむしろ新しく感じます。
その隣に材木屋さん。ここらへんたしか、千川上水が通っていたと思いますが、上水沿いにある材木屋さんって、どういうことなんでしょう。尾根沿いのわりかしまっすぐな運びやすい道があったということなのでしょうか。

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さて、今回の第一の目的は「すり鉢を堪能する」なのですが、大谷口すり鉢エリアを通過するらしい、石神井川の支流をも堪能する予定です。

そこで、その水源といわれる大谷口1丁目のほうに向かいます。日大病院の脇を通過。
そしたら、もう無いものだとおもっていた、給水塔が見えました。リニューアルされていたんですねぇ。あたらしいけど、カタチは昔のものと同じなんですね。かわいいよなあぁ、あの帽子。

Oya4 そして水源はこの近くみたいなのです。

もう遺構も、暗渠くささも何もない、きれいに舗装された道や、比較的新しい家が立ち並び・・・

でもこの道は、なんとなくあやしい。水源から、ここを流れ、すり鉢に向かうのでは・・・なんて、なんのあてもないのに勝手に妄想です。

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その怪しい道の向い、コンビニの脇から北に向かおうとすると、おもむろにガックン!!と急降下します。うおぉー。

さあ、すり鉢の始まりです。

・・・ただ、あちこちに新しいマンションやら家やらが建っており、情報収集した時の風景がまるで失われています。こんなにも、建物が新しいということに残念な気持ちを抱いたことが、今まであったでしょうか・・・

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両側には、切り立った崖。
狭く深い、すり鉢。
かつて池があった、なんて記述もありました。ですが、荒木町とはまた違う風情です。ちょっと哀しい感じというか。

崖の上と下に、立ち並ぶ家々。
崖下、右手には、解体中の家々。

古い建物らしきものの、残骸だけには出会えたということになります。

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残骸を眺める・・・下から、見上げるように眺める。

むき出しの階段、お風呂場・・・ここはマチュピチュ? 

かつての雰囲気が味わえなかったことは残念ではあるのですが、これはこれで、いましか見られないものを見ているのでしょう。移行期の、残像を。

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左手の崖下には、ふしぎな公園がありました。

ひろばと、階段と、階段の上の謎空間。写真右端には、くるくる回すと水が出てくる器械(これ、初めて見ました)。

ここは家か会社の跡地なのでしょうか。なぜ、階段や中庭のようなものは残してあるのでしょうか。

それにしても、すり鉢の底に立っているとき、の感覚ってなんとも言えないですね。底に居るほうが、見下ろすよりも好きな気がします。

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さて、劇的なすり鉢エリアを抜け、日大病院の裏へ回ろうとします。

いったん、埋められたらしい土地の上を歩くので、いったん上り、また下ります。日大病院の敷地と、看護学校の敷地の間。左手のフェンスはテニスコートらしく、右側の地面にいっぱいテニスボールが落ちていました・・・いったいどんだけかっ飛ばしたんだか。

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その先、ぐるぐると歩いてみましたが、もうすり鉢というよりは崖地帯、という感じでした。
支流の続きを探そうとしましたが、地形だけでは追いづらいので、ちょっとズルすることに・・・。そう、河口から辿る、です。

石神井川に出ました。材木屋さん。

Oya10 すこし遡ったら、ありました、ありました。山崎橋の近くに。

ううん・・・ちょっと気持ち悪くなるような色ですね。
石神井川も、濁っていて、きれいとは言えない感じでした。石神井川のほうは、上流で工事をしているための汚れのようですけれど。

次回はここから辿って行って、支流を歩くの巻です。

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水路の冬

祖母が体調を崩したため、一寸の帰省を。

2goten 山形は、これでもかというくらいの雪国でした。(ちょうど大雪が降ったようです)

・・・いつものように、用水路を見に行きました。今回は、おいしいたい焼きを買いに行きながら。

前回は大雪でもさらさら流れていたほうの用水路(八ケ郷堰)までも、凍結し、雪で埋まっていました。

日曜の昼。おとなも、こどもも、雪かきをしては、この水路に雪を捨てていきます。
まるでなにかの行事のように。おとなは、大きなスノーダンプに、こどもは、こども用のカラフルなソリに、雪を積んでは、捨て。積んでは、捨て。

わたしも、それ、したことがあったっけ?・・・もう忘れてしまいました。

2goten3

雪はずいぶんとしっかり降ったようで、水路の石積みの、ひとつひとつの石に雪が積もっていました。

土曜日。
とてもとてもお慕いしていた先生が亡くなり、そのお別れ会がありました。
配られた一枚の紙は、先生が「木津川のほとり」で生まれ育ったという書き出しで。

日曜日。
祖母の妹が、先日亡くなってしまったということを、祖母に告げました。私たち家族は家族会議のすえ、告げることを決めました。
さめざめと泣く、祖母のかたわらで、私はただただうつむいて座っていることしかできなかった。
祖母の病室の窓からは、側を流れる川の流れがはっきりと見えました。

川 と、 いくつかのいのち、 がつながった週末。

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笹塚駅から中野新橋駅まで歩く

みんなだいすき和泉川。 って言いたくなっちゃうくらい、人気の高そうな印象がなんとなくあります、和泉川。
(ちなみに、神田川水系なので、マイテキストには初期にメモはしてありました。ただし、笹塚川として。あとからよく見りゃ、そのとき参照した本では”笹塚川、と命名する”とか書いてあって・・・いいのかなあ、既に各種呼称があるのに命名したりしてw というわけでみなさんと統一すべく記憶を和泉川へと塗り替えました。)

Izumi1

わたしも一度は行ってみたく。
けれど近いようで、あまり行かない場所です。

できれば全区間行くのが望みでしたが、時間の都合等で、笹塚~山手通りまで、と限定で行くことにしました。なぜか、笹塚・幡ヶ谷・初台はよく混同してしまいます。。

10号坂商店街。このエリアの○号、って名称がなんだかわたしには格好良く響きます。笹塚の駅からつづく商店街は、なかなかすてきでした。角の魚屋さんも格好いいし、主力商品が月毎に変わるお菓子屋さんはかわいかった。心躍らせながら歩いて行くと・・・

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どえぇぇぇえええ、何コレ!!!

(全体の写真を撮っておけばよかったな・・・)

この福寿というお店はかなりのすばらしさですね!!存在を全然知らなかったので、遭遇してかなり興奮しました。時が止まりまくり!

どのくらい興奮したか、といいますと、その30分前に”明太子のパスタランチ”を食べたというのに、思わずここでラーメンを食べてしまったくらい、です。
店内もレトロというか、あちこち傾いてて古くて、でも下北っぽいフリーペーパーが置いてあったり。ラーメンはシンプルしょうゆだと思いこんでいたら、意外と縮れ麺で濃いめの具&しょうゆで、なんか不思議な店でした・・・。

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おなかいっぱい!になってしまいましたが、さんぽをスタート。

和泉川暗渠はここらへんは2本あるようです。さきほどの福寿の脇のちょっと大きな道と、こんなスペースをも通っている小さめのグネグネ道と。

やっぱり小さめの道を歩きたくなっちゃいます。

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やがて中学校の脇を通る、おもいおもいに植樹された道になります。

向こうにリヤカープランターが!! (呼称はえいはちさんへのコメントでHONDAさんが言ってたもの)
なんだか観光地気分w

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雰囲気の良い路地があったので、ちょっと外れて路地の奥まで足を延ばしてみると、アパートで行き止まりになっていました。

しかしその足元には、これ。敷石か、はたまたコンクリ蓋なのか。

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どっちがより好みの道かなあ~、なんて、2本の流路を交互に眺めてみたりします。

途中、2本の交わる水路でもあったのか?、このような無駄スペースがありました。

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緑道が始まります。
全体にちょっと曇ったような色合いの、古びた緑道で、ところどころに土嚢かなにかのボックスがあったり、街灯の付け根がベンチも兼ねているようなつくりだったりするところが印象的でした。

銭湯は2軒ほどありました。天龍泉はずいぶんとポップな外観で、そして露天風呂がありました!設備からすると銭湯料金で入れるのはかなりお得に見えます。ただ、男女で日替わりのようで、露天に入れないときに来ちゃったら、きっとショック受けますね・・・

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謎地点その1。

流路があって、その左側に公園がどーんとあって、右側にちいさく三角のベンチスペースがあって、さらにその右側にまた三角の囲われた砂利道があります。

この砂利道が暗渠に見えちゃうのですが・・・にしてもなんだろうこのかたち。中州でもあったのかな?

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謎地点2。酒呑地蔵のわき。

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和泉川のここいらには石でできた欄干がい~っぱい残されていました。
いちばんカワイイと思ったのがこれ。

そういえばわたし、新宿区気分で歩いていましたが、ここらへんって渋谷区なんですねぇ。な~んか、ふしぎな感じ。

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山手通りに出ました。
これまででいちばん立派そうな欄干がぶった切られて、無造作に置かれています。

このあつかい、自分からすると信じられないくらいぞんざいですが、いやでも、そんなことってあるのかも。・・・この後どうなってしまうのかが気になります。

この地点から緑道を外れて、川島通りへむかい、猫額洞さんに寄って帰宅。銀座の川と橋にかんする本を手に入れました~。

Cake

家に帰って、笹塚で買ったシフォンケーキに、ゆるめに泡立てた生クリームと、3種のベリーのジャムを添えて、いただきました。

それと、麺の大石さんで買った焼きそばを。この焼きそば、調理過程でお水を足したりしなくてよくって、しかもおいしくってビックリしました。すばらしい製造法!!

パスタ→ラーメン→焼きそば、と、麺づくしないちにちでした。

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遊び場○番特集 その1(1,12,13,24)

Asobi24 以前、天保・新堀用水をさまよい歩いていたときに、遊び場24番、なるものを見つけました。記事はコチラで、そのコメント欄にて”遊び場○番特集”をやる宣言みたいなものをしています。

その後、えいはちさんが遊び場96番のことを書かれていたりして、”遊び場”は杉並のある意味面白スポットかもしれない、との思いが強まり、頭から離れないもの、となっていました。

まだ杉並区内のすべての遊び場○番、を見回ったわけではないのですが、少々情報を得たので、まず第一弾をやってしまおうと思います。

区の土木部公園課が出している「すぎなみの公園」という資料に、遊び場の数と場所について記載があります。それによれば、

平成元年4月の時点では、全部で32個。
もっとも古いものは遊び場1番(S42年~)で天沼に、もっとも新しいものは96番(S59年~)で和泉に、存在している。

96番まであるというのに、32個しか存在しない理由は、”遊び場”の定義と関係あります。

”遊び場”とは・・・公園の不足する地域を重点に配置している。先行取得した区有地の活用や国・都・民間の土地を借用して公園に準ずる簡易な整備(必要最小限)をし、一時的に開放しているもの。昭和42年以降、急激な市街化の進展等から子どもたちを守るため、しかし当時は公園の整備に充分な予算が取れなかったため、借地を主体とした遊び場の整備を進めた。区はできる限りこの土地を取得するよう努めているが、土地所有者との契約により、やむを得ず廃止する場合もある。

とのこと。”公園”にも”近隣公園・少年公園・幼年公園・都市緑地”と色々な区分があって面白いのですが、”遊び場”はまた独立した、公園じゃないものとして扱われています。
さっそくプロットしてみると・・・、開渠・暗渠沿いに多いこと!!その成り立ちからすると、100%暗渠サインではないわけですが、準暗渠サインにはなるかもしれない位です。

川なら水源から攻めたいように、ここは遊び場1番、をぜひ拝みたくなります。・・・すると、ふと思い出しました。

Asobi1 私、最初の暗渠さんぽのとき、1番を通っているのでした。

そう、桃園川の上流寄りに遊び場1番はあるのです。
そういえば私は、当時持ち歩いていたテキスト”神田川再発見”の中にもその文字を見つけていて、”遊び場1番”自体が、なんだかちょっと面白い、ファンキーな公園の名前だと思っちゃったんですね。

けれども、歩いていてもそんな公園など無い。だから、全然公園なんか無いよなあ~、公園をつぶして緑地にしたのがこれかなあ~、なんて思いながら、この写真を撮っていたのでした。(記事ではスルーですw)

これが、遊び場1番だったわけですw 思いっきり、桃園川の上でございます。嗚呼、なんだかおもしろくなってきました。

Asobi12 手始めに、荻窪近辺で2つほど探してみることにしました。

遊び場12番。

荻窪は天沼、1番より西にあります。・・・ある、というか、見に行ったら、あるはずの場所にはマンションが建つのみでした。その隣のブロックに空き地があって、もしかしたらこれが、12番の跡なのかもしれません。いずれにせよ、24番のような立て札がないので、廃止されたのだと思います。
ちなみに、追分用水の流路沿いです。

Asobi13_2 

遊び場13番。

南荻窪、善福寺川沿いです。ここも、あるはずの住所には、家やマンションが建つのみ。

おそらくここかなあ、という、へんに空いたスペースが、この写真です。やはり、廃止されたのだと思います・・・
すこし悲しくなってきました。

Asobi24r

現役でいてくれる、24番を再掲。

天保・新堀用水の脇で、用水路の暗渠のような風情があります。

あまりにもなにもなくて、子どもたち・・・どうやって遊ぶんかいな、「ゴルフはしないでください」ってあるけど・・・出来ないだろう、とかツッコミたくなる場所なんですが、廃止されていないというだけで、ぐぐっとありがたみを感じるようになりました。

大小さまざま、杉並のあちこちにあって、その設備の”必要最小限さ”のバラつきが見ていて面白くもある、遊び場。なるべく廃止されないうちに、ぜんぶ巡ってみたいと思います。

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