桃園川支流を歩く その12追分用水
井伏鱒二の荻窪風土記を再読しています。
もともとは、学生時代のある日、「大学院生なのにマンガしか読んでいない!」と危機感を抱き、なんとか自分に活字を読ませようと、コミットしやすい食べ物系・杉並系の小説から入ることにし、それで買ったものでした。当時も荻窪のむかしを知ることができてうれしかったのですが、最近では荻窪の水路の情報源になっています。
再読を開始するやや前だったか、図書館で見かけた”すぎなみの水紋様 玉川上水(恩田政行著)”。この2冊から、私が初めて知ったことは、青梅街道沿いに用水路が流れていた、ということでした。
荻窪駅前の、青梅街道の景色。青梅街道なんて、杉並の何処に居てもお世話になっていた気がします(お馴染すぎて、特別な感情は沸いていなかった)。ここに、水路が!・・・その後私が青梅街道を見る目は、がらりと変わったのでした。
今回歩くのは、千川上水からの分水で、桃園川へとつながる水路です。「すぎなみの水紋様」によれば、追分用水という名の水路、「荻窪風土記」によれば、千川用水追分(もしくは田用水追分)という名の場所を目指します。
水路水路~~~、とワクワクしながら青梅街道(北側)に沿って歩いていると、現れます、追分用水の暗渠が!!
入ってみると、それはもう、いかにもな道でした。車止めがあり、レンガ敷きの遊歩道になっています。ああ、本当にこんなところに水路跡があったんだ~・・・
私にとっては新事実、みたいなつもりでいたのですが、じつはlotus62さんがすでに行っていて用水のことも調べてらしたり、とか、、後から気づきました。あれあれ、その記事は読んでるはずなのに、何故・・。さらに、そもそも千川上水からの分水は、知識としては知っていたはずなのに・・・何故つながらなかったのでしょう、私の脳。
ともあれ、歩いている最中は新発見のうれしさでいっぱいです。
この、追分用水暗渠は、道の景観も暗渠ふうでありながら、その”匂い”も終始暗渠ふうでした。
こんなにずっとドブくさい道も久しぶりでした。たしか特に湿気の多い日でもありませんでしたが・・・
進んでいくと、教会通りと交叉します。
教会通りには、なかなかかわいらしいお店がいっぱいあります。なかでもはちみつ専門店ラベイユは、大のお気に入り。
わたしははちみつが大好きで、このお店はいろんなはちみつの試食が(そのスタイルが非常に可愛く)できるので、荻窪時代、よくはちみつを舐めに行っていました。この日も、寄ります。
教会通り沿いにある、このサイダー色の壁の建物も、とても好きです。
ここはクリーニング屋さんでした。ほどよく古めかしい店内で、ボンボンのついたぼうしをかぶったおじいさんが、アイロンを動かしているようすが見え、わたしはそれを見るのがなんだか好きでした。
最近は空いているところを見かけないので、定休日に通ってしまっただけなのか、それとも。
ラベイユで買ったのは、はちみつアーモンドタフィと、ジンジャー風味のマヌカキャンディ。マヌカキャンディを、口に入れつつ歩きます。
そろそろ、桃園川とつながる場所です。嗚呼・・・すごいな、ここは、私が”暗渠さんぽの第一回目”に通ったところだ。とてもなつかしい感じがします、半年ほどしか経っていないというのに。
あのときは、この道の下がどうなっているのか、想像がついていませんでしたが、今ならすこし、見えてきているような気がします。
今回の行程です。青梅街道沿いの用水路暗渠、あといくつか行きたいところがあるので、カテゴリを新設しました。
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