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松庵川水源から西荻窪駅まで歩く①

うーん、11月はなんだか忙しかったです・・・久々に書くぞう~~(うれしい)!とはいえ、ネタはそれほど溜まっているわけではありませんが。。

ずっとしまってあったカテゴリ、松庵川についに手を出そうと思います。HONDAさんの記事でその存在を知り、無いと思っていたところ(しかも大好きな西荻)に川があったため、かなり驚きました。リバーサイドさんも歩いていらっしゃいます。お二方の情報だけでかなり歩けてしまいそうなんですが、なかなか始められなかったのは、水源の情報が少ないことがひとつ。西荻北については土地勘があるので、突然現場に行ってもなんとかなるかも、とか思っていたのですが、、、それでも、日々思い入れの強くなってきている松庵川について、もっと準備したかった。けど、いかんせん資料があつまらん!もー、いい!ってことで第一陣行ってきました。

Shoan1

西荻窪の駅を降り、さっそくメローネのメロンパンを食べます。メローネは、私が住んでいた頃はありませんでした、かといってそこが何屋さんだったかは覚えておりませぬ。

引っ越した後に美味しいお店ができちゃうのはちょっと悔しくもありますが、サクサクと香ばしくておいしいメロンパンなので、食べずにはおれません。

あれ、でも、今日はちょっと、皮がかたいかな・・・?気のせいかな・・・?メローネのメロンパンのかたさが日替わりなのか、それともわたしの舌が日替わりなのか。

Shoan2 ぐるーっとまわって、かつて住んでいたエリアにまず足を伸ばします(松庵川水源とは無関係)。キャロットには相変わらずの行列で、うれしい。
うろうろしていると、こんな公園ができていました。この場所、以前は立派なお屋敷があった場所なんです。吉祥寺にチャリで行くときに通る道で、ここらへんの大地主さんかな~、とか思っていたのですが。
しかし・・・”○○緑地”って、こういう成り立ちの場合もあるのですね!(もう、イコール水関係かとばかり。)

Shoan3 さて、松庵川は、甲武鉄道敷設用土採取のさいにできた池×2からの流れで、近辺の悪水を集めながら流れていたということです。その池は松庵窪の男窪・女窪、というようですが、個人的には女窪から攻めたいところです。

資料に記されている女窪の場所よりも少々西になるのですが、地形図で見ると吉祥女子高校の周辺が窪みの始まりのように見えます。吉祥女子周辺、用も無かったので殆ど行きませんでしたが、印象深いこととして、チャルメラ(←憧れでしたww)の音を追いかけて走っていたら、ここに来たことがあります。そのとき、夜中のラーメンにありつく嬉しさと同時に、「ん、ここらへんはちょっと低くなってんだな」と思った記憶があります。

そんな吉祥女子周辺。ぐるぐるしてみますが、暗渠っぽい場所は まったく ありません。。校内の地形も見てみたいぞ、と、3歩ほど門から入ってみましたが、あまりの度胸の無さに、すぐに引き返してしまいました(泣)。

Shoan6 なんとなく、もたもたと周辺をうろつきます。

すると、まず学校の前には団地のような空間が。その隣には、本田児童公園、防火水槽仕込みw(その隣は線路)。

Shoan4_2

さらに東に行くこと、2ブロック目に本田東公園。

Shoan7

ここらへんの地図です。

ん~、公園多すぎじゃないですかね?w ”下水ポンプ場(仮設)公園”なんてのもあります。もっとも、括弧と公園の間があいているので”下水ポンプ場 & 公園”なのかもしれませんが・・ソレは無いか・・・

この公園群のどこかが松庵川、と思いたいところです。

Shoan8_2

下水ポンプ場公園?は、こんな感じです。そもそも入り口が閉鎖されているし、土のみで、公園の体をなしていません。ここは松庵川の可能性が強いような、気が・・・します・・・が、サインが少なくってわかんなくってもどかしいw

隣に本田東公園が地図よりも延びていて、キャッチボールをしている親子やら、若者やらが居ました。
うあー、キャッチボール、したいぃ~~!

と、あまりはっきりとした収穫の無い、女窪周辺の旅でした。次回は線路を越えて、男窪周辺へと向かいます。

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1-4 さんぽ:松庵川」カテゴリの記事

コメント

松庵川は思い出深い川です。
探検に行ったものの、途中で流路を見失ってしまいまして。
もうなかばどうでもよくなってウロウロしていた時、ヘンな雰囲気のおっさんがそばを通り過ぎていきました。
「川の神様って、きっとあんな感じじゃないか」「なんだそりゃ」「ほら、昔話に出てきそうな」
などと馬鹿なことを連れと言い合っていました。(既にかなり歩いた後だったのでテンション高い)

あちこち見ても水路は見つからず、ふと遠くを見るとさっきのおっさんを再発見。
「おお、川の神様が向こうへ歩いていく」「どこ?」「ほらあそこ」

指差した先を小さく歩いている、その人の足元を見てびっくり。‥‥欄干らしきものがある。
あわてて駆け寄ってみましたらやっぱり欄干。しかも謎のおっさんの姿はすでになく‥‥。

ということで、私的コードネームは『神様のいた場所』(笑)
思い出深い川です。

神様は、見た目はどこにでもいるホームレスなので、見分けるのは至難の業ですハイ。

投稿: 庵魚堂 | 2009年12月 3日 (木) 15時47分

まだ松庵川は行ったことがないのですが、namaさんの逡巡を臨場感たっぷりに楽しませていただきましたw
私も、ブログにはさらっと書いてても毎回結構こんなふうにあっちいったりこっちいったり考えたり悩んだりってやりながら巡ってるので、すごくよくわかります!
庵魚堂さんのエピソードも面白いですねw今度から私も暗渠サインのひとつとして神様探してみます。

投稿: lotus62 | 2009年12月 3日 (木) 18時01分

いよいよ、松庵川が始まりましたね。

私は女窪探索はあきらめたのですが(中央線のガード下(コンビニがある所)の先で川筋がわからなくなった)、さすがnamaさん、探求心に感服します。

改めて「東京地形地図」を見てみると、やはり吉祥女子高辺りが若干低くなっており、その付近が女窪だったのかもしれません。

投稿: リバーサイド | 2009年12月 3日 (木) 21時14分

>庵魚堂さん

うわー、すごい素敵な話ですね!!神秘的なおかつホノボノ。幻の川、に、神様の居た場所・・・、私にとってはまだ謎が多いから、謎の川、って感じです。そんな松庵川、私もますます好きになりました、エピソードありがとうございます!神様、白くて長いおひげが生えていそうです。

>lotus62さん

ネタがあまりないので、逡巡ぷりをw 謎解きしていくの、楽しいですよねえ。・・・謎が解けないともどかしいので、松庵川の(とくに最初のほうの)流路はいつか理解できるようになりたいものです。

>リバーサイドさん

女窪は予想以上に難しかったです。再訪してまたパーツを拾いに行かなきゃな、と思います。
地形図見ると、吉祥女子のあたり、ちょっと低い場所がまるく広がっていますよね。な~~んかありそうなんだけれども、、あ!そっか、あの学校に関する史料探してみればいいのかな(lotusさんがやってましたね)、そこらへんからもアプローチしてみようと思います。

投稿: nama | 2009年12月 4日 (金) 09時56分

松庵川もさておき。メローネのメロンパン、笹塚にもあって、ときどき買います。見た目からして美味しそうですよね。

投稿: HONDA@東京の水 | 2009年12月 4日 (金) 23時20分

こんばんは(2)。

またまた失礼します。

元吉祥寺東町住人としてなつかしく、
反応してしまいました。
(家庭教師の教え子は吉祥女子高に合格しました)

正直、吉祥寺東町には川の風情はなく、
暗渠のニオイも見当たりませんが、
北側には某K乳業のK邸があり、
武蔵野の風情をかもす巨木が存在感を示していました。

東京女子大学構内の池のナゴリから何かあるはずなんですが。。


投稿: chocochips.co.uk | 2009年12月 6日 (日) 00時13分

>HONDAさん

メローネ、笹塚にもあるのですか!おいしいですよね。しかし、HONDAさん、甘いものもいけるんですね。なんとなくメロンパンイメージは、ありませんでしたものでw

>chocochips.co.ukさん

吉祥寺東町でしたか!お隣ですね。私はそことの境目に住んでいました。
そうそう、あすこらへんは、武蔵野のにおいはするけれど、川のにおいあんまりしませんよね、、、東京女子大の池の名残からの話、知りませんでしたがとっても気になります!裏の善福寺池のほうに行くんじゃなく、駅方向に向かう何かがあるのなら・・・天徳湯の排水の謎も解けるかも??今度突入してみます、情報ありがとうございました!!

投稿: nama | 2009年12月 6日 (日) 04時41分

はじめまして。
八王子在住の田中と申します。

私は昔々松庵2丁目に居住しておりまして、松庵小学校、西宮中学校の卒業生です。

そこから二度目の転居後は吉祥寺東町3丁目、東京女子大のすぐ近所に住んでいました。

昨日、中学校の同窓生と飲み会をした際の雑談の中で、初めて松庵川という暗渠の存在を知りました。
高4小の北側に住んでいた友人でさえその名称を知らず、私も気になってネットで調べてみようと検索しまして、こちらのブログを拝見いたしました。

たいへん興味深く読ませていただきました。

暗渠にこれほど情熱を持った方がいらっしゃることにも驚きましたが、趣味というより郷土史研究家でいらっしゃるのでしょうか?

文章もとてもこなれていて、良書に出会った時のような充実感でいっぱいです。

良い記事を書いていただき本当にありがとうございました。

投稿: 田中恵実 | 2013年7月15日 (月) 21時36分

>田中恵実さま

はじめまして。コメントありがとうございます。
松庵にも吉祥寺東町にもお住まいでしたか。地元の方にコメントいただけることは、本当にうれしいです。
このブログは単なる趣味で、素人がやっていることなので間違いも多く、お褒めいただくなんて恐縮です。。が、ありがとうございます。

松庵川は杉並区の郷土史会では何度か触れられているようですが、なにより、わたしの周辺の暗渠好きにも人気の高い川でして、何人も記事にしていると思います(右サイドバーの東京暗渠散歩という本では、本田さんが松庵川について長めのレポートを書かれています)。文中にリンクが貼ってありますので、ぜひご覧になってみてください。

また、拙ブログの「松庵川」カテゴリには入っていないものとして、西荻駅の北側の暗渠もありますので、もしご興味があれば、読んでやってください。
http://kaeru.moe-nifty.com/ankyo/2012/02/post-6137.html
↑ただし、この場所は、松庵や吉祥寺東町に住んでいるとあまり行かない場所のような気がします。

記事中にも書きましたが、自分が西荻に住んでいたことがあるということのほかに、西荻の暗渠たちは謎が多くて非常に探り甲斐があります。解きたい謎がまだまだあるので、これからも、たまに記事にすると思うので、たまに覗いていただければ幸いです。

投稿: nama | 2013年7月18日 (木) 16時10分

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