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旧三河島汚水処分場ポンプ場施設見学

下水道施設としてははじめての、重要文化財です。先日、特別公開していた際、いってまいりました。下水道大好きになっちゃってますからね・・・。”地下探訪”展で見た、この処理場のうつくしさが忘れられず、地下部分は見られないとわかってはいるものの、せめて近づきたく思い、やってきました。

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ひさしぶりに都電荒川線に乗ります。都電、むちゃくちゃ好きですー!見るのも、乗ってるのも、うれしい。

荒川2丁目で下車し、三河島水再生センターへ歩きます。線路のすぐ、隣。

で、最初忘れていましたが、この、駅から水再生センターへ向かう道は、川の地図事典によれば川跡です。藍染川(谷田川)排水路から分岐し、このようにまっすぐ延びているので、排水路なのかな。

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水再生センターの門に到着。けっこう、旧そうな門です。

なんかとっても混んでいたらどうしよう、とかドキドキしました・・・が、そんなに多くも少なくもなかったです。ちらほら、見学者らしきひとびとが出て行きます。

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日本の下水処理発祥の地。旧三河島汚水処分場ポンプ場施設は、大正11年に日本最初の近代下水処理場として運用開始(平成11年に引退)、その歴史的価値の高さから重要文化財となったのだそうです。

その施設がみえてくるまで、少々歩くので、少々じらされる感じ・・・

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やや、見えてきました。

写真手前で殆ど見えていない建物が「阻水扉室(流入する下水の量を調節する)」、中庭のように見える部分が「沈砂地(土砂を沈殿させる)」。中央にある建物が「ろ格機室(浮遊物を除去する)」、もっとも奥にある建物が「ポンプ室」です。

地下部分に、私がとても喜んでしまうような「渠」のつく場所があります・・・。「流入渠」が阻水扉室から沈砂地の間にあり、写真で見ると、床面のレンガがとてもきれい。

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ポンプ室手前。このあたりに感動の地下部分があるのです。
まず、「ヴェンチュリー管(口径の異なる部分を持つ管)」「ヴェンチュリーメーター(ヴェンチュリー管の口径差を用いて下水の量を計測する)」というかっちょ良い名前の器械。
ポンプ室入り口のところには、ポンプ室へ下水を導く「導水渠」があり、ここがとてもうつくしい!床面が陶板で、きれいなアーチを持っていて、・・・あぁぁどうにかして見てみたいものです。。妄想をくりひろげます。

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公開部分は、ここのみでした。 ポンプ室。

わたしの好きな色の機械です。それから、なんというか異形でした。ずんぐり、ぽってり、レトロ、なものが、どすん。

工場萌えな人にも良いかもしれませんね~。

建物については、「セセッション様式」「変形キングポストトラス鉄骨」、とかこれまたかっちょ良い言葉で説明されていますが、私の頭にはそんなには残っていきませんでしたw

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上を見ると。東京石川島造船所、と書いてあります。これは「揚重機」で、ポンプ室内で資材を移動するためのものだそうです。

大正9年製造・・・ずいぶん、がんばっていろいろなものを持ち上げてきたんですねえ。

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造船所と書いてあるからか、造船所っぽいよな(見たことないけど)、などと思ってしまいます。さらにいえば、小学校の体育館みたいでもあります。

けれど、下にはポンプが並び、なんだかふしぎな光景。

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外に出ます。下水管の、輪切り。

バウムクーヘンみたいですな。

なんの管か、ちゃんと見ていなかった;;んですけど、下のレンガ、上のアーチの感じは、「流入渠」に似ています。

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ポンプ室を横からも見られます。ここには幾つかパネルがあって、それも楽しく読みます。
「森鴎外は、下水道に関する論文を意欲的に発表していた」という事実に驚愕!(読んでみたいなあ・・・)

そして、残り時間で、水再生センターの見学を申し出たところ、用意があるので前日までの予約が必須とのこと・・・残念ですが、仕方ない。西新宿の水リサイクルセンターの緩さを参照枠にしてしまってはいけなかったわけです・・・

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アンケートを書き、資料などの入ったお土産を貰います。それから、希望者にブルーベリーの木を配っていました。なかなかでかい。私もベランダガーデニングの準備ができていたら、欲しかったですが、現在はきっと即死させちゃうので、貰いませんでした。

帰り道、メトロレンガに気づきました。おおー、汚泥から作られてるんですね!!すっごい!!思わずぺたぺた触ります。

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そして、とりあえず隅田川のほうに、と歩きます。

おお、現在稼働中の、水再生センターの一部が見えます!やったー、見学は出来なかったけど、少しでも見えたら嬉しい!

良い光景ですね、うーん、(チラ見させてくれるのは)良いサービスだ・・・などと思いながら歩き、荒川自然公園へ入ります。荒川自然公園は、水処理施設の上部部分に作られた、広く立派な公園です。その存在自体も萌え!

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と、あとは去るばかりだと思っていたら、なんと、処理施設の上をまたぐ歩道橋がありました!!!

うひゃー!!ここ、上っていいの?歩いていいの??すっごーい、超ぜいたく歩道橋!!

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とっても近くに、処理施設が見えます!

おそらく「第二沈殿池」の大群ではないでしょうか・・・。いいやぁ、すごいなぁ。

あとで地図を見ても、この歩道橋は書かれてはなかったので、存在を知らない人もいるのでは・・・?ともかく、下水道好きな人・水関係・工場系萌えあたりの人だったらかなり興奮する場所なのではないかな、と思います。おすすめ!

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よくみたら、沈殿池に、鴨が一羽。

え、てか、鴨さん、汚泥食ってる、食いまくってるよ!? あとできっとお腹壊すよ・・・。

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そして、大興奮の”ぜいたく歩道橋”を降り、このような暗渠臭のする道を(たぶんちがうけど)歩いていくと、藍染川排水路にぶつかります。

なかなかの遠出でしたが、じゅうぶん価値アリの遠出でした。続編の、藍染川排水路編につづきます。

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コメント

いつにも増して目くるめくようなトピです。
だって下水道以外にもこのポンプ室の機械(工場萌え要素ジャストミート)、天井(橋裏みたいじゃないですか・萌え)、おまけに歩道橋から見る処理場(このパイプ萌え)と、萌え要素満載でしたwww。
ありがとうございましたー。

投稿: lotus62 | 2009年11月18日 (水) 12時51分

どうも~。
橋裏も来ましたかww 流石ですね・・・
「パイプ」の良さ具合について、いつか教えてくださいw 

投稿: nama | 2009年11月18日 (水) 16時02分

ポンプ室、駒沢給水所のを先日見たのですが、機械がこちらとちょっと似てますね。まあ当たり前といえばそうなのですけど。

ここの公園は小学校のとき夏に自転車で来て、水道の水を飲んだらえらくまずかったのが記憶に残ってます。今は美味しくなったんだろうか・・・

投稿: HONDA@tokyoriver | 2009年11月18日 (水) 23時53分

おお、駒沢給水所にもぽってりちゃんが居るのですね。来年の公開日にはぜひとも行きたいものです。。

荒川自然公園、むかしっからお馴染みさんだったのですね!!うらやましいことです。汚水処理場の上の水道の水がえらくまずい、って、いやですねえ・・・ww(しかもよく覚えてますねw)
今はさすがに大丈夫だといいですね・・・

投稿: nama | 2009年11月19日 (木) 10時02分

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