桃園川支流を歩く その4天保・新堀用水④
前回の続きで、道を間違ったので挽回すべく近道をし、用水の取水地点近くにある西田端橋にいこうとしていました。はぁぁなんなのこの方向音痴、って若干凹みながら。
すると、左側でスッと視界に入ってきたものが・・・
あれは金太郎!!!!!金太郎じゃないの!!!
大興奮でございます。まさかの金太郎車止めでした。
駆け寄る前に、もうちょっと手前に目をやると、こ~んな、誰かのお宅の、生垣にはさまるようにして、金太郎(これが見える限り最初の車止めでした)。なんという強引さw
<後日追記>このあたりには、昔水車があったそうです。左に少し見えている植え込みのあたりです。
うわぁ、その先にもびっしりと。
このなんともいびつな道。ああもう、暗渠。そしてきっと、天保・新堀用水かも。<後日訂正>ここは、暗渠ではありますが天保新掘用水とは別物の用水路。天保・新掘用水はこの写真からみてもっと右手の地下に、最初からトンネルとして造られています。
ああ、私、方向音痴で良かった!道に迷って良かったよう!!迷子万歳!!
と、よくわからない嬉しさがこみ上げました。ほんとにそのようなテンションでしたw
さて、感動の金太郎暗渠地点も、進んでいくといきなりコンクリ蓋暗渠となります。
(しかしこのエリアの車止めは、なんだか執拗ですね・・・嬉しいけど。)
向こうにちょっとだけ見えるのは、善福寺川ほとりに広がる緑地です。
用水さんはこのようにカーブし、緑地の端っこを、申し訳なさそうにひっそりと通ってゆくのです。
あ、そこにある植物、ぶどうみたいな紫色の実がなるやつ。小学校の頃つぶしてジュースとか言って遊んだなあ。あれ、運動着につくとすんごい紫なんだよね・・・。
ひっそりと、崖づたいに。
コンクリ蓋がつづいていきます。さっきのコンクリ蓋の開始地点から、ここはずっと開渠だったようです。
左手には、善福寺川が堂々と流れています。もしかすると、私は当初考えていたルートでは、ここは発見できなかったかもしれないです。
そしてしばらくひっそり蓋暗渠はつづいて、このように唐突に、木に阻まれて終わります。
立派な木だなあ。
このさき、手がかりが見えなくなります。
ちょっと先にあった橋を見ると、西田端橋でした~!やーったー。
↑と、西田橋を見て、思ってしまったようです(帰宅後、地図を作成しようとしてなんかおかしいぞ?と暫く寝かせてから気づきました・・・)。ドンマイ、自分。橋の名前、似すぎ!
いま歩いてきたのは、どうやら1840年(第一回目)の工事で作られたルートのほうみたいです。<後日訂正>というわけで、ここは違います(上述)。涙。
それにしても。やっと、桃園川と、善福寺川が、つながりました。感無量です。 後日追記:なので厳密に言うと、まだつながってません・・・(涙)
もうちょっとだけ、おまけ的に続きます。
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コメント
3枚目の写真は壮観ですね!
それとそのあとの暗渠道も好みですー!
いままで世田谷・目黒・渋谷・港あたりの区部をメインに廻ってましたが、なんだかこの辺りにも足を伸ばしてみたくなりました!
投稿: lotus62 | 2009年10月12日 (月) 03時37分
意外と残っているものなんですね。
ここは実家から近く、子供の頃、付近の善福寺川緑地公園は頻繁に行っていたはずなんですけど、暗渠はぜんぜん記憶に無いなあ。
二回目のルートは荻窪団地内に入ってしまうので、跡はあまり残っていないのではと思っています。
今度歩くときに参考にさせて頂きます。
投稿: リバーサイド | 2009年10月12日 (月) 20時31分
>lotus62さん
そうなんです!3枚目の写真、絶景ですよね~。ぜひぜひ、杉並へもきてみてください!金太郎見たらきっと感動しますw
>リバーサイドさん
はい、意外と素晴らしいものがありました。2回目のルートも、何かあるかもしれないのでやはり見に行きたいです・・・道に迷わなければ。
しかしリバーサイドさんって生粋の杉並っ子なんですね~!なんだかうらやましいです。
投稿: nama | 2009年10月13日 (火) 09時30分