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銭湯展

今日は、区役所&天保用水その他に行こうと思っていましたが、区役所に行く必要性がなくなり(定額給付金の申請ってべつに窓口とか行かなくてもよいのですね・・・)、暗渠さんぽは台風なので自重しました。けれど、区役所に行ってきましたw。

Sentoten 杉並区役所(の、ロビー)で、銭湯展なるものが行われているからです。

釜屋、煙突屋、井戸屋、穴蔵屋、という、銭湯をつくる職人さんの説明がおもしろかったです。銭湯雑誌1010だったかで、銭湯背景画師の記事をみたとき、かなりそそられたけど、銭湯ってもっともっといろんな職人さんの手がかかっていたのか。

いちばん、惹かれたのは「穴蔵屋」。江戸のひとびとは、火事から財産を守るため、家の地下に「穴蔵」というものをつくって隠していて、それをつくる職人さんが、その技術で銭湯の浴槽を作っていたそうです。(あ、地下とかあなぐらとかいう響きに惹かれたのかも!)いま、都内に残る穴蔵職人さん、2軒なのだそうですが、残っているということになんだか驚きました。

ああ、銭湯行きたくなったなあ。

そして、アンケートに答えると、コーヒー牛乳がもらえるのでした。私は甘い飲み物があんまり得意ではありませんが、湯あがりのフルーツ牛乳は別!  湯あがりでもフルーツでもないけど、おいしく感じましたw それと、1010のバックナンバーがいっぱいあったので貰ってきました。

Sento_2銭湯マップをながめる。

改めて、桃園川近辺にすごく多いです。というか、そこ「だけ」なのがむしろ気になって来ました。ほかの川跡、川沿いにはそんなにないような? 廃業なのか、もとから少ないのか?

以前、銭湯の立地条件について文献を探したときに、見つけたけれどもあんまりそのストーリーには納得いっていなかったのです。だけど改めて取り出してみると・・・

・銭湯は集積境界地区や集積途上境界地区、つまり住宅の集積の縁辺部に立地する。

・銭湯は原則的にはあまり格の高い道路(主要幹線道路ということ)には立地しない。

・銭湯の入り口については商業集積のもっとも多い通りに面する傾向がある。

(山本清龍・下村影男・小野良平・熊谷洋一 (2000) 「東京都練馬区を事例とする銭湯の立地特性と空間構成に関する研究」 ランドスケープ研究 63(5), pp735-738.)

最初わたしは、用排水の観点が全く無かったので、もどかしく思いながら読んでいたのです。けれど、もしかしたら、上記の条件のほうが、それ(用排水)より優勢なのかも・・・。今でも銭湯と河川の関係は追及したいですけどね。だってやっぱり多いし!

さて、ランチもしていこうと、以前焼きそば!と言っていたお店のその後を見に行きました。そうしたら、全然違うお店になっていました・・・傷口に塩・・・。気を取り直し、気になっていた「沖縄倉庫」へ。

Souko_2 お店の前のほうでは沖縄の食材が売られていて、後ろのほうにイートインスペースがあります。カウンターで、一人客ばかりで、いい感じ~。

島豆腐ハンバーグのゴーヤ&きのこソース、五穀米、もずくスープ、海ぶどう(昼から海ぶどうって新鮮w)、ゴーヤのコンビーフハッシュ和え、紫芋とかぼちゃのサラダ、黒糖クッキー。

いいの?わたし、こんなにヘルシーなランチ食べちゃって、いいの? って戸惑うくらいにヘルシーでした。おいしかった!

外は、晴れているけど強風でした。そういえば、強風に背中を押されながら歩くのって、好きです。子どものころ、傘さしてそうやって遊んでたなあ。

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コメント

なるほど。研究文献参考になりました。
しかし、先日庵魚堂さんの10/5トピックのコメントに庵魚堂さんが書いたとおり、当時の排水インフラを考えると「川のそばに作らざるを得なかった」という部分は説得力ありました。
研究、進めましょうw
沖縄メシもいいですよね!

投稿: lotus62 | 2009年10月 8日 (木) 15時12分

そですねえ、lotusさんも銭湯研究中ですよね。
じつはもう1件(計2件しかまだhitせず;、ってか無い!)似たテーマの論文がありましたがやはり排水のことに全く触れないんです。めげずに調査進めましょうね!w

沖縄メシ、夜に酒とともに、しかしたことなかったですけど、昼もよかたです。

投稿: nama | 2009年10月 9日 (金) 00時45分

銭湯展ですか! 面白そう。
桃園川近辺の銭湯は中野区の高砂湯に行ったことあります。
露天風呂もあって、良かったですよ。

投稿: えいはち | 2009年10月 9日 (金) 01時54分

えいはちさん

この展示、ちょくちょくやってきていたようで、以前杉並の郷土博物館でされたときのものが、なんだか充実してたっぽかったです。でも今回は、冷えたコーヒー牛乳が飲めますからね!w

高砂湯!いままで看板の下を素通りするだけでしたよ・・・。そうなんですか、露天があるのですか。そりゃ行かないと!高砂湯→桃園川への排水路を見るというダブルの目的で!情報ありがとうございました~。

ああ、そういえば銭湯検定が難しくって、えいはちさんだったら正解率高いんじゃないかな、などと思い出しましたw

投稿: nama | 2009年10月 9日 (金) 14時21分

銭湯展ですかー。面白い企画ですね。
穴蔵というと、落語の「穴どろ」の舞台がまさに穴蔵です。
まあ落語ですから、実際の穴蔵を見られるわけではないのですが、ご参考まで。

「銭湯の立地特性‥‥」という研究は、あくまで現在に軸足を置いた目で見た研究で、銭湯を別の業種に置き換えても成り立ってしまいますね。(もちろん結果は変わりますけど)
まあ「川に排水できる立地」という説もまだまだ盲点はあると思います。たとえば排水路を自前で掘っちゃえば特に川の前でなくてもいいわけで。
そこまでするかふつう、とは思うものの、支流だと思っていたら実はどうも風呂屋がつくった排水路らしい、というケースは実際いくつかあります。

投稿: 庵魚堂 | 2009年10月 9日 (金) 21時00分

高砂湯についてもう少し。
露天風呂のある銭湯って、だいたい近代的に建て直したところなんですよね。
高砂湯もリニューアルはしているようなんですが、従来の銭湯のイメージを残している点が素晴らしい。
煙突を見上げながら入れる銭湯の露天風呂なんて、他に知りません。
あー、また行きたくなっちゃった。
行ったときの記事
ei8at12so.seesaa.net/article/116143167.html
銭湯検定、僕なんかムリですよ。渋谷区限定ならイケるかもしれませんが。
(新宿区民ですが、渋谷区内でうろうろしてることが多いもので)

投稿: えいはち | 2009年10月10日 (土) 00時08分

>庵魚堂さん

そちらのコメント欄を散らかしてしまって、それを直していただいて、お手数おかけしてすみませんでした。

穴蔵が舞台の落語があるのですか!へぇぇ~。面白そうですねえ。
それから研究のこと。仰るとおり、あくまで現在みえている立地特性、ですものね・・参考にはなるものの、銭湯の全貌は見えては来ないとは思います。

>支流だと思っていたら実はどうも風呂屋がつくった排水路らしい

これすごいですねw 支流っぽい風呂屋発信の排水路、たしかにうちのエリアにもありそうです!あきらかに川跡からめちゃくちゃ遠いよな、って思っている銭湯、そのうち攻略しにいこうと思います!ありがとうございました~!

>えいはちさん

あれ、お風呂やさんのこと、なんでも知っている人に見えていましたw
しかし、
>煙突を見上げながら入れる銭湯の露天風呂
これヤバイですね!!!ものっそい行きたくなりました!!絶景哉!

投稿: nama | 2009年10月10日 (土) 10時21分

いつも時期遅れなコメントですみませんが、毎度参考になります!庵魚堂さんのいうとおり、排水だけが要因ではないかもですね。
たしかに私の幼少の記憶では、「材木屋の裏だが至近に水路なし」という物件や、「社宅・団地至近、水路なし」、最近京都や和歌山で入った銭湯も水路なし物件でした。うーん、水路がなくても銭湯はできるのかなあ。面白いところではある人に聞いた「都市近郊の水田低湿地→戦後に風呂なしアパート地帯に転用→銭湯必要」という説。このテーマは一筋縄ではいきませんねー。

投稿: 俊六 | 2010年11月19日 (金) 19時56分

>俊六さん

こんばんは。いえいえ、むかしの記事まで読んでいただけるなんて、うれしいばかりです。ありがとうございます。
銭湯が排水路をつくっちゃうお話とか、ほんとに面白いですよねえ。「都市近郊の水田低湿地→戦後に風呂なしアパート地帯に転用→銭湯必要」というおはなしも、なんとも面白いですねww微妙にだまされたような気持ちになりますww
「暗渠サインがあるのに水路なし」のこと・・・わたしの場合「水路なし」と認識した物件でも、あとから実は水路があったということが多々あるので、気をつけている所です(初心者って感じ、しますでしょうw)。俊六さんはとことん追究される印象ですので、きっとそうではないと思いますが・・・。

投稿: nama | 2010年11月19日 (金) 21時06分

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