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2009年10月

われらが甲武鉄道

Koubu

飯田橋アイガーデンエアにある、甲武鉄道起点のモニュメントです。

これ、今年の7月に撮った写真なんですよね・・・たぶん、このとき私は暗渠萌え始めの時期だったんですけれど、それとは関係なしの、”ソフト鉄”要素のほうで、このモニュメントを見に行きました。ええ、中央線大好きですから・・・。そしてこの地、平川という川跡もあったようなんですが露知らないという体たらくでした・・・。

今じゃ、私の中で甲武鉄道は、(支流の水源と関連するものとして)桃園川、松庵川などとも縁の深い、暗渠好きとも大いに重なるもの、になっています。

こんな風につながってくるなんて、7月のわたしは、夢にも思っていなかった。
はずです。

と思うと、当時「えぇ、なんか拍子抜け~」と思ってしまったこのモニュメントにも、感慨深さが出てくるわけで・・・。

ちなみに、これがあるのは、1階の地上だと思い込んで効率悪くも歩き回ってしまいましたが、意外にも3階くらいにヒッソリありました。

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池尻大橋から三軒茶屋まで歩く③

Sancha9

三茶の駅前を徘徊します。

レトロな映画館(ここらへんの雰囲気、ほんと好きです、エコー仲見世商店街くらいに。)の前の通り。暗渠萌え以降は来るのが初めてでしたが、こんなとこにも車止めが。あったなら、写真を撮らねばなりませんね。

ここらへん、美味しそうな気配のするちゃんぽん屋さんがいくつかあって気になってますが、未開拓。

Sancha10 上の写真の奥は、こうカクッとなって、ぶっきらぼうな車止めがまたあって、そして、つきあたりは銭湯の壁になっています。

「なんかここ、用水路っぽい」

と、思わずつぶやいたところ(今にして思えば排水路と言いたかったのかもしれない)、その言葉に初めて弟が反応いたしました。

「俺、中学校の自由研究で、用水路の研究したよ」

!!!!!!!??????

「○○(←地名)に行くときに通る用水路がずっと気になっててさ。ひと夏かけて最上川周辺の用水路めぐって、分厚いレポートにした。」

・・・・・・・まじで!!!・・・なんでまた、それに興味を?

「だって治水って町づくりの要じゃん。」

・・・・・・マジで!!!??  

「大学でも東洋史(←彼の専攻とは無関係)の講義とって、中国の用水路の勉強、超やった。」

・・・・・・マジデぇぇぇぇぇぇ

もう、大興奮でした。だって、弟とは歳が離れているので、彼が中学生でその課題をやっているとき、私は東京で大学生活を謳歌していたので、そんな過去ぜんぜん知らなかった・・・。血なのか!?厳密に言えば彼は用水路、私は暗渠、というふうに、どうやら核は違うようで、彼は都市づくり、私はロマン、というふうに、魅力ポイントも違うんですけどね。いやぁぁぁ、でも、すごい発見だった!!珍しく大声で会話してしまいました!!

Sancha11

ただしよく話してみると、やはり彼は暗渠には興味があまり無い様子。なので、なんとなく二人の妥協ライン、銭湯探しをすることにします。

千代の湯。

うつくしい、エントツ。

Sancha12

千代の湯、の入り口。なかなかパンチきいてます。

というか、この風貌のため、三茶行ってからさっきまで、ここは廃業したもん、と信じ込んじゃっていましたが、ちょっとぐぐると別に廃業していないのかも・・・!?

だとしたらかなり魅力的!!やばい、行かなくては・・・。

Sancha13

もいっちょ。今度は駒の湯。

時間的に閉まっていますが、やっているようです。

もうひとつ、探そうってことでナビってもらいます。横に地図を活用できる人がいるってのは、なんとも安心感がありますねぇ。

Sancha14

お、緑道。これがうわさの、蛇崩川ですね!想像していたより、ずっとおとなしめの道でした。井草川にも通じる、素朴さがあります。

もうひとつ地図上にあった銭湯は、廃業どころか、跡形もなくなってしまっていました。

Hatimitu

通りすがりに、はちみつ専門店がありました。

なんとーすばらしい!「はちみつ焼き」なんてのがありました。これが、ハニーカステラ的なものをイメージしてしまうと全然違う、今川焼的なものに、はちみつをかけて食べる、というかなりすてきな食べ物でした!!!

はちみつミニボトルがついています。私は小倉餡、弟はカボチャ餡を。はちみつをかけたほうが、かけないよりはるかに美味しかったです!!

Sancha15

興奮してしまいました・・・、ゴホゴホ。

どうも、蛇崩川と縁の深い地に入ってきたようです。

小学校。公園。

消防署。

Sancha16

送電線。

などなど、暗渠サインづくめでした。

蛇崩川さん、せっかく近づいたのに、あまり仲良くできなかったので、今後三茶に行く際には、かならず!烏山、北沢、蛇崩三大巨頭の支流攻めを少しずつしていければよいな~、と思っています。

①~③の行程です。

Sanchamap

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池尻大橋から三軒茶屋まで歩く②

Karasu9

烏山川緑道のつづきです。

最近は、この防火水槽の立て札も気になります。

Karasu10

しかしここら辺は、親水ゾーンが多いこと。しかも、水が結構なみなみとあるんですよね。

この夏、杉並区内外でちょこちょこ親水ゾーンを見ましたが、どこも水を流してはいませんでした。夏だからこそ流してほしいのに、そんなに予算がないのだろうか、などと考えながら歩いていました。・・・しかしここはとても潤っている・・・

Karasu11

あとは猫を愛でたりしながら歩き、茶沢通りに出ました。

ここで弟と合流。

この洋菓子屋さんアーモンド、古き良き洋菓子屋さんらしいので、一回食べたいんですけど、まだ達成できていません。

Karasu12

緑道に併走する商店街。インテリア雑貨のお店がすき家になってました。その隣はお魚屋さん。日曜日の2時になると、まぐろ解体ショーをやるお店です。

以前ここで、まぐろ解体ショーを見たとき、その日から数日間まぐろが食べられなくなってしまいました・・・。たまに繊細。

Sancha1

さて、烏山川からは離れますが、三茶周辺でもう少し、水関係をもとめてうろうろします。 鬼姉ではありませんよ・・・

まずは、釣り堀。

釣り堀までの緩やかな坂道を上っていきます。(この道は斜めに烏山川まで続いているので、釣り堀の排水を流していた水路だったら良いのに、と思いながら歩きます。)

Sancha2

釣り堀は、先日の記事で書いたように、衝撃的な展開となっていました。弟よ、あとは託したぞ!

ショックを受けつつも、排水路的なものを探します、が、特に見つかりません。

ふと、隣を見たら、隣は氷室でした!!
一気に、この通りがかつて水路だった気がしてきます。

Sancha5

釣り堀脇の小さめの道を、水路跡だと信じて、歩いていきます。

すると、なぜか、駐車場の脇にこんな池というか水を張った場所が。なにこれ??覗いてみると、中には鯉が泳いでいました。観賞用には見えないし・・・。釣り堀の離れ?w

Sancha6

その、謎の池?の脇はキャロットタワーに通じる道です。

三軒茶屋って、新旧入り混じる感じで、なかなか愛らしい街ですねえ・・・。

Sancha7

釣り堀脇の道、奥には神社があります。

せっかくなので、お参りをしていこう、ということになります。

Sancha8

境内。
防火水槽だー。
ここら辺の河川関係のことは、ことさらにわかりませんが、ここが、もしかつて池などであったなら。ここからはじまり、さっきの釣り堀脇を通っていって、烏山川に下っていく水路が、あったかもしれません。

などと仮説をブツブツ言っていたところ、弟からかなり興味のなさそうなリアクションをされてしまいました。
あとちょっとだけ、三茶周辺を歩きます。

 

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池尻大橋から三軒茶屋まで歩く①

さて、ちょっと遠征です。

Meguro1 弟が三軒茶屋に住んでいるので、遊びに行きがてら暗渠(目黒川→烏山川)。
もう、最近はいろんなことに○○がてら暗渠、になっているような、気が。

目黒川の、開渠には目もくれずに、緑道へと向かいますw そして・・・うわぁぁ・・・なんかここ、綺麗すぎる・・・。そうか、以前リバーサイドさんが仰っていた、「世田谷の整備っぷりは素晴らしい」って、こういうことだったのですね!いやこれはスゴイわ。

Meguro2

早くも卑屈な発言をしますと・・・この看板を見て思い出したこと。つい前日耳にした、中野某所での知らない人同士の会話・・・
「ゴ○ブリってさ、名前が汚らしいんだよね。だから俺達さあ、”せせらぎ”って呼ぼうぜ!ってことにしたの」
「それいいね!それ汚くないね!」

・・・そんなことに”せせらぎ”を使わないでくれ・・・。そんな発言するから、中央線は汚とか変とか言われんだよ。。”G(ジー)”でいいじゃん!
と、思ったことを、思い出しました。
私のそんな思いとは無関係に、ひたすら、ひたすら整備されお上品な目黒川暗渠。

Meguro3

なんか、特にあれこれ探すんじゃなくって、ただぼ~っと身を任せてしまいます。

ぼ~っと歩いていたら、視覚の片隅に、動いているような動いていないような生物らしき物体が。・・・おお、鴨。
ぜんぜん動かないで、どーんとしてるw 水面もぜんぜん揺れてないw 置物デスカー 

Meguro4

お魚いないのかな~、と思っていたら、いました鯉が。

ただ、水量が不足しているのか、背びれがむき出しになっちゃっている・・・なんだかせまくるしそうに、パシャパシャしている姿がちょっと痛々しい。

Meguro5

非の打ちどころのないような緑道が続きます。桃園ちゃん杉並部分もなかなか、と思っていましたが、ここはずっと上を行きますね。力の入り具合。

道端の植物の種類が多すぎて、私の記憶容量オーバーです。ガーデニングに精を出す、おばさまが目に浮かぶようです。

Karasu1

烏山川との分岐点(ってか合流点)。

三茶に行くという目的を忘れず、烏山川緑道のほうに折れます。

Karasu3

なんか目に付いたマンホール。マンホール?どういう構造なんだろ。

こういった、あまり見慣れないマンホールを目にしたとき、連想するものはきっと人それぞれなのでしょうね。
私が連想したものは・・・”石焼き芋屋さん”でした・・・。なんとなくなんですけどねぇ・・・。 あくまでも食べ物なんですねえ・・・。

Karasu4

さて、ここまで非の打ちどころの無かった世田谷の暗渠さんでしたが、やっと裏の顔的なものに気づくことができました。

緑道の脇から、グイッと覗けば、そこにはこんな側溝が。こういう風情のものがあったほうが、なんか嬉しいですよ、私はw

うわははー、烏山川さんの、うっかりノーメイク~。良いよ、良いよ、そういうとこも、あったほうが。

Karasu5

えええぇぇぇ・・・・

Karasu6

お、銭湯。

常盤湯、というらしいです。煙突が、まぶしい。

Karasu7

ふと横を見ると、こういう風景がいくつもあるのですが、いかんせん全部人の家なので、降りられないです・・・。

こんな感じで、わりと受け身でテクテクと歩いていきました。そろそろ、弟を呼びつけます。「烏山川の緑道に来て」と言ったら、ぜんぜん分かってもらえませんでした・・・。

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東高円寺から中野富士見町まで歩く③

Oza50

車止め道から、ちょっとひらけたところで、前回は道が分からなくなってしまいました。そこへ救いの神リバーサイドさんが地図を!どうもありがとうございました。

おかげさまで、小沢川最後まで行けましたw

ここから再開です。

Oza48

その前に、以前と同じ道を歩いていたら、今度は”茶色い埴輪(はにわ=lotusさん命名)”を2つほど見つけました。

あまり間を空けずに再訪しても、発見があるものなのですね。やはり、暗渠さんぽ、奥深し。

ひとつめ、大和湯の入り口で、風化しちゃってさみしげ。

Oza49

ふたつめ、ドラマティック・カーブ地帯の手前の民家の脇に。

井戸って、なんで見つけただけで嬉しくなるんでしょう。水が出てくれれば、なおさらです。これは暗渠萌え以前から、そうです。

実家の周辺にはなかったモノ珍しさも、あるのかな。

Oza51

さて、さきほどの、ちょっと大きめの通りを歩いていると、ちゃあんと目印、車止めがありましたよ。

ここを右折すると、もうだいぶ中野富士見町です。

Oza52

ですがその前に。

ちょうど反対側にも伸びていました、ささやかな車止めのある、支流暗渠が。

これまた、まっすぐながらも良い感じですね。

Oza53_2

支流暗渠、遡っていくと、なにやらこんな。

一体どういう経緯でこういうことになったのか・・。

Oza55

支流暗渠は1ブロック分で終わってしまい、その先は家が立ちはだかっていて追えなくなりました。

なので引き返し、小沢川のクライマックスへと向かいます。クライマックスといえば、先日やまだごろうが、「何故野球は日本シリーズの前に絶頂(クライマックス)シリーズを迎えちゃうんだろうね、しかも絶頂”シリーズ”ってどういうこと」とCSについて疑問を呈しており、なるほど、流石のやまだごろうだ、と思いました。

Oza56_2

この地帯でちょっと特徴的?なことといえば、こういった無理やり壁に食い込ませている蓋、でしょうか。さきほどの支流のほうにもあり、なんかちょっと気になりました。く、食い込ませすぎでは・・

ここなんて、壁剥がしちゃってます・・・。

Oza57

進んでいったら、むおお、いきなり金太郎出現!

ちょいと面食らいます。なぜなら、「中野富士見町」だからして、ここは中野区、と思っていたからでございます・・・。杉並区だったんか!

いやぁ、思いがけず出会う金太郎君、てのも、また良いですね。嬉しさ倍増です。

Oza58

そして、舗装がおもむろに雑になり。

道端に草がボウボウと生い茂り出し。

こんなに育ちまくったワイルドなアロエは見たことがないぞ、というくらい、溢れんばかりの(つうか溢れてる)アロエの横を通り・・・

Oza59

こういう野趣あふるるところも好きだな~なんて思いながら歩いていると、唐突に小沢川は終わります。

出口は・・・

Oza60

神田川のほうへまわってみると、ツギハギが多くて特定しにくくなっちゃいましたが、さきほどの終わり部分にもツギハギ加工がなされています。

もっと近づきたくって、運送会社的なところの駐車場を歩いていたら、会社のおじちゃんが「おーい!そこは通り抜けられないよー!」と遠方から叫んできて、それに対し「川が見たいだけなんですー!」と言い返す度胸はなくって、すごすご帰る。

Oza61

そして上流にまわります。

橋を越えたところに、移動してきたらしき、小沢川の出口を見ることができました。

小沢川。最初のイメージは、なぜか男性で、「色白でひょろりとした、大人しい青年」と思っていました(性格がわからない)。それが、歩けば歩くほどに、「とても味があって、たまに無邪気だったりもして、なんかとっても魅力的な人!」に、なりました。そんなとってもすてきな小沢川暗渠さんぽでした。行程は、以下。 

Ozamap5

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サヨナラ、ツリボリ三軒茶屋

小沢川の途中ですが、日曜日にちょっと衝撃を受けたので、別なエリアの記事を書きます。

三軒茶屋で太公望気分を味わおう、と、思っていたところ・・・

Heiten

ああ・・・。

三軒茶屋つりぼりは、まもなく閉店してしまうのだそうです。10月25日、ってほんとにもうすぐですね。

「本当に、本当にありがとうございました。」という文字が、かなしく胸に染みます・・・。

こんなに、すてきなところなのに。。

せっかくなので、ぜひ釣っていこう、と思ったら、とってもとっても混んでいて(おそらく別れを惜しむひとびとで)、だいぶ待つようでした。つぎの用事があったので、私は釣ることができずに終わってしまいました・・・。

もし、思い出のある方、縁のある方、いらっしゃったら、今週中に行かれてみてはいかがでしょうか。昼間なので混んでいましたが、待てれば、あるいは夕方以降だと入れるようでした。

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東高円寺から中野富士見町まで歩く②

Oza39

小沢川、後半戦。和田中央公園を通過し、暗渠をテクテクゆきます。

Oza40

道の様子が、ちょっとだけ変わります。

暗渠とふつうの道を、むりやりくっつけ道。

こういったタイプの道にもワクワクするのですが・・・、この奥に控えていらっしゃいますのが、もっとワクワク度が高い道・・・!

Oza41

ドラマティック・カーブ!!!

Oza42

どこまで私を虜にするんですか、小沢くん。

Oza43

右側の壁?のふんいきも、よござんす。

その先の、奥の壁も、ようござんすよ~。このべこべこ感!

Oza44

ドラマティック地帯を抜けると、ぽっかりと空間がひらけます。

Oza45

この写真の、右端から流れは出てきていて、そして、左に流れていき、白い家のすぐ脇にある道へと流れます。けれどいまの地形から推測するに、まっすぐ左に行くのではなく、ちょっとふくらみつつ流れていたのではないかな、と思います。

ここら辺、昔は妙法寺道があったためか、先述のもの以外にもかつては料亭があったりしたようで、現在の淡々とした住宅街からはなかなか想像がつきません。また、写真奥のほうには湧水地点がいくつもあったようです。

Oza46_2  車止めがあったので、また流れを追えます。「染工房」が左側にあり、以前は川を利用していたのかな、と思ったり。

「杉並の川と橋」では、この近辺について
多くの水路が川沿いに走っていた/道沿いに地下水を利用した製氷工場やプールがあった/養魚場があった
などと記述されており、ほんの数十年前の、手の届きそうな過去のことなのか、と思うと、その風景を想像しながら歩きたくなります。

Oza47

しかし・・・ここで見失ってしまいました。アウチ。しかも雨が断続的に降るので、いったんここにて、中断します。

たぶん、ゴールまであとすこし、のところに来ているとは思われるのですが。。

とりあえず今回の行程。

Ozamap4

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東高円寺から中野富士見町まで歩く①

Oza27

久しぶりに、小沢川のつづきといきましょう。ポリンキー蓋をふみしめながら。

道の左側に、なにやら色々と積み重なっていますねえ。

Oza28

ここらへんには細くて怪しい道がいろいろあるのですが・・・、たぶん、これかな。ぐいっと曲がります。

Oza29

そしていったん、ちょっと大きな通りに出ます。

大きな通り側から、振り返ったところ。

Oza31

その通り沿いを歩いていくと、左手にある駐車場に、おもむろにこんな。

めちゃくちゃ駐車スペースなのに、じゃまにならないのでしょうかw

でも、このように井戸が残っていて、通りすがりに鑑賞できることはうれしいばかりです。

Ozayusui

その井戸の少し先、大きめの通りの最後のブロックには、どうやら旧・湧水地点があるようなのですが、ぐるぐる見てみても、何もありません。かつて料亭があり、庭の池に小沢川の流れが取り入れられていたそうです。

そして、角にこんな石が。あるんだけど、なんなんだろうよくわからないw

Oza32

さて、その通りの奥からまたこのように細道になります。

その前に。

Oza33

車止めの細道からくるっと右手を見ると、銭湯があります。

銭湯って見たらなんか寄りたくなっちゃうのですけど、まだ開いていませんでした。たいがい、開いていないか、自分に時間が無いかのどちらかで、”暗渠さんぽ×銭湯”、まだやれていないです。湯冷めしない時期に、なんとかやりたいもの・・・。

Oza34

銭湯の排水路も見ておきたいですが、それは支流特集のときにしようっと。

さ、車止めの道を進みます。

なんか、キレイです・・・舗装が。これって最近したのじゃないかなあ?うー、もしも私が、2年前に暗渠を歩き始めていたら、ここはもうちょっと風情ある道だったんじゃないのか。後悔しても仕方が無いけど、なんだか惜しい気持ち。

Oza36

直進します。

和田中央公園に出ます。 左側に細い暗渠らしき道がありますが、右側も小沢川におおいに関係のある場所です。

Oza37

ここにもかつて湧水があったようで、この公園のつくりはなんとなくそういう雰囲気を残してくれています。周囲が崖のようになっていて、人工池があります。

池をもっとうろうろしたかったですが、体操している人が居たので、そそくさと(写真をとりまくるので怪しい人と思われやしないかとね・・・)

Oza38

池のはじっこには、水を管理するらしきポンプ?がありました。こういうの、とくに興味があるわけでもないはずなんですが、暗渠仲間さんたちが、工場萌えとか、電車萌えとか、廃墟萌えとか、橋裏萌えとか・・・、なんかそういう情報をもらっていると、なぜか私までこういった機械にちょっとドキドキするようになってしまいましたw
これって何萌えなんだろう・・・。

と、いうわけで、小沢川、もう半分通過してしまいました。今回の行程は以下。

Ozamap3

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桃園川支流を歩く その7高円寺南付近①

Siryu20

これまた、気になった支流その3です。

このツギハギ感がとてもよく、奥の方の景色がとてもよい昭和感がある気がしたので、気になっていました。

場所は高円寺4-51あたりです。

Siryu21

入っていきますと、おお、右手にあった家は廃屋でした。ちょっとだけ遠目で見ていたときのほんわか感と、じっさい通った時の感覚が違っていました。たしかに昭和感はあるかもしれないけれど、ほんとうに過去のものとしての、それでした。

昼間だけれど、これだけ近づくとちょっとヒンヤリします。やや、足早になります。

Siryu22

なんか狭いし・・・人の気配もしなくて、取り残されたよう。

Siryu23

通りに出ると、このようなスロープになってしまうので、暗渠は終わってしまったようです。

かなり短い支流でしたねえ。。

事前にテキストに記しておいた水路にはあてはまらない、ささやかな存在。ちなみに、このスロープのさきのあたりに、もう一本桃園ちゃんと併行する流れがあるようなのですが、それは今回は見つけられませんでした。

Roji1

その先、「桃園パーキング」が出現して、ちょっとうれしく思いながら歩きます。

暗渠かどうかはわかりませんが、すてきな路地を見つけたので写真に撮っておきました。高円寺南4-49あたり。

Roji2

上の写真から入り、左右を見ながら歩いていくと・・・、家々のスキマにとても味があります。

Roji3

路地ってなんだか良い。。。

この近辺はあまりにもたくさん歩いていたのに、この路地に出会ったのはこれが初めて。暗渠さんぽのおかげの、うれしい収穫でした。

Minami4map

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桃園川支流を歩く その6環七近辺①

Siryu31

桃園川本流歩きのときに、気になっていた支流その2をいきます。

環七渡ってわりとすぐに顔を出す、ここです。

子どもが駆け抜けていきそうな、ちょっと乾いた蓋暗渠。

Siryu32

桃園川緑道からトン、と降り、蓋暗渠をあるいていくと、まず一本目の通りに出ます。

すると、あー!橋跡が!!黄色くってカワイイぞー。うれしいうれしい。こんな形で残っているのはここらへんでは珍しい気がするので、うれしいです。

Siryu33

その先は、とても生活感溢れる、なんともすてきな空間となっていました。

まず植木鉢が目に入ります。

その先、誰かのお宅のすぐ脇となり、洗濯物がひらひらとはためいています。

Siryu34

古くって壊れんばかりに傾いている。これは、開渠だったときからあったものなのでしょうか・・・?

そして、洗濯物のすぐ脇を、ぶつからないように、身をかがめながら通っていきます。

Siryu35

振り返ると、こんな感じ。もう、家の敷地みたいですねw 思いっきり通ってしまい失礼しました。。

ここの風景、晴れたときに見たら、と~~っても良かったんです。じょうずに写真に撮れたらよかったな。
晴れたときには、日なたのにおいと、洗濯物を干す瞬間のちょっとした洗剤のにおいと、家に住むだれかの声やテレビの音と、猫のなき声と、、そんないろいろなものが入り混じって感じられるような、まさにSUGINAMI MELODY(音楽のところで少し書いた、スピッツの。)の似合う空間なんです。

Siryu36

その先はちょっとすっきりしちゃいました。
ちなみに、この支流はずっとまっすぐですが、若干環七に寄っていくような感じで流れています。

Siryu37

ああ。阻まれてしまいました。

赤い車止めが、ちょっとかくれんぼ。
この先、このブロックぶんくらいは家の敷地内になってしまいます。

Siryu38

仕方が無いので迂回し、延長線上を見ると、暗渠かどうか定かではない感じの道。

Siryu39

あ、でもその先ちゃんと車止めが再出現。

いっきにワイルドになります。もうこの左の建物のすぐとなりに、環七です。そしてこの先は、いろんなものが置いてあって通れませんでした。
うーん、ここまでか。。そろそろフィニッシュという気もしなくもないけれど。

Siryu40_2

念のため環七に出て、ぶらぶらします。

ぬ、なんかここの空間、におう!

Siryu42_2

ちょっと失礼しますよ~っと、と心の中でつぶやきながら、建物の裏に回ります。すると、うん、さっき入れなくって断念したところの延長線上でした。

なんだか、自分の暗渠嗅覚(いや単に方向感覚や空間認識力かもしれない・・)、ちょっと鍛えられてきた気がしてきてw、このときはちょこっと嬉しかったです。

Siryu43

その支流の出口からの延長線上をながめます。目の前は環七、JRの線路が写真右手にあり、線路に向かって高くなっていくような地形。
松庵川を思い出し、鉄道建設の際にできた窪があるのかな、などとも想像したり・・・この支流、やたらまっすぐなので人工物かもしれませんねぇ・・・。

Kyusuito 上の写真、もうちょっとだけ右にいくと、給水塔があります。ここらへんも、うろうろしてみましたが、今回はとくに発見はありませんでした。

後日資料を見ると、線路の向こう側の池からの流れが、この給水塔の後方にあった”工事用土採取跡”の池の流れをあわせ、環七を渡ってさきほど私が歩いたどこかの地点でまた池の流れをあわせて、さきほどの流れになっていたようです。湧水地点、なにも確認しないで歩いてしまった・・・また見てこようと思います。線路の向こう側から。う~ん、またもや宿題ですねえ、うれしいばかりですけどw

今回の行程です。良い子は横断歩道を渡りましょう。

Kannanamap

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桃園川支流を歩く その5天保・新堀用水⑤

天保・新堀用水跡を片方見つけたものの、もう片方(翌年作成)も近くにあるはずなのに、見つけられませんでした。と、ここで、食後たいして休まずに歩き回った報い、腹痛がやってまいりました。あるいは緑茶が冷たすぎたのか。い、痛い・・・もう片方は積み残しにして、今回は目標だった善福寺川までくる、が達成できたのでよしとしようかな。。
と、とりあえず帰ることにしました。そうしたら、これがまた、迷子!

Tenpo20

坂を上ったり下ったり、斜めに行ったりします。成宗め、なかなか、迷いやすい構造をしておる。。。ときどき、お店の名前などでかつてここにあった地名”成宗”の名残がみられ、うれしくなったりも。や、でもお腹痛いっす。。

そして、杉並高校前の道路に出ました。助かった!!
そして、また車止めが。「遊び場24番」って、書いてあります。

Tenpo21 入ってみます。

見事になんもないwwww

行き止まりまであって・・・。これが遊び場24番です。子どもたち、何して遊ぶんだろw

こんな発見も、道に迷ったからこそですねえ。

<後日追記>当初は小さな分流だと思っていた、こここそが、天保新掘用水の本流の暗渠です。

Tenpo22

杉並高校前の道路のさき、また車止めがあります。手前を延長していくと、用水の中継地点である弁天池があるわけですから、ここはそこから分水された用水路?けっこう広めですね<後日訂正>残念ながらここは天保新掘用水とは関係ないもので、旧善福寺川の流路のようです。どおりで太いわけだ。。。

Tenpo23

追っていきます。まだまっすぐ。

Tenpo24

右に折れます。

ちょーー!!駅と反対方向になってしまう。。私、お腹痛いから、もう帰りたいんですけどぉぉぉ。
ぜんぜん抗えない、車止めの引力。おそるべし・・・。どんどん辿ってしまいますよ・・・。

Tenpo25

わりと広かった流路が、とつぜんククッと狭くなって、そろそろ終わりかな、と思ったらまだ終わりません。

わあ、給水塔!?きれいだなあ。なんだか、芸術作品を鑑賞させてもらってる気分です。

そしてその下にある道もすっごい暗渠っぽい。

Tenpo26

で、いきなりパッとひらけて、ここで車止めも最後になります。この先はどこだ・・・?

おお、税務署だ。ここは来た事ありますぞ。駅へ帰る道もわかりますぞ。

車止めを見失った、ということを大義名分とし、とりあえず南阿佐ヶ谷の駅へと向かうことにいたしました。

が、じつは、最初に道に迷った地点でも、車止めを見つけていました。つまりここらへん、まだまだ用水路の暗渠がありそうなんです。
それと、天保・新堀用水もまだ見つけていないのがあるし、1つめもちゃんと見つけていないし。積み残しありまくり、ですが、ひとまず天保用水編を一区切りにし、他なる支流たちもご紹介したいと思います。

後日の書き直しばっかりですみません。もう自分の地図読めなさ加減が嫌になっちゃいます。。がっつり見ながらあるいていたのに! ぜったいリベンジしにいきます!

④のぶんもまとめた地図です。

Tenpomap2   

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桃園川支流を歩く その4天保・新堀用水④

Tenpo11

前回の続きで、道を間違ったので挽回すべく近道をし、用水の取水地点近くにある西田端橋にいこうとしていました。はぁぁなんなのこの方向音痴、って若干凹みながら。

すると、左側でスッと視界に入ってきたものが・・・

あれは金太郎!!!!!金太郎じゃないの!!!
大興奮でございます。まさかの金太郎車止めでした。

Tenpo12

駆け寄る前に、もうちょっと手前に目をやると、こ~んな、誰かのお宅の、生垣にはさまるようにして、金太郎(これが見える限り最初の車止めでした)。なんという強引さw

<後日追記>このあたりには、昔水車があったそうです。左に少し見えている植え込みのあたりです。

Tenpo13

うわぁ、その先にもびっしりと。

このなんともいびつな道。ああもう、暗渠。そしてきっと、天保・新堀用水かも<後日訂正>ここは、暗渠ではありますが天保新掘用水とは別物の用水路。天保・新掘用水はこの写真からみてもっと右手の地下に、最初からトンネルとして造られています。

ああ、私、方向音痴で良かった!道に迷って良かったよう!!迷子万歳!!
と、よくわからない嬉しさがこみ上げました。ほんとにそのようなテンションでしたw

Tenpo14

さて、感動の金太郎暗渠地点も、進んでいくといきなりコンクリ蓋暗渠となります。
(しかしこのエリアの車止めは、なんだか執拗ですね・・・嬉しいけど。)

向こうにちょっとだけ見えるのは、善福寺川ほとりに広がる緑地です。

Tenpo15

用水さんはこのようにカーブし、緑地の端っこを、申し訳なさそうにひっそりと通ってゆくのです。

あ、そこにある植物、ぶどうみたいな紫色の実がなるやつ。小学校の頃つぶしてジュースとか言って遊んだなあ。あれ、運動着につくとすんごい紫なんだよね・・・。

Tenpo16

ひっそりと、崖づたいに。

コンクリ蓋がつづいていきます。さっきのコンクリ蓋の開始地点から、ここはずっと開渠だったようです。

左手には、善福寺川が堂々と流れています。もしかすると、私は当初考えていたルートでは、ここは発見できなかったかもしれないです。

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そしてしばらくひっそり蓋暗渠はつづいて、このように唐突に、木に阻まれて終わります。

立派な木だなあ。

このさき、手がかりが見えなくなります。

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ちょっと先にあった橋を見ると、西田端橋でした~!やーったー。
↑と、西田橋を見て、思ってしまったようです(帰宅後、地図を作成しようとしてなんかおかしいぞ?と暫く寝かせてから気づきました・・・)。ドンマイ、自分。橋の名前、似すぎ!

いま歩いてきたのは、どうやら1840年(第一回目)の工事で作られたルートのほうみたいです。<後日訂正>というわけで、ここは違います(上述)。涙。

それにしても。やっと、桃園川と、善福寺川が、つながりました。感無量です。  後日追記:なので厳密に言うと、まだつながってません・・・(涙)

もうちょっとだけ、おまけ的に続きます。

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桃園川支流を歩く その3天保・新堀用水③

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天保新堀用水の気まぐれさんに、翻弄されるの巻。私が念入りに準備してないだけ・地図が読めてないだけという話もありますけれど。

以前の馬橋近辺からのものの続きです。天保11年に、ひとびとを水不足から救うため、善福寺川から桃園川近辺へと分水すべく、難工事を経てつくられた、天保・新堀用水(天保用水、新堀用水など呼び名はいろいろあるようですね。弁天池を経由するためか、弁天川とかも)。

その1のときに、「不思議と遡ったら広くなった」とか書いちゃってましたが、地域のみなさんに分水していたわけですから、終盤が狭くなるのは自然だったのかもですね。

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たぶん私、用水路といいながらも用水路気分じゃなくって、自然河川気分だったのでしょうね・・・。

さて、杉並区役所からスタートです。前回の流路が途切れた地点から、しばし痕跡がみつかりづらくなります。はなから地下トンネルだったようですし。

ここも、流路ではなくって、この右側のどこかを地下トンネルが走っていたんだなあ~、と思いながら眺める用の道ですw。

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ちなみに、今回は恐らく暗渠サインには巡り会えないんじゃないかな、しかし途中まで来てるんだから、最後まで歩くぞ、という心持ちで来ています。

すると・・・ふおっ!
無いと思っていた、車止めが!!
ヤッター!

ちょっとそれちゃいますが、ついていきましょう、車止めさん。

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その先はいかにもな道でした。

嬉しいですねえ。青梅街道に向かって、上っていくような感じになってます。

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で、いったんカクンとなってもうちょっと続きます。
が、ここはよく通った道~!お気に入りのパン屋さん(既に移転)に行く道ではないですか!!

ってことは、以前「こっち側には暗渠らしき道はなさそう」とか書いちゃってましたが、これも前言撤回ですねえ。めっちゃ通っていましたねえ、車止めのある道w

Tenpo6 や、やぁ、久しぶりぃ(ちょっとバツが悪そうに)

つきあたり、青梅街道があります。
・・・しかしこれはなんの用水路だ?位置的には、天保・新堀用水と関係あるのでしょうけれど、そこからの分水になってるのでしょうか・・・。にしては、上り坂。<後日訂正>ここは千川上水を青梅街道沿いに持ってきた用水路の分流のようです。明治時代には相沢堀を更に高円寺方面にまで伸ばしていたのだそうです。よって天保新掘用水とは関係がありません。

天保・新堀用水の難工事については詳しく説明のあるサイトが幾つかありますので、そちらに譲るとしまして、このように本流も上り坂の下をくぐしたりで大変だったようですから、ここを見るときも自然河川のときみたいに”ああ、支流暗渠だねぇ”とのほほんできない感じがあります。

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さきほどの暗渠ではない道に戻って、杉並高校に出ます。その向かいには、須賀神社。それからいろいろな神様が祀られていました。ひとつひとつ、お参り。

ここは、成宗弁財天社。この後方にかつては湧水ポイント、弁天池があったようです。そして、この弁天池は、天保・新堀用水の中継地だったということで・・・大事な場所だったんですねぇ。

<後日追記>弁天池の名残は、おとなりのマンションの中にある?ようです。

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おっ、案内板には「鳥居前に残る石橋・水路は天保用水の名残」と書いてあります!! 遺構ウレシイ!

え、これ?これでいいのかな・・?あと、上の写真にもカクカクと水路が見えると思います。古そうな石もあるんだけど、ところどころきれいなコンクリなので、微妙な後味w でも、なんせ天保ですからねぇ、わずかな名残でもうれしいです。

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さあてと、先へ進みます。天保・新堀用水は紆余曲折、用水路変更がなされているので、ここからは2通りのルートがあります。まずは、1回目に作られた用水路のほうを・・・。

あ、私にとっての暗渠さんぽ初・団地!阿佐ヶ谷団地!!ふんいき、とてもよし。

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直進したら善福寺川に出ました。やはり暗渠サインはなく・・・って、ここは天王橋というところで、私が目指していたのは神通橋というところでした(橋2つぶん上流)・・・ガッデム。道を間違えていました。

仕方が無い、近道らしきもの(こういうのが、私の迷子スパイラルなんですけどね)を通って、取水地点に行ってしまうとします。その前に、腹ごしらえをして。

<つづく>

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暗渠さんぽのおとも~ごはん編~

もちろんいつも携帯しているわけではありませんが。

もう少し涼しい季節になったらやってみたいなあ、と思っていたことを、本日ついにやりました! 暗渠さんぽデビュウ、真夏でしたからねw

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じゃーん。おにぎりを、川のほとりで、食べます!

・・・できれば、暗渠のほとりの、そんなにじめじめしてない公園で食べたかったのですが、なりゆき上、開渠のほとりです。 
たぶん、これに関しては開渠のほうが気分いいかもw なつかしの善福寺川。

梅、大葉、しらす、胡麻の混ぜごはんおにぎりと、こんぶの佃煮のおにぎり。あと、即席の胡瓜の漬物。 on 長崎”たてまつる”の9羽の鳩てぬぐい! もったいないけど使いましたw

とってもおいしく、うれしく感じました。楽しみにしていたのと、ちょっとぬくもりの残った手作り感と、目の前をさらさら流れる善福寺川とが、渾然一体となって。

私は梅&しらすのほうに愛着があるのですが、今日はこんぶのおにぎりのほうがおいしく感じました。こっちのほうが、川に合うのかも!ふむふむ。 (もしくは年をとったww)

これ、どうしてそんなにやりたかったのかと言いますと。
漫画”働きマン”で、堂島さんという私があまり好きでない登場人物が、休日にひとりで山登りをし、そしておにぎりを食べながらこう言うのです。

「オカカむすびとだし巻き・・・これさえあれば本当にあとは何もいらん。」 

このシーン、というかこのせりふがすごい好きで。
本当はこのときの堂島さんの心の中はとてもぐちゃぐちゃしていて、決して良いシーンではありません。でもでも、私は、「山登り」「休日」「おにぎり」・・・そして、単純だけどぜったい美味しいその2つだけ、というのがなんだかとってもすてきだな、この人は週末をこう使っているのか~、とそこだけが刷り込まれ、いつかやりたかった。そうしたら、暗渠をあるくようになった。私にとってのオカカむすびとだし巻きってなんだろうな、梅のあのごはんかな、でも片方はこんぶにしたいかな。から揚げをつけたいけど、準備しすぎるのも面倒かな。・・・そして今日に至るのです。

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へび道はたのしい

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先日、根津に行く用事があったので、谷中へ行って藍染川跡を歩きたくなりました。

根津や谷中はもともと好きなところのひとつですが、行くときにかならず通過する道が川跡だったなんてびっくり。

用事を済ませ、坂を下ります。

さあ、藍染川、台東区と文京区の区境、と思って小径をあるいていたら、ちょっと間違えてたみたい。でもその小径も川要素いっぱいあってワクワクしたけど。間違えてた道と本流との間には、金魚屋さんのようなお店がありました。

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通常、谷中へ行く時は千駄木スタートなので、根津から藍染川本流を歩くのはお初ってことになります。なんかふつうの道w

傍らにある、丁子屋。よく雑誌などに載っているお店ですね。むかしは、目の前の藍染川で、染めものをしていたようです。私も藍染をしたことがありますが(トーシロですけどw)、家のキッチンやらを使う、ちょっと味気ないものだったので、あれを川でやったら・・・なんだか壮大で、すてきです。 あれ、でも、銅とか、金属を媒染にしたりするときにはその成分も川に流しちゃうってこと・・・? 化学反応後だと関係ないのかな?トーシロなんでようわからんですよ。

ここで手ぬぐいをかっていきました。いつも手ぬぐいを買うときは、好きな柄(花とか蛙とか)ばっかり買って、勿体無くて使えなくなるのですが、ちゃんと使えるような地味なのを買いましたw

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そしてここらへんから、お目当て「へび道」に入ります。

すばらしいカーブ!

藍染川跡をみていると、「へび道」「よみせ通り」なんて、すてきな名前がついていて、とっても気になっていました。(ひらがなだから?)

というかよみせ通りは通ってたけど、へび道は知らなかった! ヘビはかなり好き~。地図で見ただけで、かなりテンションあがってくるようなぐねりっぷりです!

くねりんこ、くねりんこ。

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へび道だけじゃなくって、脇道も暗渠っぽ~い。

追いたくなります・・・むずむず。でも、もうすぐ日が暮れちゃうので。

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細くくねくねした道の、両側に点々といろんなお店があります。

この点々と、というのがとてもよい感じです。昔からあるような、レトロ店もあれば、最近できたようなちいさくっておしゃれなお店もあって。そしてその距離感がとてもいい。もう、いちいち覗いて行きたくなっちゃうw

そういう楽しさが加わってくるので、今までの暗渠あるきと、な~んか、違う感じです。

ちょっとだけ質の違う、ほのぼの+うきうき暗渠。この後通る、よみせ通りより、個人的には好きです。たぶん、こっちのほうが狭いからw

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かっくん。

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何度も出現する、このカクカクは何だろう?

とってもカワイイんですけど!

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おお、銭湯?

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そしてまたカクカクをみせながら、よみせ通りへと。

ここからは”新しい発見”ではないわけですが、よみせ通りはその名称に惹かれつつも、途中から谷中ぎんざに折れてしまうので、それが気になっていました。ので、よみせ通りのはじっこまで歩いて、戻ってきました。にまにま。

そして、目に付いたてきとうなお惣菜やさんで、コロッケを買ったのですが・・・あれ、あんまり美味しくないぞ・・・。ここらへん、お惣菜やさん多いですけど、全部美味しいわけでもなかったのですねぇ。ちょっとがっくり。 うーん、ふんいき、はかなり宜しかったのですけど。

しかしへび道、よかったな~!!

今回の行程、といきたいところですが、へび道のみを示します。

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銭湯展

今日は、区役所&天保用水その他に行こうと思っていましたが、区役所に行く必要性がなくなり(定額給付金の申請ってべつに窓口とか行かなくてもよいのですね・・・)、暗渠さんぽは台風なので自重しました。けれど、区役所に行ってきましたw。

Sentoten 杉並区役所(の、ロビー)で、銭湯展なるものが行われているからです。

釜屋、煙突屋、井戸屋、穴蔵屋、という、銭湯をつくる職人さんの説明がおもしろかったです。銭湯雑誌1010だったかで、銭湯背景画師の記事をみたとき、かなりそそられたけど、銭湯ってもっともっといろんな職人さんの手がかかっていたのか。

いちばん、惹かれたのは「穴蔵屋」。江戸のひとびとは、火事から財産を守るため、家の地下に「穴蔵」というものをつくって隠していて、それをつくる職人さんが、その技術で銭湯の浴槽を作っていたそうです。(あ、地下とかあなぐらとかいう響きに惹かれたのかも!)いま、都内に残る穴蔵職人さん、2軒なのだそうですが、残っているということになんだか驚きました。

ああ、銭湯行きたくなったなあ。

そして、アンケートに答えると、コーヒー牛乳がもらえるのでした。私は甘い飲み物があんまり得意ではありませんが、湯あがりのフルーツ牛乳は別!  湯あがりでもフルーツでもないけど、おいしく感じましたw それと、1010のバックナンバーがいっぱいあったので貰ってきました。

Sento_2銭湯マップをながめる。

改めて、桃園川近辺にすごく多いです。というか、そこ「だけ」なのがむしろ気になって来ました。ほかの川跡、川沿いにはそんなにないような? 廃業なのか、もとから少ないのか?

以前、銭湯の立地条件について文献を探したときに、見つけたけれどもあんまりそのストーリーには納得いっていなかったのです。だけど改めて取り出してみると・・・

・銭湯は集積境界地区や集積途上境界地区、つまり住宅の集積の縁辺部に立地する。

・銭湯は原則的にはあまり格の高い道路(主要幹線道路ということ)には立地しない。

・銭湯の入り口については商業集積のもっとも多い通りに面する傾向がある。

(山本清龍・下村影男・小野良平・熊谷洋一 (2000) 「東京都練馬区を事例とする銭湯の立地特性と空間構成に関する研究」 ランドスケープ研究 63(5), pp735-738.)

最初わたしは、用排水の観点が全く無かったので、もどかしく思いながら読んでいたのです。けれど、もしかしたら、上記の条件のほうが、それ(用排水)より優勢なのかも・・・。今でも銭湯と河川の関係は追及したいですけどね。だってやっぱり多いし!

さて、ランチもしていこうと、以前焼きそば!と言っていたお店のその後を見に行きました。そうしたら、全然違うお店になっていました・・・傷口に塩・・・。気を取り直し、気になっていた「沖縄倉庫」へ。

Souko_2 お店の前のほうでは沖縄の食材が売られていて、後ろのほうにイートインスペースがあります。カウンターで、一人客ばかりで、いい感じ~。

島豆腐ハンバーグのゴーヤ&きのこソース、五穀米、もずくスープ、海ぶどう(昼から海ぶどうって新鮮w)、ゴーヤのコンビーフハッシュ和え、紫芋とかぼちゃのサラダ、黒糖クッキー。

いいの?わたし、こんなにヘルシーなランチ食べちゃって、いいの? って戸惑うくらいにヘルシーでした。おいしかった!

外は、晴れているけど強風でした。そういえば、強風に背中を押されながら歩くのって、好きです。子どものころ、傘さしてそうやって遊んでたなあ。

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神田川サイボーグ地点を歩く

Kanda 「サイボーグ」はtokyoriverさんの表現を拝借してしまいました。そのやり取り以来、神田川のサイボーグ地点、巡ってみたいなあ、と、もや~んと思っていたところ、期せずしてそういう機会がありました。

九段下→飯田橋、と用事で移動してきたので、高田馬場から新宿区中央図書館へいこう、と思い立ちました。

そうしたら妙正寺川の暗渠部分が歩けるかな、と思って。高田馬場で降り、さかえ通りを通って神田川を渡ります。ゆうぐれの神田川。

学生時代、馬場にはまぁまぁ来ていたと思います。いちばん好きな場所は、なんといっても山手卓球!!あのすんばらしいレトロ感。すんばらしいよー。卓球だってテニスみたいなもんですからね、あすこで、完全に本気出して卓球やってました。スリッパ履きなんだけど、本気出すときは裸足になるのです!

Bunsui

この下が妙正寺川?と思いながら、でっかい新目白通りを歩き、左側に出現した車止めに敏感に反応。

すると、車止めどころじゃなくって、そこにまさにサイボーグ地点が!いやーまっくらで見えにくいけど、そうか、高田馬場分水路なんですね、X状になってるんですね、黒い幕みたいなのがダバダバかかってるんですね~!!

そして上を通り過ぎる西武線の電車がみごとコラボ!(”クォーター鉄”改め”ソフト鉄”な私には嬉しい光景。)

(事前知識が薄いまま行ってしまいましたが、落合で処理された水が上の写真の所で流され、高田馬場分水路と妙正寺川は下の写真の所で一緒に暗渠になるんですね。神田川水系といえばのリバーサイドさんが書かれていましたね。落合水再生センターの見学にも早く行きたいっス・・・)

Bunsui2

開渠と暗渠、2本の川、人口の再生水。すごく非日常的、サイボーグ部分の風景。

・・・お気に入りました。ぜったい昼に見に来るぞー。こんなワクワクゾーンの先にある新宿中央図書館も宜しいです。杉並区の資料が全然なかったけど、サイボーグ地点を通れるという、立地の素晴らしさでカヴァーです。

Babamap

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凸凹

Deko 以前、lotus62さんに教えていただいた凸凹地図、書店では見つけられなかったので、取り寄せました。やっと手に入った~~!

すごいすごい、3Dメガネつきww 東京の地形のお勉強を、楽しみながらできる本でした。暗渠が最初の興味の対象でしたが、それを追求するうえで地形が欠かせないということが、ようやく体感されてきましたよw 自然な地形を鑑賞するのもいいけれど、御茶ノ水を通る神田川の、ムリヤリ感もなかなかいいですね。今後御茶ノ水を通過するときの、見る目が変わりそうです。

しかし、3Dメガネがまだ使いこなせない・・・。目が悪いからなのでしょうか(近視遠視乱視、ぜんぶあってしかもガチャ目w)・・・。高層ビルが浮き上がってるのはわかるようになったんですが、あとはまだよくわからず。ですので主に後半部の、3Dメガネが要らない地図を楽しんでいます。活動圏がけっこうあって、楽しい~~。杉並がもっとあったらいいのにな~w

Saketuma それと関係ないですけど、昨日中野ブロードウェイをうろついていたら、久しぶりに「酒とつまみ」の新刊が出ていました@タコシェ。新刊出ないかな、と日ごろから見ているのですけど、なかなか出ないのであきらめた途端に出ました・・・まあ世の中そういうもんですよね。

”研究レポート”が結構好きなんですが、今回は”甲類焼酎を乙に飲んでみた”とかいって、甲類焼酎に米やサツマイモをぶっこんで飲んでいました・・・なんてアホなんだ・・・wそこが好きw

泉麻人が中央線を”安・汚・変”と評していましたが、私は中央線のまさにそこが良いと思っていて、ブロードウェイはその典型のひとつでもあります。けれど大抵は、用のある1階~3階の往復のみなんですが、この日は久しぶりに他も徘徊しました。すると、以前はなかったミリタリー・ショップができていたりして、思わず興奮!ノリで手榴弾を買いそうになってしまいましたよ・・・。

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暗渠さんぽのおとも~音楽編~

Music 私の必携メインテキストは、このいっぱい書き込みがしてあって今やしわしわの、ふつうの地図です。これと携帯(カメラ機能)さえ持っていれば、どこまでだって、暗渠さんぽにいける(はず)。

写真のipodくんは、いつも携帯しているわけではありませんが、今日は音楽の話。ほんとは緑色がとても好きなんですが、ipodの緑はあまり好きな質感ではなかったので、黒です。

私は「いっぺんに、ひとつ」しか集中できないという、ちょっと泣ける脳みそを持っていて、歩きながら飲み物を飲むことができないし(立ち止まらないと)、何かを書きながら会話をすることもできません(書く手を止めないと)。だから、音楽を聴きながら行動するとなにか間違えてしまいそうな気がするので、普段は街の物音も入るよう、音を小さめにして、BGMのように聴いています。

暗渠さんぽの場合、些細なことでも気づけたらいいな、と思っているので、そのBGM的なものも、ナシにしていることが多いです。 今はね。きっと2サイクル目には聴くかもしれない。

だから今はさんぽのおとも、とはいえないかもしれないけど・・・、私にとってとても”川らしい”音楽があって、それを聴くといつも、水面がきらきらと光り輝くような、緑でいっぱいの小さな土手の合間をさらさらと流れるような、小川を思い浮かべます。

subtleというひとたちの、 Spring Sponsor という曲。映画ピンポンのサントラ(もしかしたらペコが川沿いを自転車に乗ってるシーンで使われてたかも←おぼろげですが)でした。あたたかで、鮮やかで、小川のイメージとともに何回も何回もリピートして聞いてしまいます。

こういうイメージの曲をいっぱい入れておいて、暗渠のおともにするのもいいかな、といま思案中です。なので、「川、のイメージにとても近い曲」もしくは「川歩きをしているときに、とても合う曲」、もし、これを読まれた方で、そういう音楽を知ってらっしゃる方がいたら、ぜひ教えてください。私は音楽に関しては雑食なので、けっこうなんでも聴きますので~。

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小沢川水源から東高円寺まで歩く②

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ポリンキー地帯のつづきからです。

ちらっと左手を見ると、クリーニング屋さん。はて、クリーニング屋さんなんてここいらにあったっけ?あれー。今自分はどこにいるんだったっけ。昭和○○年とかに飛んできてたりして。という感覚。を、引き起こさせるような空気。

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高南中学校のグラウンド脇に入ります。

川(跡)べりに、植木が並べてあったり、傘が干してあったり、子どもの声が聞こえてきたり、ちょっと生活感が増します。誰もここを、通りはしないんだけど。人は居ないんだけど、人が居る空気が在る。

いいなぁこういうのも。ほこほこ。

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足元を見れば、等間隔に謎の盛り上がり。なんかタケノコっぽい。

植物が埋まってるのでしょうか・・・??

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それからこんな謎の赤茶けた鉄の棒も。

暗渠サインとは関係ない気がするんだけど・・・しかしなんだろうこれ。

ここらへんの壁の感じと暗渠のバランスもなんか好きです。

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そうしてグラウンド脇の道が終わります。そろそろ左に曲がって、東高円寺駅に行きます。

このあたり、銭湯があったり、車止めがあったり、谷っぽいとこがあったり、怪しい道がいくつもあって、これからそれらを検証して、統合して、”脳内小沢川”にしていくんだと思うと・・・すごいなあ、冒険だ。タモリ最高!

つづきは、いくつかの旧・湧水地点をさわりながら中野富士見町のほうに向かっていくのですが、その前に。

Ozayoru

防犯ブザーをゲットンいたしましたので、調子に乗って夜に再訪。

ちょっと怪しいよな、って道を巡ってみます。カーブしてて、横に支流めいた蓋暗渠があったりして、やっぱり!でも、写真に撮ってもまっくろになるばかり!昼にまたきて、支流特集もしなきゃ~わくわく

Kanban 

そして、更に調子に乗って、グラウンド脇を通ろうと思ったら、夜はにわかに怖そうな、人の通らぬ場所になっていました。ので、自重して人が居る道をとおり、支流を探しながら歩きます。

真盛寺の立て札の近くまで行って来ました。tokyoriverさん、こんな感じですよ~。この立て札、けっこうちゃんとしてるから、いつか撤去される日が来るのかどうか・・・そんな気にもなっちゃいました。なんか「防犯上」のとこ、上書きされてるっぽいですね。

Ikeで、あとは環七沿いを戻ろう、、、と、なんとなく梅里公園を通り過ぎたら、おー!今まで気づかなかったけど、ここの下って調節池なんですね!! (ちなみに私、これが初調節池です。)

それから消防庁の取水施設もあって、防火用水槽があって、防災用倉庫があって・・・なにここの地下、パラダイスじゃん!!!!!かなり萌えツボ突いてきてます!

この道だってかなり通ったことあるのに・・・気づかぬとはなんというポンコツぶり。いや、わかって嬉しいです。今後かなりワクワクしながら通れます。いやぁ、気まぐれな再訪でしたが来てよかったでありんす。以下、①②の行程です。

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小沢川水源から東高円寺まで歩く①

真盛寺のまん前には環七が走っており、その向かいから小沢川暗渠ははじまります。今日は、ここから。もうちょっとだけ歩いて、妙法寺まで行くと、向かいになかなかよいおでん屋さんがあります。おでんダネを売っているお店なのですが、皿に乗っけてもらって軒先で食べることもできます。冬に、ふーふー言って食べるのがとってもしあわせ~。やっぱ大根かな!

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のっけから、なかなかゴージャスです。

もう絶対暗渠じゃん、みたいなこのガチャガチャw

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階段おりて・・・、なぜか工事の残骸?っぽくなってて、先を見渡すと・・・・うっ・・・ここ、すごくスキな予感がする・・・!

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うう。この狭さ。古さ。さびれ。緑。適度なそっぽ向き+ほっとかれ感。でも生活感がなくもない。

やばい・・・絶妙に私のツボな気がする!胸が高鳴ってくる!小沢川、最初の数歩でだいぶ心を奪われてしまいましたよ。

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この鉄条網加減もいい。うわー、いいよう。

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まだ暗渠に入ってちょっとしか歩いてないのに、もうここは私の癒し(興奮?w)スポット認定です。

大学院時代、割と厳しいゼミに入っていて、傷ついた時に私はよく高円寺の庚申通りのペットショップに行き、猫を見たりリスザルを触ったりして自分を癒していました。ところがそのペットショップは無くなってしまい・・・。暗渠はもしかしたら、そのような”癒し場所”にもなってくれるかも?などと、ふと。

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こんな古い石垣に、瓦が積んである。きゅんきゅん。

Oza19 ちなみにもっと南側の和田帝釈天通りに、まん月というお蕎麦やさんがあります。お蕎麦はおいしいし、それから酒へのコミットが半端ない。数多く、珍しいものまで揃えるタイプの店なんですが、アルコール全般への愛を感じるというか。熱のこもった説明文を読むとお店から日本酒、焼酎への深い愛情を感じ、そして今日は酒抜きよと思っていてもついつい焼き味噌&お酒→蕎麦をたぐってしまう、という雰囲気のお店。ただし立地のためか、夜でもちっさい子どもがワーワー騒いでいたりで、近所の蕎麦やさん的風情も併せ持った変わったお店です。 はっ 別なことで盛り上がってしまった。話を戻そう。

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ちょこっとのぞく、空もきれい。

なんだか昭和の香りがします。

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なにやらいっぱいあります。

あの、四角い蓋、ポリンキーに見えます。サッポロポテトバーベキューあじ、って最初思ったんだけどやっぱポリンキーかな。ま、どっちも可。以降何度かこれが出てくるたび、(ポリンキーだ・・・うまそう。)と思いながら歩くことになります。

この界隈、わりと歩いていたはずだったのに、小沢くんの素晴らしさ、私は全然わかっていなかった!いろんな気持ちで盛り上がりながら、続編へ続きます。

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