紅葉川、の、さんぽ準備
さんぽ準備、っていうのもヘンな話ですけどねえ。策の池のあと、もうすこし歩きました。紅葉川跡へと。策の池と紅葉川のかかわりについては、tokyoriverさんがちょうど書いてくださっています。私も後日遺構などを見つけて、つなげて書けたらいいな~。
ここは杉並区ではないですが、紅葉川は私の仕事場(私は本務先1つ、非常勤2つという働き方をしていて、ここは非常勤先を指します)の目の前を通っていたようなので、縁を感じる川のひとつです。紅葉川のことは知ったばかりだったのでデータがほとんどなく、なかでも水源(含支流)の情報が皆無でした。そこで、まずは彷徨ってみて、なんかつかんでおこー!みたいなノリで向かいました。紅葉川・・・四ツ谷の語源を”四つの谷”とする説をとる場合に、そのひとつにあたる川のようです。
まずは防衛省の鉄塔をうっとりと見つめながら津の守坂通りをくだり、靖国通りの一本前を左折します。
曙橋だ・・・
曙”橋”だ・・・この、川との縁の発見にはあいかわらず、感動してしまいます。
曙橋は、紅葉川にかかっていたんだ。なんかすごいなあ。
そのまま進むと、こんなふうに道がくにっと曲がったりしていて、川っぽいなぁ~と思えます。
今回の辿り方、ほんとは本意じゃありません。前述したように、私は川を辿るなら水源から行きたいと思ってしまうので(たいがいのことは適当なんですが、たぶん凄く好きなことに関してはこうなります)、今回は遡る感じだし、途中から始まるので、ちょっとムズムズ。
靖国通りと併走するような道を、そのまますすんでいたら、靖国通りに出ました。
ふふふ・・・ここらへん、3年ほど前に別な用事で迷いに迷って、泣く寸前まで行ったんだよな~・・・w
ちょっと戻って、曙橋の駅前に寄りました。曙橋は私には縁のない地なんですが、食べ物やさんにつられて、何度か来たことがあります。
「茶座」という和カフェに、”カスタマイズあんみつ”という語感にえらく惹かれて来ました。
それから、「満」というパン屋さんに、”ひじきパン”という響きにえらく惹かれて来ました。
このときも、満でカレーパンやクリームパンなどを買っていきました。お店の雰囲気が和食屋さんみたいな、すてきなすてきなパン屋さんです。
この曙橋通りは、紅葉川にそそぐ支流があったようなので、来たのです。
この、駅前にある、靖国通りと併走するような、だけどちょっとカーブしている、一見意味のない道も、その”意味のなさ”がなんだかあやしい。
ちなみにそういう意味のなさそうな道のかずかずにずいぶんと惑わせられて、上記のお店に来たくって訪れたときも、ずいぶんと道に迷わせられたものです。
駅前のこんな、ビルのはざまに、なぜにこんな、ブランコがあるのか。誰がこぐのか。 携帯をいじくる若者が座ってるのみです。
もうほんとにこういう「あれ?」が、以前きたときには気にも留めなかったことが、うれしいです。
うん、ここらへんは怪しい。あとで調べよう~~っと。
もうちょっと上っていくと、こんなふうに曲がっていたり、とってつけたようなちいさな”児童遊園”があったりして、うんうん、あやしいあやしい。
ただ、問題は水源です。いまの時点ではぜんぜんデータがない。このままただ上るんじゃなくて、余丁町というあたりにあるっぽいんですが・・・
余丁町と河田町(←名前がもうね)のあたりを彷徨って、水源のヒントがすこしでもあればいいのにと思いながら彷徨って、だけどよくわからなくって、暗い住宅街がいいかげん怖くなってきたので、通りに出ようと思ったら、よくわからない地点に出ました。
そこは余丁町通りというところで、そこには通りと交差する直線の道路の脇に、こんなカーブの道路が意味なくついてました。嗚呼、ここもまた違和感。
靖国通りに戻っていって、紅葉川の本流らしきところをあるきました。
井草川のときに、やたら上から降りてくる、民家の階段について気にしていましたが、この紅葉川のほとりにはもっともっと、そういう階段がありました。昼間に行って、激写しようと思います。
大木戸坂、というあたりにきて、坂を上ります。
ここらへんにも支流か本流かの水源があるようなのですが、うーん、よくわかんない。だいたい、この道でよいのかもよくわかんない・・・
なんか警告文のある道が横に出現して、車止めなのか?と思ってついつい入っていきます。
が、よくわからない細道なだけだったので、また出てきて、すこしいくと、おー、銭湯!
わぁ、銭湯があるとなんだか安心してしまいます。むーん、入りたい・・・
ともかく新宿通りに出ました。
さいきん話題の、Sミュージック社のビル(旧ビルなのかな?)の隣にある、decaというカフェでギネスを一杯。
いろいろと調べたいことがたまってきました。これから調べたり、思いを醸成したりしようと思います。だから、紅葉川さんぽについては、またいつか。
新宿つながりでひとつ。
今日は新宿がずいぶんと良いことになってました!ぜんぜん知らないで通ったらとってもお祭りな感じになっていたので、おもわずふらりと座ってしまい、ビール、焼き鳥、マックのポテト、インドカレー、ビール・・・オープンエア! ってな感じで楽しんでしまいました。
| 固定リンク
「1-9 さんぽ:その他の暗渠」カテゴリの記事
- 日本経済新聞の暗渠記事に取材協力しました(2020.12.31)
- ライフルホームズ、暗渠記事に協力しました(2020.12.04)
- 「暗渠」で味わう街歩きの進化形 記事の先にある細かい話(2020.09.28)
- 滝の川 足元を流れていた川のこと 暗渠カフェで暗渠ソング(1)(2020.05.16)
コメント
どうも。馴染み深い場所なので早速の2ndコメントさせていただきます。
Sミュージック、移転しましたのでこちらは旧社屋ということになりますね。
ただ、この四谷四丁目交差点は重要なポイントだと思いますよ。
江戸の西端、大木戸があり、その先は甲州街道の宿場、内藤新宿。
そして玉川上水の終点であり、その余水は現在の外苑西通り沿いに渋谷川へ。
それを辿れば都内有数の心霊スポット、仙寿院墓地下の千駄ヶ谷トンネル。
この交差点では岡田有希子の悲劇。玉川上水をずーっと遡れば太宰治入水心中(これはムリヤリ?)
でも、水のイメージって「死」を想起させるってことも重要だと思っています。
僕にとって廃墟に魅かれるのと同様、「メメント・モリ」なのであります。
新宿のお祭りですが、19~20日は新宿十二社熊野神社の例大祭でありました。
投稿: えいはち | 2009年9月21日 (月) 04時11分
おおお~、ここらへんもえいはちさんのホームでありましたか。すごい、すごい、情報がいっぱいですね!川のルートを最後外れたかと思っていたあの四丁目交差点、まだ水のものがたりは近くにあったんですね。
岡田有希子の悲劇っていうのは知らなかったので、ぐぐってみました。・・・ひぃぃー、あの場所でそんなことが(後追いも!?)。。いずれにせよ、あの界隈への見方が深まった気がします。
「死」か・・・もしかすると、私が暗渠を好きな理由として、「地下にある=無限に広がらないので安心できる」を挙げているのは、もしかすると海、大きな滝や湖のような、死につながるようなイメージを避けようとしているのかもしれません。怖がりなのでw えいはちさんはメメントモリを大事にされているのですねぇ。
なんか、色々と考えるヒントをいただけた気がします。ありがとうございます!!
あのお祭りは、十二社のものだったのですか。東口までワイワイしていましたね~。私も十二分にあやかってしまいました。ごちそうさまですw
投稿: nama | 2009年9月21日 (月) 08時12分