井草川水源から上井草まで歩く②
井草川暗渠さんぽ、”雨に泣き濡れて編”に入ります。
ここは前回あれこれ言っていた「西山家周辺の高台」から下を見ているところで、後方が工業高校の敷地になります。
この先にも流路があるらしいのですが、雨が強くなってきたので、とりあえずカメラをしまいます。
で、そこを下って左側にちゃぁんと杉並名物、金太郎車止めを見つけたのですが、とりあえず、支流の果てまで行くことにします。
右の写真の車止めのところで、流路を見失いました。
ええと、言い訳をしますと、この日の天気予報はくもりのち雨だったんです。午前中の降水確率は30とかそんなもんだった気がします。
降水”確率”っていうけれど、30だとなんとなく”小雨しか降らない”という気がするもんで、そして午前中で帰るつもりだったんで、→傘は持っていかない、という選択になるわけです。
つづき。さきほどの車止めから戻っていくルートです。時間的には巻き戻す形になるので、地面の濡れ具合がだんだん減っていくという変な絵ですが、お許しください。
そしてもうひとつ言い訳の補足。なぜそんな微妙な予報なのに、丸腰で私は来たのか?
これは山形県人スピリッツと関係します。雪国の人は、雪の時には傘をさしません。だって必要ないから(雪は払えば落ちますから)。私はそれと同じ感じで、多少の雨には傘をさしません。
以前、「山形県民がもっとも傘を無駄に買わない、それは天気予報をこまめに見ているからだ」というニュースがあって、私はたいそう不服でした。私は天気予報云々じゃなくて、雨が降っても傘をささないから、無駄に買わないんだよ~! 注:ちなみに、これが山形県人スピリッツなのかどうかはわかりません、個人の意見ですw
と、いうわけでですね、これは「あえての」傘無しさんぽなのです。
はい、支流の上をどんどん戻ります。
蓋暗渠になっている地点はここだけだったかな。橋の遺構があるようなんですが、ゴミ捨て場になっちゃっていますwああ、なんだか勿体ない・・・。
どんどん戻ります。道路をはさんで、階段があります。
そういえば、果ての地点の先は住宅だったのでそれ以上進みませんでしたが、のちほど地図で確認したら(地図が濡れちゃうのでリアルタイム確認ができませんでした、まぁすでにシワシワなんだけどw)、そのもうちょっと先に緑地があったので、もしかしたら先があったかもしれない・・・。
で、始点がここです。
ここをまっすぐ伸ばすと、その先には井草川緑道があるのです。実際には、かくかく曲がっているようなのですが、痕跡があまりなくてわかりづらいです。
上の金太郎さんから振り向いたところ。ふつうの車道です。
この写真の奥に見えるのが、農芸高の敷地です。いっぱい植物が植えられています。
その農芸高の敷地の横に、また金太郎さんがいます。
もはやデジカメをしまうことすら面倒くさくなって、普通に持って撮り出しましたw 雨がたまにやんでくれるのが救い。
1ブロックの角をちょっとだけかすめるようなごく短い通路でしたが、 そこを抜けるとこうなって、
農芸高の農場って書いてあるけれど、校舎らしきものがある横を通る暗渠になります。しかしここらへん、学校オンパレードですね。工業高校、農芸高校、三谷小学校、井草中学校。
そして公園に出ます。
ここは三谷公園、井草川緑道の始点になっているところです。三谷公園はさきほどの工業高校の真向かいにあります。
左手前にフェンスが見えますが、ここはなんと馬術場。馬に乗ってる若者(たぶん農芸高の生徒?)がいました。うわー、かっこええ~~。
で、緑道がはじまったので沿って歩きます。
少し進むと右側に支流発見!
入り口は住宅がならんでいましたが、奥の角をかくっと曲がると、
さきほどの馬術場の脇に出ました~。へぇ~。
なんかちょっぴり田舎っぽい感じがして、好きかも。この支流。
そしてこの支流の先にはこのような、とってつけたような公園がありました。
もしかして湧水でもあったのかいな?と、後から湧水ポイントをチェックしましたが、そうでもないみたいでした。
道灌橋を渡ります。
すぐ左手に切られてしまった古木がありました。
きっと井草川を長く見守ってきたのだろうな~。
三谷小の少し手前に、このようなちょっとこじゃれたベンチがあります。
もう少し先にもう一回このような場所が出てくるんですが、渋い顔して小説でもめくりたくなるようなベンチですね。
うぇー、「山形人たるもの」とか言ってらんないほどの、パンチのある降りになってきてしまいました。丸腰の限界か・・・
うーん、しかしよく私、風邪引かないな。私は滅多に風邪を引きません。うつりにくいし、インフルエンザすらそうです。このときも、そうとうびしょ濡れでしたけど、家に帰ったらぴんぴんしていました・・・。
やっぱり中断することにしました。だって、視界が悪いし、いちいち木で雨宿りしながら小降りにならないか伺うのってそれだけでもう楽しくない~~。傘&レインブーツで来てれば別です(ちょっと楽しい)けど、傘も視界が悪くなるしな~。
もう帰る!と思って上井草駅に向かう途中、緑道の左手に謎の階段と植物でふさがれた小道が。なんだろな~?いやいや、もう帰る!つづきはまた後日にします。
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コメント
いやあ、namaさんの観察力、文章力には脱帽です。
私も井草川を記事にしていますが、三谷公園まで十行程度で終わっていますから・・・。(実際、支流跡なんて目もくれず、ひたすら下流を目指しちゃったんですが)
この後の井草川緑道の観察記も期待しています。
投稿: リバーサイド | 2009年9月14日 (月) 21時20分
ありがとうございます。
いえいえ、私の文章はあんまり意味がないというか、暗渠と全然関係ない傘ささない談義を繰り広げちゃいましたけど・・・。
私は歩いている時、好奇心でキョロキョロしている感じなのですが、リバーサイドさんの歩き方は自然や景色を味わいながら、気持ちよく爽やかに歩かれているような印象があって、すごく素敵だなーと思いますよ~!
投稿: nama | 2009年9月15日 (火) 12時38分
井草川水源から上井草駅南の瀬戸原橋を三谷小学校に遊びのテリトリーとしていました。東京オリンピック前に宅地化が進むまでは水田の畦道を通り中学に通ったりしました。現在は西東京市に住んでおり田無の郷土史などをかじっております。なにか井草川について私の記憶がお役にたてれば嬉しいです。宜しくお願いします。
投稿: 松崎博 | 2021年4月30日 (金) 08時38分
長らくこちらを覗いておらず、遅すぎる返信で大変申し訳ありません。
井草川の記憶について、どんなことでもお伺いしたいです。
投稿: nama | 2022年2月16日 (水) 11時08分