引込線跡さんぽ①
所沢ビエンナーレ、「引込線」。これにちょっと惹かれていました。妻有は遠いからなかなか行く気にならないけど、所沢だったら親近感・・・
いえ、というよりかはその「引込線」というタイトルに。所沢の、”西武鉄道”の”廃工場”が開催場所だということに。もう使われていない”引込線”がドンとあるそのポスターに。私は惹かれたんだと思います。 とっても素朴に。
けれど私はあんまり現代アートとかよくわからないんです、たぶん。それから、所沢って案外遠いし。それと、開催が9月23日までで、もう行けるチャンスがなくなってしまい、結局行かれないまま終わってしまいそうです。 帰りに西武の試合を見る手もあるけれど、西武ドームでビール飲んだらそれはそれは素敵なビアガーデンだけど、いくらなんでも野球おひとりさまは、まだやったことがない・・・
というわけで、今日だって間に合わなかったので所沢には行かず、だけれども、中央線沿いにある”引込線跡さんぽ”ってどんな感じだろ?とすごく興味を持ったのでした。そこで、またまた暗渠から離れますがw今回はソレにします。
あまり時間もなかったので、距離の短いものをと、武蔵境駅から境浄水場へと伸びていた引込線跡を辿ることにしました。
武蔵境駅の北口から出て、駅から見て右方向にまっすぐ歩きます。
この交差点、ゆるりとカーブしているので一度だまされて左折してしまいましたが、ここはまだ高架に沿って直進です。
道が狭くなって、右手に工事中みたいな壁がつづきます。
ここの中には、まだその引込線の線路が残っているかもしれないということなのですが・・・、見られるはずもなく。
暗渠さんぽだってまだ1ヶ月ちょいでわからないことばかりだっていうのに、鉄道関連のことなんて何もわからないも同然。いったい何が手がかりになるんだろう?
こういうのって手がかりになるのかな?うーん、ぜんぜんわかんないですw。 だれかテツヲタも兼ねている人が居たら、教えてくださいw
ともかく道に沿って歩くのみ。上の写真のように、道が左にカーブしはじめました。あ、ちなみに何を浄水場まで運んでいたかというと、多摩川の砂利(沈殿ろ過のための)だそうです。
水路(←うれしい)を渡ります。線路用の橋にしては狭いから、ここまではまだ線路じゃなかったのかなあ。だとしたら、もうちょっと右側が引込線跡ということになります。
すごいいきおいで日が暮れていきます。
さて、ここから遊歩道に入ります。これがばっちり引込線跡で、浄水場の前までずっとつづきます。何枚か写真を撮りましたが、暗すぎてどれも同じw
両側を住宅に囲まれた、静かで落ち着いた遊歩道でした。単線のわりに結構幅もありました。のんび~り、ここを砂利を載せたトロッコみたいなのが走っていたんでしょうか。
・・・もはや、遺構などを確かめられる明るさではありません。ウェブで調べたところでは、それほど遺構もないようなんですが。
そして玉川上水に突き当たります。く、くらい・・・w
たぶん後日書きますが、玉川上水、大好きなんです。ここは大橋という橋みたいです。線路が渡る用の橋がきっとあったはずなんですが、今はないし、その名残もありません(たぶん)。
そして橋を渡ったところにど~んと浄水場があります。写真撮ったけど、まっくろでしたw
とりあえず、引込線さんぽをしてみて・・・、私は暗渠のほうが好き、ということがわかりました。共通項であるはずの、「今はないが、昔はそこにたしかにあった」という魅力はあるんです。あるんですけど、名残が見えにくいからなのか、私が鉄道を知らなさすぎだからなのか。 あと暗すぎたんでしょうね。
そんなこんなで、今回の行程で、テンションマックスだった場所は、ここ。
途中にあった水路~w
水は流れてないようだったんですが、「むおおお絶景なり!!」と、嬉しくなっちゃいました。
この水路、ここの少し北から突然始まって、上連雀までカクカクしながら続くみたいです(最後も突然終わる)。資料をぜんぜん持っていないエリアなので、この水路について私はまったく何もわからないまま出会い、別れたわけですが・・・
と~っても気に入っちゃいました。もう一枚反対側~。やっぱり川が好き!!
で、別な駅に移動して、某ダイナーにて、マッシュルーム&ガーリックのハンバーガーと、コロナビール。
あ、そうだ。「①」としているのは、もちろん他にも狙っている引込線があるからです。境浄水場への引込線のすぐ東側に、もう一本あるのです。これが、私にとってはよりワクワク要素が強い引込線なので、こちらもそのうち行ってみようと思います。
本日の行程。帰り道はちょっと怖かったです。夜さんぽは自重しようって思ったばかりだったのに、日の短さをなめてました。反省反省。
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コメント
廃線跡も楽しいのですが、数が少ないのが難点です。(鉄道ファンのなかにも全国の廃線跡を追いかけている方もいるようです)
途中の水路は仙川です。小金井市から世田谷区までながれている野川の支流ですが、三鷹より上流は殆ど水が
流れておらず、限りなく暗渠に近い状態です。(拙ブログで追いかけていますのでご覧ください)
投稿: リバーサイド | 2009年9月20日 (日) 08時35分
コメントありがとうございます。地図をもっと引いてみたところ、上連雀で消えたあと、たしかにもっとつながっていました。なるほど~。
リバーサイドさんのブログの該当箇所も、見にいきました。ばっちり、この地点も通過されていましたね!引込線②のさんぽをするにあたり、仙川もちらちら寄ろうかな~。かなり参考になりました!ありがとうございました!
投稿: nama | 2009年9月20日 (日) 10時29分