阿佐ヶ谷から高円寺まで歩く①
ちょっと時間を変えて、休日、朝の7時に阿佐ヶ谷駅に降り立ってみました。こんどは、デジカメを片手に、カフェアメリカーノ(アイス)のグランデをもう片方の手に。(しかし、のちのちこれが片手をふさぐことに気づく・・・。)
中杉通りから再開です。テキスト(神田川~)では微妙に、反対側の位置がわかりません。このテキスト、手書きの地図なので時折ズレがあります。ただでさえ私は地図が読めないのに。
しかしありがたいことに、入り口らしきところに「桃園川探検隊」なる張り紙がありました!
ここにあるからここが入り口、と推測できたというだけで、確証は無く、残念ながら近づきにくい(位置的に)ので読めなかったんですけどね。
この手づくり感がすてきです。
ありがとうございます、探検隊さま。
ここからしばらくは、ただのアスファルトの道。
ここで良いのだろう、良いのだろう、、、と、不安を打ち消しながらも、あるく、あるく。
いびつに曲がり、広さもまちまちな、ただのアスファルトのその道は、おそらく桃園川の流れなのだろう、と思わせてくれます。
さて、割と大きなカーブに差し掛かると、細い支流らしき、”フタアンキョ”が、ちょっと遠くに見えました。(写真の奥、すきまのちいさいところ)
川だったイメージがわき、ここでいっきに安堵しました。
そして喜び勇んで突入します。
両壁が高く、くらいので、突入という気分です。
ところが、 入っていくと、どんどん暗くなり、入り口で感じたあのワクワクをみごとに打ち消してくれる、なかなか妙な雰囲気へと変わっていきます。
うう・・・、く、くらい、くさい、湿ってる、こわい・・・!(3K1S!)
何かがドヨン、と滞っている感じの場所でした。なんだかここは、地元の人たちも誰も通らないような気がしました。
子どものとき、遊園地で「迷路」とかやりましたが、あれのどぶくさい版といった感じです。
果てには、てづくりの行き止まりを示すらしき瓦礫が・・・
ますます怖いです。
もう限界を感じたので、引き返します。
朝なのにこの怖さは何?写真も撮りながらいきましたが、怖いものでも写ってそうな感じさえしたので、アップは控えます・・・(しかし怖い怖い言いすぎですね)
蝉の羽化を見られたのが、せめてもの救い。これは、早朝さんぽならではの醍醐味なのでしょうか・・・。
こんな光景久しぶり、というかもしかしたら初めてかもしれないのに(私は本来は朝弱いので)、怖さが勝って超早足w
いそいで逃げ戻り、数歩歩くと、今度は左手にまたもフタアンキョ発見です!
支流祭り!?
今度は、家の入り口と見紛うような位置にありました。規模はさきほどのこわいのと同じ位ながらも、手書きで「ここは卯の木遊歩道です」という案内板があり、ちょっと愛され感がある道です。
一歩入っただけで・・・さっきまでの気分とぜんぜん違います!
ここはいたく気に入りました。
今のところのベストかも?
狭くて細くて、緑がいっぱいで、陽の光がはいりながらも、明るすぎない。家々からは正面玄関というよりも抜け道や庭の延長のように扱われている。
こんなふうに、蓋がすこし浮いているのも、ご愛嬌。
いそいで工事したのでしょうかねえ。
歩いていると、家々の庭はおろか部屋の中まで見えてしまうほど接近するようなところもあって、もしくつろいでいる住人が居たりしたならば、「ちょっと、すみませんねぇ~~」と言いたくなるほどです(居なくて良かった)。
たまぁ~に、くもの巣・蜂に遭遇することを除けば、ぜんたいに好みな感じです。
こんなエキサイティングなところもあります。緑、生い茂りすぎww
ここではモンシロチョウに追いかけられました。
なにこのほっこり感・・・。
この風景、蓋のところを小川に置き換えて想像してみると、なんだかとってもしっくりくるような気がします。
良い気分で歩いていくと、中杉通りに戻ってしまいました。
始点はここみたいです。最初に中杉通りから入った路地から、2つほど降りた交差点から入って、すぐのところです。
こうやって支流を全て辿ってしまうと、もしかしたらえらいことになるかもしれない。そんな予感がして、とりあえず今日のところは、メインルートに徹しよう、と決めました。
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