高円寺から中野まで歩く②
静かな住宅街を進みます。
景色がちょっと単調かも・・・。
すぐ右側に八百屋さんが出現します。
ここは昼~深夜に開店しているお店で、焼き芋を売っているので、秋~冬のさんぽにはなかなか良いおともになると思います。
突然、緑道の雰囲気が変わります。
中野区に入ったからでしょう。中野区の桃園川緑道は、赤茶色のレンガベースで、ちょっとカクカクしています。
杉並区にあったような、支流サインはありません、オブジェもとくには無し。
中野から杉並を振り返ったところ。食べていたお蕎麦がいきなりラーメンに変わったような心境です。
車止めもぜんぜん違います。中野は色がポップだったり、形がふしぎだったりします。
そして、少し歩き出してから、感じたこととしては・・・支流サインまである至れり尽くせりもありがたいし安心感があるのだけれど、自然と受身になってしまう。
ところが、 サインも何も無い状況になると、いやでも自分でアンテナを張らねばならず、気持ちがきりっとするのです。当たり前のことでしょうけど、その切り替わりを、この区境において、期せずして味わうことが出来ました。
そして、思い返せば、阿佐ヶ谷の放置プレイゾーン(緑道の直前です)では、私はあんなに生き生きしていたじゃないか・・・私はやっぱり「自分で探す」ほうが好きなのだな。
とかなんとか、考えながら歩きました。
竹橋の橋跡。ロケットみたい・・・
さあ、ここから、中野区間ではとくに盛り上がってくる場所に差し掛かります。
宮園橋。むかしの欄干がそのまま残っています。交差しているのは、大久保通り。
この残ってる欄干がたまらないです。。
で、ちょっとカーブを曲がって、
少し進むと、公園橋。
(これは昔の欄干ではないけれど、紫でぐにゃぐにゃした模様で、またふしぎなつくり・・・)
ここの桃園川跡はいきなり深くなっていて、階段を下りると、
こういう感じ(あんまり写真がうまく撮れないんです・・・)。
右手に古い壁、自分の位置はちょっと低めになっていて、ひっそり流れる桃園川の気分になれる、ような気がしてしまいます。
そして上っていくと、今度は中野通りと交差します。
中野通りにかかっていた橋は、桃園橋。
ここもまた、欄干が残されています。はぁぁ、良いです・・・。
そしてふたたび道は平坦になって、病院の前を通ります。病院の前は、植え込み増量中w
この位置から少し行った左側に、桃園文庫というカフェがあります。民家型カフェなので、住宅街の中にいきなりあります。本がいろいろ置いてあり、メニューがヘルシーです。そして看板犬ちゃんが、めっちゃ可愛らしい・・・!
桃園尽くしということで、寄るのもまた一興。
進むと、これまたふしぎな車止め出現。なんなんだろうなあこれ、、、ロボット?富士山?中野の側のデザインはほんと不思議ちゃんです・・・
三味線橋のところだけ、なぜか由来が書かれています。「近くの家でひく三味線の音が聞こえてきたから」だそうです・・。
さて、三味線橋のところで左折すれば中野駅、右折すれば新中野駅にいけます。
右折して歩いていくと、チーズケーキ専門店のshunがあります。ここはチーズケーキしかおいていませんが、その種類がつねにいっぱいあって素敵です。プレーンな焼きチーズケーキなんて、1ピース130円(たしか)で売られていて、手軽でおいしいです。
もうちょっと進んで新中野の近くにいくと、レトロな感じのサンドイッチ屋さんがあります。この日、初の開いてるお店(涙)!焼きそばパン、ハンバーグサンドなどを買い、朝ごはんとしました。
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コメント
今回もとても面白かったです!
>私はやっぱり「自分で探す」ほうが好きなのだな。
これすごくよくわかります。整備された緑道暗渠もいいですが、ある種荒涼とした(?)暗渠を見つけたときはぶるっとくるくらい楽しいですw。
投稿: lotus62 | 2009年8月28日 (金) 08時38分
ありがとうございます~。
ですね~。私もそうみたいです。緑道暗渠は暗渠じゃない道路よりかは萌えるんですが、じゃじゃ馬的暗渠のほうがもっと好きみたいです。。
投稿: nama | 2009年8月28日 (金) 12時36分