阿佐ヶ谷から高円寺まで歩く②
支流祭り地帯から抜け出ると(実は別に抜け出ていないことが後で判明するのですが)、商店街に出ます。
基本的に桃園川の周辺は住宅街が多く、商店街(交差ではなく流路上に)は珍しいです。ただし活気は感じられません、、、開店前の時間帯なので、いったいここが日中どうなのかは、わかりませんが。
角に八百屋さんらしき建物があります。
後でもう一件、川のすぐとなりに八百屋さんがある場所が出てくるのですが、偶然か、はたまた川の近くに八百屋さん、という法則はあるのか?これも長い目で見て検証できたらよいです。
こんな看板が・・・。
なんだか道路の端に追いやられてしまっていて、現在使われてないような気がします。
昼間はどんな様子なんでしょう。ちびっこは、遊んでいるのでしょうか。
さて、またテクテクゆくと、つきあたりに公園が見えてきます。
阿佐ヶ谷けやき公園。この商店街があり車も通る、頑丈なアスファルトの道は、はたして暗渠なのかどうか(やはり地図があっても自信は皆無)、疑わしく思い始めたあたりで出現する、ほっとする空間です。
公園のすぐ隣に、プールがあります。
年季が入っていそうに見えます。なにしろ、このプールは昭和30年代の地図にも載っているので、結構なものだと思います。
プールがあれば河川もしくは側溝のようなものが近くにあるはず(排水のため)、という説をみごとに立証する位置にあります(暗渠はすぐ左の道路)。
そして中央線のガードをくぐります。
すると、どーん!こんな風に、桃園川緑道の入り口が待っていてくれます。蛙が大好きな私としては、うれしくなるオブジェ・・・あれ、杉並区が蛙のDVD出してるのって、これと少し関係あったりするのかな?
花も植えられ、じつにきれいな道です。
花壇の脇から、ぬこ様がお出迎え。あああ、こんなに接近できて(普段はよく逃げられます、興味しんしんだからいけないのでしょうか)・・・・なんて良い朝!良い緑道!!
まもなく、杉並学院高校の前に差し掛かります。ゴルフのあれで有名な高校ですよね。
この日は、テニス部の球音と、テニス部女子の声がこだましてました。
丁度緑道のとなりにあり、亀のオブジェがあります。少し先には、タニシ(だよね多分・・・)のオブジェがあり、タニシって。って思いながら歩きます。
・・・で。さらにこの高校のグラウンドに背を向ける形で、このような案内板があります。
なんと桃園川(付近の分水なども含む)の流路が、支流までも示されています!これには、最初とても嬉しくなりました。阿佐ヶ谷~高円寺のあたり、本当に支流が張り巡らされていて、「桃園川の浅い谷だから阿佐ヶ谷」の名に違わぬ、すばらしい谷っぷりだ!!と感動すら覚えます。
が、果たしてコレ、コンプリートできるのか?(これが全てではないだろうし・・・加瀬氏もコンプリート不可能と書いていた気がする)と、不安もよぎりました。
それでも、最終的には、これで杉並区内だけでもしばらく楽しめるかも、と前向きに考えることにしました。せっかくの良い朝ですし。
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