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私的暗渠さんぽテキスト

Jiten lotus62さんに教えていただいた、「川の地図事典-江戸・東京/23区編-」を入手しました(おすすめ本に貼ってあります)。

今回は、アマゾンのコンビニ受け取りにしてみました。いつもは、楽天ブックスのコンビニ受け取りなのですが、いつもとはレジでの流暢さが違いました。楽天だと、たいがい店員さんがいまだ不慣れで、誰かに聞きに行ったり、私が「サインするんだと思うんですけど」とか手続きをフォローしたりという羽目になります。アマゾンは偉大なんだな。

本は、現代の地図上に区内の河川が網羅され、明治の古地図と対比できる仕組みになっています。もちろん、暗渠や埋め立てられた川も。つい数日前に、紀伊國屋の古地図棚の前でため息をついていた私からすると、素晴らしい内容です。

ただ、間違いが散見される、という指摘があるように、桃園川の始点に疑問が残るし、支流がカットされているという、やや不足に感じる点はあります(さらに個人的な希望としては、古地図の河川表記がボワボワと見難いので拡大図も欲しいし、昭和2、30年代の地図も欲しい)。それでも、単著であれだけ網羅し、更に全ての河川を独力で完璧にしようとしたら、むしろ出版には至らないほど労力が必要なのではないかと思うので、じゅうぶんな仕上がりかと思います。著者さんに敬意を表したいです。

私はこれをサブテキストとし、自分なりにデータを追加・更新していこうと思っています。著者さんはこの本をノートとしてどんどん書き足して欲しいようなんですが、そこは迷うとこ・・・

実は、メインテキスト(&ノート)は用意済みなのです。

Tizuふつうの地図w

これに、昔の河川情報を手書きで書き込んでいって、携帯しようと目論んでいました。

画像は、近所の喫茶店で「さあやるぞ」体勢で撮ったものですが、こうやってるだけで、テンションだだ上がりです!

まず、旧河川情報を青ペンで破線で書き込み、実際に歩いたら、実線に直します。それから、浄水場や銭湯や学校のプールなど、関連施設に赤丸をつけていきます。

まだ神田川水系近辺しかやっていませんが、ほかの地区の分も完成すれば、これを携帯していれば常に暗渠が追えるという寸法。

Tizu2 こんな感じです。

丸をつけていたら、小学校のすぐ側に銭湯がある、という場所がいくつもありました。ただ、手応え的には多かったんですが、実際にカウントしてみると、「小学校&銭湯」の出現率はそんなにも高くないので、まだここでおおっぴらに報告はできません。河川と結びつけて、少し調べてみたいです。

でも、そういう気づきがあるので、この作業はかなり面白いです、というかスキです。このくらい自分の研究ができれば、私はきっと出世できるのでしょうが、趣味でしか発揮できないのがかなり私らしいところ、という気がします。

地図はうまく読めないけど、地図を眺めるのは大好き。そんな私がこのテキストをじょうずに活用できるか分からないけれど、道に迷ったりしながらも、この青い実線が増えていくことが楽しみでなりません。

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コメント

無事に入手されたようで何よりです。テキストのお話も興味深かったです。読んでるだけでこちらもテンション上昇w!

私のテキストといえば、①シティサイクルマップhttp://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/001017000038/ ②凸凹地図http://www.t-map.co.jp/books/dekoboko.htm ③普通の都内ロードマップ(B5版) ④区立の資料館等で入手した各種パンフレット に加えてこの「川の地図」ですね・・・。特に①は小さくて携帯に便利。大抵①と「川の地図」を持って出かけ、家に帰ると②③④を見比べて確認作業をしています。「破線→実線」はまねさせていただこうかなwありがとうございました。

投稿: lotus62 | 2009年8月25日 (火) 12時55分

あ。ごめんなさい!URLペーストしたら何がなんだか判らなくなっちゃいましたね;;;;;。すみませんでした。

投稿: lotus62 | 2009年8月25日 (火) 12時57分

うほー、リンクが怖いことにw
そちらのテキストすごいですね!!書店でため息をついてたのは、「適当な古地図」のほか、「標高がわかりやすい地図」がみつからなかったからなんです。なので凸凹地図はかなり買いたいです。

①はぐぐっても出なかったのですが、シティサイクリングマップル東京、でしょうか。そういえば私、暗渠本探す時に、ヴィレヴァンでサイクリングの雑誌も見てたんですよね・・・でもなんも見つけられなかったんですよね・・・諦めずに探せってことですね。

情報ありがとうございます!!

それと、青ペンと書きましたが、私は結構間違えるので、間違えた時のショックをマイルドにするために、青の蛍光ペンを使っていますw

投稿: nama | 2009年8月25日 (火) 16時39分

こんばんは。私は国土地理院の1万分の1地形図を愛用しています。等高線が標高1〜2mおきに入っているので、かつて川が流れていたであろう谷筋がわかったりと、便利です。これにnamaさんと同じように川跡や暗渠を書き込んだり、歩いたルートを記したりしてます。最近では消すことのできる蛍光ペンもあって、便利ですよ。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/sign_marker/keikou_pen/frixionlight/index.html

投稿: HONDA@tokyoriver | 2009年8月26日 (水) 23時46分

HONDA@tokyoriverさま

こんばんは~。コメントありがとうございます!tokyoriverさんの他所でのコメントで等高線を把握しているぽいものを拝見し、何を参照されているのか、気になっていました。国土地理院ですか~。なんか本屋さんにものすごく行きたくなってきましたよ・・・。

>消せる蛍光ペン
おお!いま思い出しましたが、私、消せるペンに感動して買いだめした覚えがあります(でもずっと使っていない)w
蛍光青ペンもちゃんとあるんですね。いまは間違えたら「×」とかつけてしまってるので、このペンにしようかな。。
情報、ありがとうございました!

投稿: nama | 2009年8月27日 (木) 00時37分

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